2007.12.19
学校ってどうなってるの?38 ~江戸幕府は武士をとことん支配!婚姻制度も?
風流てらこ吉書はじめけいこの図(部分) 歌川豊国(初代)画 公文教育研究会蔵
画像はほぼ日刊イトイ新聞よりお借りしました。
江戸時代において武士の教育と農・工・商の一般民衆の教育内容にはかなりちがいがあったようです。
武士階級は朱子学や儒教。→→→かなり観念的な内容。武士としての規範を身につけたのでしょう。
一般庶民は市場社会の発展に伴い、その中で適応できるように必要なことを寺子屋(=町の「師匠」)から教わった。→→→教科書は多種多様。しかもなんと就業年齢が男子のほうが早くからになうので女子のほうが就学年数は長かったようです。(そういちの平庵さんより)
もう一つ、違っていたのは、婚姻形態です。
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posted by bunchan at : 2007.12.19 | コメント (1件) | トラックバック (0) TweetList
2007.12.18
密室化家庭からの脱出
この度、新しくこのブログに記事を投稿することになりましたSilentsirvice
と言います。密室化する家庭、収束不全の社会。
みんなが抱える不全の根本原因を一緒に追求していきたいと思っています。
これから記事をどんどん投稿していこうと思いますので、宜しくお願いします。
posted by 32799000 at : 2007.12.18 | コメント (3件) | トラックバック (0) TweetList
2007.12.18
学校ってどうなってるの?37 ~武力による統合から観念による統合へ
江戸時代の庶民教育の場である「寺小屋」は、幕末には全国に1万5千以上あったと言われ、その結果、当時の日本人の識字率は江戸で70~80%と、同時期のロンドン(20%)、パリ(10%未満)を遥かに凌ぎ、世界一であったと言われています。
こうした民間の自主的な教育の場である「寺小屋」が拡大した背景には、地域=藩経済の発展による読み書き算盤の必要性の高まりがあると思われますが、別の観点として、武力による統合から、観念武力による統合から、観念による統合への転換があると思われます。
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posted by kota at : 2007.12.18 | コメント (0件) | トラックバック (0) TweetList
2007.12.17
学校ってどうなってるの?36 読み書き、算盤するのは何で?
前稿で、「三貨制度と算盤」について扱いました。また、これまで江戸時代の教育について長きに亘って眺めてもきました。ここで改めて、日本の市場経済の興隆期にあたる江戸時代の教育について俯瞰的にまとめをしてみようと思います。
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posted by saito at : 2007.12.17 | コメント (0件) | トラックバック (0) TweetList
2007.12.16
学校ってどうなってるの?35~江戸期の三貨制度と算盤~
江戸時代の代表的な民間教育機関である寺子屋では、【読み・書き・算盤】を教えていたといわれています。しかし、なぜ、【算盤】だったのでしょうか?
村落共同体という対面共認の中では、算盤という算術は、なくても、日常生活では困らずに生きてゆけるように思うのです。
学校ってどうなってるの?32~江戸の教育制度の背景に市場拡大ありと記載されていますが、 【なぜ、算盤?】を読み解く上で、江戸時代の経済はどんなものだったのか探ってみましょう。
その経済や市場を解き明かすキーワードの一つとして江戸期の貨幣制度である【三貨制度】があげられると思います。
【三貨制度】とは、簡単に言うと、金貨・銀貨・銭貨(銅貨)の三つを幕府統制のもと、市場の交換価値として整えていったということです。市場が活況を呈する江戸期において、物の交換価値を一定にするこの貨幣制度が果たした影響は大きく、江戸後期に多くの寺子屋が成立する中で、その外圧に対応すべく、算盤という学問が、丁稚奉公や生きてゆく上で、必要になったということだろうと思います。
さて、その【三貨制度】の歴史を紐解くいい資料があります。
【江戸期三貨制度の萌芽】西川裕一著
にサイトに、江戸よりも前の平安、鎌倉、室町時代などの貨幣の成り立ちや、その背景がしっかりとまとまっていますので、続きでご紹介します。
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posted by 2310 at : 2007.12.16 | コメント (2件) | トラックバック (0) TweetList
2007.12.15
学校ってどうなってるの?34~市場拡大を担った日本の商人って?
逆説の日本史挿絵より
>徳川幕府が自ら作り出したこの経済(+軍事)圧力こそが、統治権を与えられた藩という地域社会にとっての外圧であり、この締め付けに適応すべく、武士階級から庶民まで地域が一丸となって農業や経済の振興に努めた・・・
日本の中世~近世に至る市場の発達は、欧米のような一部の「金貸し」と国家加担による私権拡大が動因ではなく、国内の社会統合のためのシステムの一翼として作り出されたのではないか?ということです。>学校ってどうなってるの?32~江戸の教育制度の背景に市場拡大あり
たしかに江戸時代の教育制度の背景にはこの否応のない市場拡大の圧力が働いています。
欧米とは違いそもそも日本ではどういう形で商人が生まれたのでしょうか。調べてみました。
まず日本の商人の歴史は古く発祥は供御人(くごにん)神人(じにん、じんにん)と呼ばれた人たちがいます。
①・供御人(くごにん)とは、日本中世において、朝廷に属し天皇・皇族などに山海の特産物などの食料や各種手工芸品などを貢納した集団である。後に、貢納する物品の独占販売権を取得し、座に属する商人と同様の活動を行った。禁裏供御人とも。
古代においては、天皇・朝廷に海水産物を中心とした御食料(穀類以外の副食物)を贄(にえ)として貢ぐ慣習があり、律令制のもとにおいても租庸調などの税とは別に、贄の納付が定められていたと考えられている。・・・・・・・・・・・・・・・・・
更に、保元元年(1156年)の「保元新制」において神人・供御人制が確立したと見られている。
彼らは、貢納物の原料採取・作業・交易をする場を求めて移動・遍歴することを必要としていたため、関銭・津料などの交通税を免除され、自由に諸国を往来できる権利を得ることとなった。また、聖なる存在として国役の免除、給免田の付与なども獲得した。
②・神人(じにん、じんにん)とは、古代から中世の神社において、社家に仕えて神事、社務の補助や雑役に当たった下級神職・寄人である。神人は社頭や祭祀の警備に当たることから武器を携帯しており、平安時代の院政期から室町時代まで、僧兵と並んで乱暴狼藉や強訴が多くあったことが記録に残っている。このような武装集団だけでなく、神社に隷属した芸能者・手工業者・商人なども神人に加えられ、やがて、神人が組織する商工・芸能の座が多く結成されるようになった。
平安時代の末になると、日本でも大量の宋銭が輸入され、都市を中心に貨幣経済が浸透してくる。このような中、富裕な僧侶、神人などが延暦寺などの有力寺社の保護のもと、無担保で高利の貸金業(無尽銭土倉)をはじめ、借上(かしあげ)と呼ばれるようになる。これらの業者が担保として物品を預かるようになり、担保品を保管するために土蔵を建てたことから土倉と呼ばれるようになった。また、逆に社会の不安定さを反映して土倉を持つ商人に貴重な財産や文書などを預けて災害などに備える風潮も発生し、商人は預かった財産を元手に金融業を始める者もいた。こうした商人もまた、土倉のルーツと考えられている。なお、こうした風潮は商人間のみに留まらず、朝廷や幕府から庶民に至るまで広がっていったと考えられており、後の納銭方・公方御倉などに発展していく契機となったと考えられている。
③土倉
土倉(どそう/とくら/つちくら)は、鎌倉時代および室町時代の金融業者。現在の質屋のように物品を質草として担保とし、その質草に相当する金額の金銭を高利で貸与した。
本来は土塗りの壁によって周囲を囲った倉庫を指していた。奈良時代の記録に「土倉」という語も出現している。ただし、堅固な土倉の出現は鎌倉時代後期とする説が有力である。なお、蔵書家として名高い平安時代の左大臣藤原頼長の書庫ですら、板壁の上に石灰や蠣殻を塗って補強したものであったとされ、頼長の性格からしてその当時のもっとも頑丈な倉庫であったと考えられている。
④町衆(まちしゅう/ちょうしゅう)とは、室町時代から戦国時代にかけての、特に土倉などの京都の裕福な商工業者である。応仁の乱後の京都復興においての重要な人物である。自治と団結を進め、文化を作った。主に法華経を信仰する。
平安時代の京童などを継承する概念で近世、江戸時代の町人へと継承される。
古来教育の場として存在していた神社仏閣は、大陸の新技術を背景に富を蓄え、その富を守るために武力を持ち、社仏閣はその経済力と共に一大圧力団体と化していった。ちなみに信長の楽市楽座はこれら商人の特権を剥奪する物で、比叡山の焼き討ちはそういう圧力団体の排除をねらったものであり、単なる宗教団体の弾圧を図ったものではないようです。
⑤江戸時代の商人(両替商)
大名貸しの見返りに両替商は苗字帯刀を許され、町人でありながら武士と同じ待遇を受けられた。
はたからみたらもうけは大きいが、幕府は絶えず大名の配置換えをおこない、些細な不始末を理由に大名を改易(罷免)するものなので、大名家がつぶれると共倒れになる紙一重の危険な商売であった。
両替商の中でも本両替と呼ばれる仲間は、両替よりむしろ、他人のカネを預かり、貸し付けることを本分としていた。いわゆる金貸しである。彼らは商都大坂と江戸との間で現金を輸送する危険をさけるため手形と為替の信用取引で元締めを勤めることを本業としていたので何よりも世間の信用が金看板であった。
幕府の公金の扱いまでを引き受けた彼ら本両替えといわれる仲間は今で言う銀行の役割を担わされてきたのである。
徳川幕府が700万石であったが、明治維新によって失った筆頭両替の加島屋久右ヱ門が失った貸付金は米にして1000万石あった。それほどの富を蓄積していた。幕府はまだ貨幣改鋳という究極の財政再建手段があったが、他の藩にはなかった。
徳川幕府ですら8代吉宗の時代に早くも財政改革の必要に迫られたが、諸藩は恒常的に財政危機状態に置かれていた。
ここに江戸幕府を通じて金貸し(商人)の活躍する背景があった。
江戸幕府の国内の社会統合のためのシステムの一翼とはいえ、彼らは武力社会の抜け道として市場に可能性を感じていたのだと思います。
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posted by tennsi21 at : 2007.12.15 | コメント (0件) | トラックバック (0) TweetList
2007.12.15
家庭は社会ではない
保育園に入って 19年 たつベテラン先生が、子どもたちの成長が「何かおかしい?」と感じて、時代背景や事例をのせているHPを見つけましたので紹介したいと思います。
この園長先生は保育園で、たくさんの子供達に接する中で、入園する時期によって子どもたちの成長が「何かおかしい?」と感じるのに差がある!という事に気がつかれました。 😯
特徴としては、0,1,2才児さんで入園する子たちより3,4才児で入園する子たちの方が多くの問題を抱えているということ。 😯
その原因は、 「家庭での子育」にあるようです。 🙁
そして、保育園のこどもから見て取れる、「何かおかしい?」は子どもの成長だけではなく、密着しすぎている母子関係も指摘されています。 :confused:
キーワードは「価値観や視野の狭さ」
posted by shijimi at : 2007.12.15 | コメント (0件) | トラックバック (0) TweetList
2007.12.08
子供を囲い込める環境こそがガン!!
「モンペ・シリーズ」もそろそろ答えの探索へ。
ここまで、モンスターペアレントの生態や彼らを取り巻く環境を見てきました。
「モンペをどうする?」の答えに迫るために、ここで改めて「密室家庭が生み出したものとは」に掲載された図解を振り返ってみたいと思います。(リンク)
続きはポチットしてからお願いします。
posted by wyama at : 2007.12.08 | コメント (0件) | トラックバック (0) TweetList
2007.12.07
モンペの武器=私の人権=
親が、モンスター化していく背景の一つとして、(個人の)人権思想の影響があるのではないでしょうか?
「人権って大事ですよね!?」と聞かれて、「NO」と言える人がどれだけいるでしょうか?
知らず知らず、人権って大事なものと思わされている。
確かに憲法にも“基本的人権の尊重・・・”と謳われている。
たとえば、“人権”に関する思想教育の一つとして
全国中学生人権作文コンテストなんてものもある。
社会的には、
嫌煙権、女性車両etc
“人権”と言う言葉を盾に権利要求に成り下がってしまっている。しかも一部の声の大きい人の意見が通り、知らない間に法制度化されている。
しかし、普通の人にとって、ことさら声を大にして言わなくても何も困らない。
ここで問題なのは、みんなの人権ではなく、一部の個人の権利を主張しているだけで、全体から見れば、自己主張=自己中=の押し付けでしかない。
なのに、「人権」を盾に言われると何も言えなくなってしまう。すると、さらに一部の人の声が大きくなる。という悪循環を繰り返している。
個人の人権を押し通せば誰かの人権が侵される。そもそも成り立たない権利である。
モンスターペアレント対策として、弁護士を雇い出している学校も見受けられるが、目先の解決でしかない。これでは傍観者のままで課題共認できない=解決の糸口を見失ってしまう。
互いに、どうする?どうしていけばいい?
と話し合える場=共認形成の場=を創っていくことが、「人権」を盾に権利要求する親を封じ込める一つの解決策となるのではないでしょうか?
ポチ・ポチ応援お願いします。
posted by sodan at : 2007.12.07 | コメント (3件) | トラックバック (0) TweetList
2007.12.06
モンペを煽るマスコミって?
「モンスターペアレント」という言葉が広まっていますが、これはマスコミの報道によるところが大きいでしょう。でも、実際のところ彼らの報道からは、客観的なデータが示されているわけではないのに、「こんなに理不尽な親が増えて学校や教師がとっても困ってます」という印象だけが強く与えられますが、何か意図的なものを感じてしまいます。
続きの前にポチクリお願いします!
posted by hiroaki at : 2007.12.06 | コメント (0件) | トラックバック (0) TweetList