生物史を学ぶ意義 |
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2019年11月05日
不登校と病院・医療現場
子供が「学校に行きたくない」と言い出したときに相談したスクールカウンセラーからの最初のアドバイスは、「病院で知能検査を受けてください」でした。
戦慄を覚えます。
http://datsugakkou.com/category22/ 「義務教育からの脱出」さんより引用します。
◆不登校を病気扱いする医療
不登校・登校拒否などが病人扱いされて、医療機関などでの診察を受けるように指示されるケースがとても増えています。
結局、それは病院や医療関係者などが不登校を治療すると言う名目でお金儲けをしたいだけなのです。
「病気ではないことに親が気付くべし」
まず繰り返し述べてきましたが、不登校と言うのは生きている人間の1つの選択です。
そして、それは学校という場所に意味を見出せない人の、自然な反応なのです。
例えばですが、私たちの元にある日新聞の勧誘・購読のセールスが来たとします。
別に興味も無ければ読みたくもないような新聞にもかかわらず、入会しろと言われればどうでしょうか?
そんなことがしばらく続いて20分、30分とセールスまがいの事が続くと考えれば、誰も嫌気がさすのは自然でしょう。
ましてや、それが1ヶ月・1年と延々と続くなど、誰だってかかわりたくないと思うはずです。
時間は誰にとっても有限であり、ましてやどうでもいいことに時間を使わされるというのは人間誰しもいい気がしないのは明白だからです。
しかし、このしつこい勧誘・セールスもどきが繰り返される時期が、殆どの日本人には存在します。
そう、義務教育期間です。
大して価値を感じられないようなことでも、明らかに無目的なことであっても、学校に行き続けてやりなさいといわれるのです。
勉強が出来ない人間になるから基礎学力をつけることが大切だなどと言いつつも、実生活に役立つことなど殆ど教えられない学校教育を、受けるのが当たり前になっているのです。
そんなことが9年間(実質は12年前後)も続くわけですから、これに異を唱える人がいても私はおかしいとは思いません。
独学で読み書き・計算を身に付けることが出来れば、別に学校など行かなくても何の問題も無いはずなのです。
事実、私の知人にホームエデュケーションやフリースクールなどで学校など全く行かなかったという人で、独学で読み書き計算を覚えた人も存在します。
それこそ、小学3年生の年齢で小学校6年間の算数の内容を理解してしまったという人もいるくらいです。
学校の授業など出なくても、このように自分なりの方法や速度で学習する方がいいという人も存在していいのです。
こういう事を話すと今度は
「じゃあ集団生活はどうするの?」
「社会性が身に付かないだろう」
などという人も少なくありません。しかし、結論から言いましょう。
学校での集団生活などさせなくとも、社会性は身に付きますし、周囲の人間の事をしっかり思いやる事ができる人に育てることは可能です。
むしろ、学校という閉鎖的な空間の中でしかそうした能力が身につかないと考える方が異常です。
必要な我慢を覚えることは学校の外だって、1人であっても身に着けることは問題なく出来ます。
むしろ学校の中の方が、現代では無法地帯となっている可能性の方が遥かに高いといえるでしょう。
事実、陰湿ないじめ問題や自殺、暴力事件や教師の不祥事などがその集団生活を学ばせる学校という組織の中で、何度も繰り返されていることを忘れている人が多すぎます。
学力を学校の外で身に付け、社会性を学校以外の場所で身に着けたいと思う人がいても、それを不登校と呼んで病人扱いするのは愚かです。
不登校はそうした無意味で無目的な空間からの離脱を望む、人としての自然な反応なのです。
現代医療が学校復帰を目的としているのは、当然ながらそれが医療関係者の利益になるからです。
不登校は病気でも何でもないのにそれを病気と見なして、介入するというおかしな現象に、保護者である親はしっかりと異議をとなえましょう。
問題の見方こそが問題なのです。
◆不登校の子供で金儲けをしたいだけ
不登校の子供を精神科医などにみせなさいと言う人が多いのは、医療機関などがお金儲けをしたいからです。
学校に姿を見せず、登校する意思が無いというだけでそれを問題だと見なしたいわけです。
または、学校に適合できないからおかしな薬を飲ませてでも学校に子供を来させなさいと学校関係者らも保護者に言う事が非常に増えています。
実際、私の知人の母子家庭の母親も、ホームエデュケーションで子供に教育を受けさせているのですが、病院に子供をつれて診察を受けた方がいいと言われたそうです。
そして、SSRIなどのうつ病の治療に使われる薬を少しの間服用していた時期があったそうですが、その子供はかなりおかしくなってしまった様子でした。
何が原因だったのかといえば、そのSSRIという薬を飲んだことだったのは間違いないでしょう。
それまでは何の問題も無く、学校に行っていなくても心身に変調をきたす事は無かったとのことで、異常はあり得なかった様子でした。
「学校に行かない選択=病気」と言う馬鹿さ加減
その保護者の方はとても後悔されており、「なぜ精神科などに子供を預けてしまったのか」と嘆いておられました。
しかし、幸いにも投薬の期間は短かったので現在ではそのご家庭も薬を使うことなく普通にホームエデュケーションで生活されています。
このように、何も知らずに子供を精神科や病院などに預けていう事を聞いてしまうと、おかしな薬を飲まされるケースは多々あります。
しかし、それは医療関係者らが不登校の子供の未来を心配しているからではありません。
不登校を治すという名目で、診察費用や薬の処方でお金儲けをしたいだけです。
ですがこれはどう考えても愚かではないでしょうか?
少なくとも私はあまりにも馬鹿馬鹿しいとしか思えません。
学校に行かないという価値観を持ち、学校以外の選択が最良であると判断した家庭や当事者らの決断を、学校関係者らが認めていないことの裏返しだからです。
そして、その不登校を利用して病気でも何でもないのに子供に薬を飲ませて、おかしくさせる医療現場はもはや同罪だといえるでしょう。
不登校の実情も知らず、学校に行かずに人が学び成長するという選択があるのだという真実を知らない医者などが、ここに付け入り金儲けをしているからです。
勿論、脱学校への理解がある精神科や医療従事者も存在しますので一概には言えませんが、それでもおかしな病院などは少なくありません。
学校以外にも人が成長する道があり、それは教師や国・自治体ではなく当事者や家庭が選んで決めて良いものだという認識があまりにも希薄な証拠と言えます。
とにかく、こうした医療機関による子供の囲い込み運動のような現象が、現代では普通に起こりえているのだという認識をしっかりと保護者は持ちましょう。
そして、フリースクールやホームエデュケーションという選択に誇りと自身を持ち、当事者の意思を最優先させて下さい。
間違ってもこうした病院などで変な薬を飲ませないようにして下さい。
医者はあなたの子供の未来など殆ど気にかけていません。お金儲けだけが目的の医療機関など数多くあるのです。
そのことを忘れないで下さい。
(中略)
◆発達障害が増える理由
発達障害などの診断を受ける子供が増えている背景に、不登校をやはり金儲けにしたい精神科などの思惑があります。
つまり、なぜ発達障害の子供が増えているのかと言うと、学校に行かない人間を使って医療関係者がビジネスにしたいと考えているからです。
一昔前まで聞かなかった障害
発達障害というのはあなたも知っているかもしれませんが、脳の先天的な機能障害などにより健常者のような生活が送る事ができない特性のようなものです。
代表的なものとしてはADHD(注意欠陥他動性障害)やLD(学習障害)などが存在します。
とりわけ、幼児期から忘れ物が多いとか、集団の中で遊ぶことが出来ない、相手の気持ちを想像することが困難などがよく言われるものです。
そして、何度注意したりしても全く改善される様子がないなど、やはり問題とされる事例が少なくないので、近年ではこうした治療をする機関なども増えています。
ただし、その解釈は近年でも色々と疑問視され、明確な基準などは実は存在していないとも言われているのが発達障害です。
この発達障害ですが、少なくとも私の幼少期や小学校のときには全く耳にしたことのないものでした。
ましてや、アスペルガーだとか低血圧症などという病名を使い、子供を分類して不登校を医療機関に連れ出そうとする動きも聞いた事がありません。
しかし、近年ではそれがまったく変わってきました。
学校で授業に集中できず、授業とは関係ないことばかりしている子供をADHDなどと分類し、精神科に行けという事例が非常に多くなっているのです。
実はこれは日本だけではなくアメリカなどの先進国でも同じ傾向にあり、アメリカでも発達障害の治療に使われるとされる薬の処方量は明らかに増え続けているというデータもあるのです。
ADHDなどの発達障害などという言葉は、少なくともごく最近になってからよく使われるようになったと言われており、存在すら認知されていなかったのです。
結局は薬を出したいだけ
ではなぜこうしたおかしな診断が頻繁に使われるようになったのかと言えば、つまるところ精神科などの金儲けに不登校が使われているからです。
不登校を解決する自称専門家たちの手によって、不登校が病気扱いされ、おかしな病名を付けられることになってしまったのです。
私の信頼するフリースクールの関係者の方でも、不登校になってから変な薬を飲まされてまともな会話ができなくなった子供が少なくないという方も存在します。
要するに、学校に行かないという選択を問題視し、病気と診断する専門家がこうした人に薬を飲ませて、お金儲けをしているということなのです。
学校に行きたくないという気持ちを理解されず、大人の言うとおりにしないといけないと感じた子供が、こうした医療機関などの被害にあっていると言えるでしょう。
ですが、これは完全に医療と教育現場の犯したミスであり、公的機関による犯罪ではないでしょうか?
病気で無いのに薬を飲ませ、おかしな障害と決め付け、深刻な副作用が出ても後のことは全く関係なしに、薬だけを売るのです。
そして、教育委員会やスクールカウンセラー、児童相談所の職員らもこうした場所へ子供を送り込むならば、共犯とも言えるはずです。
学校教育そのもののあり方を変えず、見直そうともせず、決められた政府の学校の枠に合わせたくないという子供をレッテルを付けて差別するのが現状なのです。
投稿者 hoiku : 2019年11月05日 TweetList
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コメント
投稿者 匿名
小学校のスクールカウンセラーに相談に行ったら「個性のある子は私立の方が向いているかもしれませんから、中学は私立に行った方がよろしいかもしれませんね」と言われた。