モンスターペアレント傾向と対策(取り巻き悪魔の存在) |
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2007年12月06日
モンペを煽るマスコミって?
「モンスターペアレント」という言葉が広まっていますが、これはマスコミの報道によるところが大きいでしょう。でも、実際のところ彼らの報道からは、客観的なデータが示されているわけではないのに、「こんなに理不尽な親が増えて学校や教師がとっても困ってます」という印象だけが強く与えられますが、何か意図的なものを感じてしまいます。
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以下に、YAHOOの知恵袋で「モンスターペアレンツってそんなに増えているのですか?」という質問に対しての回答があったので紹介します。
私は専門学校の講師をしていますが、そんなにひどくないですよ。高校で教師をしている友人もそういってました。
これは明らかにマスコミの過剰報道です。しかし、ゼロではありません。そういう親は確実にいます。そして徐々に増えています。
彼らがそうなるきっかけは、ほぼ「マスコミ」です。「世の中にはこんな親もあるんだ。これは言わなければ損だ。」的な発想です。
絶対反撃してこない相手(学校)にぜったい安全な手段(人権)で攻撃してくる者が大半です。
私はこういう人々は、人類共通の崇高な財産である人権を、個人の欲求充足のために振りかざし、多くの子供たちの将来や教育を受ける権利を脅かす、ひどい存在であると思っています。
最近になって各学校が対策チームを設けているそうです。学校は反撃に出る訳です。
モンスターペアレンツのほとんどは、反撃されないから攻撃してくるのであって、このような対策が進めば、少なくなっていくでしょう。
モンスターペアレンツを排除し、良識ある普通の親が適切に学校との関係を構築するためには、まず学校が信頼されることが必要です。
その意味でも教壇に立つ者の責任は重いと考えます。
だからモンスターペアレント問題の根は、学校の指導力の低下にあると考えます。
マスコミはそこからにじみ出る問題を誇大に報道しているのです。
それにしても、私はどのような形であれ、学校と保護者が法を軸に対立し合うのは悲しいと思います。
やはり、実際の教育現場からすれば“過剰報道”だということのようですね。そう言えば、昨年は「いじめ問題」に端を発した生徒の自殺問題がクローズアップされていたことを思い出しましたが、この時も次々に事件が連鎖するのはマスコミの過剰な報道によって煽られていた側面があったと記憶しています。
これは、ブログ「はんのき日記PART2」さんの「マスコミの威力!」という記事です。
良くも悪くも、マスコミの威力はすごいとつくづく思います。
思えば去年の今頃、テレビのワイドショーでは、連日、いじめによる自殺など「教育現場がひどいぞ!」という報道に明け暮れていましたっけ。
明らかにマスコミは、いじめ問題を意図的に大々的に報じていました。
その報道に刺激され、実際いじめによる自殺者も逆に増えてしまったと思います。(微妙な事柄ですが、そう感じざるを得ません。)
とにかく、あれほどの意図的な報道は異常としか言いようがなかったわけで、結局、「教師は何をしているんだ」「今の教育はなってないゾ!」「教育基本法は変えた方がよいのでは」という世論の流れが出来てしまいました。
そして、教育基本法は改悪されてしまいました。
さらに今年に入って、安倍さんの「ダメ教師は辞めていただく!」の豪語のもとに、教員免許更新制の導入が決まりました。(そういえば安倍さんはまだ国会議員やってるのですか?ダメ国会議員こそ辞めていただいた方がよいのでは?)
なるほど、このようにマスコミの報道が世論を操作していることがよくわかります。そして教育基本法の改定の次が「モンスターペアレント」。これは「親学」をはじめとする新教育基本法の家庭教育への介入の流れを作るためなのでしょうか?
いずれにしても、このマスコミによる「学校・先生バッシング」→「親バッシング」という構図は、「親・子供の自己中化の流れ」という本質的な問題の解決を置き去りにして、まるで格闘技の対決ネタを振りまいて掻き回しているだけに思えてなりません。
皆さん、どう思いますか?
投稿者 hiroaki : 2007年12月06日 TweetList
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