| メイン |

2018年11月14日

学校に行く意味って何なんだろう。行きたくないなら行かなくていいと思う。

・・・自立して生きていくために何かしらのスキルを身につけたり、社会の仕組みについて学ぶ時間の方がよっぽど大切だと思うんです。・・・・・学校で教えてくれる社会って一体なんなんでしょうね?

 

 にほんブログ村 子育てブログへ

 

https://tetraetra.com/archives/11550

最近では学校に行っていじめられずに卒業をする、ということがほぼ無理な世の中になってきたような気がします。
ほとんどの小・中学生がいじめを経験していて
「学校に行きたくない」という生徒の数もものすごく多いんですね。
そしてその子供たちと話していて「学校に行きたくない。そもそも学校に行く意味がわからない」という言葉をよく耳にします。
そんなときに自分だったら「学校に行く意味」をどう説明するでしょうか?
学校に行く意味を問われたとき、解答に困りませんか?
学校に行く意味が本当にあるのか、ということについて書いていきたいと思います。

 

◆学校の授業は一人でも学べること
学校教育で教わることは人生を豊かにする内容かもしれません。
しかしほとんどの先生が教科書に書いてある内容をまとめて黒板に書き、
教科書をそのまま読んで教育をしています。
つまり誰でも教科書さえあれば学べることなのです。
さらにはその内容について深く学びたいと思ったらインターネットで検索をすればもっと深い内容が出てくるでしょう。
ネット上の情報が全て正しいというわけではありませんが、
一つのテーマに沿ってネットサーフィンすれば、大体のことがわかってくると思います。
学校の先生よりももっと詳しい内容を教えてくれる人がインターネットの向こう側にたくさんいるのです。
学校の授業内容は最近Eラーニングでもありますよね。
スタディサプリ なら小学講座から大学受験講座まで授業が全て動画で受けることができます。
勉強意欲がある子で学校に行きたくない、という子はこれで十分だと思うんです。
厳選された先生が動画の中で教えてくれる分、学校で受ける授業よりも面白い内容になっている可能性も高いですしね。
さらに学校教育というのはできる子よりもできない子に合わせるように授業カリキュラムが組まれています。
公立学校に行くのなら、そのスピード感が遅いと感じる子も居るでしょう。
塾に通っている小学生なんかは小学校低学年のうちに小学校高学年の教材を揃えて自主的に勉強をしている子もいます。
そう思うと教育の面では学校に行く意味というのはあまり見出せないように感じます。

 

◆学校は人生に必要なことは教えてくれない
人生において、学んでおかなくてはいけないことはたくさんあると思うんですね。
例えば国民年金について。
成人すれば誰もが年金を払わなくてはいけない義務が発生するわけですが、これは義務教育の中で教えてもらえることではありません。
制度が少しずつ変わっていたり、将来的にどうなるかわからないにしても、
20歳になっていきなり年金手帳と振込用紙がやってくるより、その前に年金制度がどういうものなのか、
今のところどれくらいお金が戻ってくるのか、ということを教えてくれると、それは自分の身に必ずふりかかってくることですから、学校に行く意味が生まれるんじゃないかと思うんです。
また年金制度は収入が少なければ延納手続きをしたり、年金の免除申請をすることができますが、そういうのも自分でしらべないとわからないことです。
学生のうちは生きていくための支払いは親がしてくれるからあまり感じないことですが
社会人になってからはこういうことって「学校で教えてくれれば良かったのに」と思うことだと思うんです。
そういった生きていくために大切な知識は、学校では教えてくれないものなんですよね。
そう思うとより学校に行く意味がわからないと思ってしまいます。
将来役に立たないであろう数学の公式を覚えるよりも絶対に役に立つ、というか考えなくてはいけない年金の話なんかを教えてくれた方がよっぽど学校に行く意味を感じられますよね。

 

◆人間関係を学ぶところ?
嫌いな人がいたりいじめにあったとしても、それはこれからの人生で良好な人間関係を築いていくために大切なことであるから
辛い思いをしても我慢することも大切、というふうに教えられる人が多いと思います。
しかし、よく考えてみると、社会人になってから嫌いな人がいたら
どうしようもないくらい嫌いなら仕事を変えることもできますし、そういう人と付き合わないようにすることは可能なんですよね。
しかし小中高生の場合はそうはいきません。
学校を変える、というのはとても大掛かりなことですし、
転校生というだけでいじめの対象になってしまうこともあります。
人間関係を学ぶところにしては、制限が多すぎるのです。
だったら学校ではなく、習い事やフリースクールなんかに行って、いろんなコミュニティに属する、ということをしてみた方がいいと思うんです。
どうしても嫌いな人がいる場所から逃げる、という術を学ぶこともまた大切なことなのではないかと思います。

 

◆学校に行く意味は本当にあるのか
いろいろ考えてみると学校に行く意味はなかなかに見つけられないものだと思います。
なぜなら学校にあるものは代替することができることだからです。
人と関わることは他のコミュニティでもできるし
勉強している内容は一人でも勉強できること。
それよりも、自立して生きていくために何かしらのスキルを身につけたり、社会の仕組みについて学ぶ時間の方がよっぽど大切だと思うんです。
学校に本当に行きたくない、というなら
学校に行かなくてもいいんじゃないでしょうか。
それよりも、学校に行かないで生きていける道を探すことができるなら、そちらを選択するのもありだと思うんです。

 

投稿者 hoiku : 2018年11月14日 List   

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://web.kansya.jp.net/blog/2018/11/6532.html/trackback

コメント

私の娘は小学低学年で既に登校をやめました。
その自主卒業から、今24歳で去年迄ディズニーランドで働いていましたが、今は子供ルームの先生してます。
就職先に手間取ることはあるようですが、困ることは何もありませ。
「停学」とか「退学」とかいう言葉がありますが、学ぶことを停止させられたり、学習から退くことを強制されるわけではありません。

「人にバカにされ」たとしても、実際に馬鹿になってしまう訳ではないのと同じです。

心身健やかに過ごせることが第一なのはいうまでもありません。

投稿者 南薗 : 2021年8月2日 11:15

コメントしてください