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2021年06月11日

子どもの意外な脳力

子供が熱中して遊んでいるときは、頭の中で因果関係を調べたり、実験を行っていると考えられているそうです。

遊んでいるときが最も学んでいるとき。遊んでいないで勉強しなさい、というのは大きな誤りだったのです。

今回はそんな子供たちの脳力について紹介します。

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以下(https://www.nikkei-science.com/page/magazine/1010/201010_048.html)より引用します。
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赤ちゃんや幼い子どもは理不尽で自分本位,分別のない未完の大人だと考えている人は多いだろう。かつて多くの心理学者は,子どもは何も分からない存在だとみなしていた。だが,最近の研究から,子どもは予想以上にさまざまな知識を持ち,科学者のような方法を使って周りの世界について学んでいることが明らかになってきた。

赤ちゃんについての誤解は,彼らがしゃべれないことが原因にあったのだろう。4歳以下の幼児(この記事ではこの年齢の子どもについて述べる)の会話は不可解な内容が多いし,5~6歳の子どもですら自分の考えを言葉で表現するのが上手いとは言い難い。だが,赤ちゃんや幼児の話の内容ではなく行動に注目すれば,彼らの考えを知ることができる。例えば,赤ちゃんは奇抜で予想外の出来事を長く見つめるので,そこから赤ちゃんが何を予測していたのかがわかる。さらに,何に手を伸ばし這って近づこうとするのか,周りの人々をどのように真似るのかを観察すれば,より強力な証拠になる。

こうした研究手法によって,幼児は運動の軌道や重力など,単純な物理的な関係を理解していることがわかってきた。子どもは物理的に自然な出来事よりも,固い壁からおもちゃの自動車が現れるといった不思議な現象を長く見つめる。また,3~4歳になるころには,生物学的な基礎知識を得て,成長や遺伝,病気などについて理解し始めるという。

赤ちゃんや幼児の学習能力には目を見張るものがある。これほどたくさんのことをどうやって素早く正確に学んでいるかは謎だったが,著者らの研究によって,赤ちゃんには特に統計パターンに基づいて学習する優れた能力があることがわかった。赤ちゃんは統計の標本と母集団の関係を理解していて,自分の統計分析に基づいて周囲の世界についての理論を組み立てる。

人間は他の動物に比べ幼年期がとりわけ長い。これは人間の学習能力の高さとも関係しているという。一見,無力な期間が長ければ生存に不利なように思えるが,そうではない。長い幼年期は学習や創造に必要な脳の神経回路を築くのに必要な期間として,進化の過程で設けられたようだ。また,この幼児期の柔軟な学習能力を可能にしている脳の仕組みについても明らかになってきている。

再録:別冊日経サイエンス232「認知科学で探る 心の成長と発達」
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以下(http://homeshoolclub.blogspot.com/2010/08/blog-post_31.html)より引用します。
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日経サイエンスの10月号で「子どもの意外な”脳力”」という記事が出た。そこでは一見無知と思われていた赤ちゃんや幼児に想像を上回る学習能力があることが分かってきたと書かれている。

自分の子どもを見ていて、それ自体は別に驚くべきことだとも思わなかったが、面白いと思った点がいくつかあった。それを取り上げてみたい。
人間の前頭前皮質という脳領域で集中、計画、効率などが人間らしい行動を抑制している。これが成長するまでは抑制が働かないため、周囲を自由に探索ができる。そして、人間の前頭前皮質は20年かけても完成しないとされている。

子どもたちが自発的に(ものすごく熱中して)遊んでいるときは、因果関係を調べたり、実験を行っていると考えられる。また、子どもは教えられていると思うと、自分の統計分析結果を変えてしまい、その結果として創造性が低下する場合もあると言うことが分かった。

ここでもっとも重要な要素は、自由な探索である。そのためにも子どもには遊びが大切だと思う。遊びの中での一見無意味と思われる行動や考えを追求することにより始めて、子どもは納得がいける。そこでの失敗や錯誤は完全に許されるべきだ。子どもに納得をさせないことの与える悪影響は無視できない。

そういった意味で幼児の段階で叱ると言う行動が与える影響もまた同様である。

叱ると言う行為はほとんどが親の好みの押しつけだと思う。危険な行動はあらかじめ排除しておくことで避けることができるし、危険でない失敗はした方がいい。人間は失敗からしか学ぶことはできないと思っている。
小学校以降で受ける「教育」により、失敗する権利を封じられ、試行錯誤の機会を失ってしまう。それを一番恐れている。
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投稿者 hoiku : 2021年06月11日 List   

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