2023.01.31

答えのない時代で子供たちがイキイキするには…?~企業が求める人材の変化~

教育現場で子どもたちやお母さんと接する中で、
子供の何をどう評価すればよいのか…?

例えば、
点数だけで子どもを評価するのはなんだか違和感…
自分の子供の優しさや、素直さを評価してあげたいけど…
でも結局は点数でしか評価できない…
と悩まれている声をよく耳にします。

そんなお母さんたちから感じるのは、子育てに対する漠然とした不安。

社会に出ていきいきと生きていってくれたら、、、
皆から信頼される人になっていってくれたら、、、
そのために今、何を見ていけばよいのか?

今回はそのヒントを発掘し、どうしたらいい?の不安を少しでもスッキリさせるために、
日々刻々と変化する社会の中で、社会や企業がどんな人材をもとめてきたのか?どう変化しているのか?を大きな時代の流れと共に押さえてみましょう♪

資料はコチラからお借りしています

【戦後〜1960年代後半】

戦後は急激な工業化と高度経済成長期。
日本社会では、海外に追いつき追いこせ、と工業製品の大量生産が広がっています。

なので、工場現場の管理運営をするためにある程度の知識やスキルをもった人材の量が必要でした。
当時は上・中・初期技術者という階層で、それぞれに求められる人物像、スキルは比較的定型なものでした。

【1960年代末〜1970年代】

60年代後半からは
経済が安定成長期に移行し、従業員の厳選と効率的活用が企業の重要な課題となりました。

そのため、大学の大衆化に伴う学力のばらつきや低下が問題視されるようになったのと同時に、人材の量ではなく、学力というひとつのモノサシにおける質へ企業のニーズが転換されました。

【1980年代〜2000年代以降】

表にもあるように、1980年代からは「創造性」「多様な個性・能力」、「教養」が重視されます。
そして、1990年代半ば以降になると「課題設定・解決能力」、「論理的・批判的思考力」が重視されています。

この頃の日本は高度経済成長により、国際社会に進出し、経済大国となっていました。
それと同時に、海外からのバッシングや貿易摩擦にさらされ、海外の模倣ではなく、自前で技術をつくりだせる創造性、独自性の必要を強く認識するようになり、上記の能力を重視されるようになったのです。

あくまでも学力というモノサシで判断していた1970年代とは全く様子が異なるのが分かります。

時代が進むと、よりその傾向が強まり
「自ら問題を発見し解決していく力」「論理的批判的思考力」「常に新しい知識を身につける力」などといった自発的知的拡張性が重要視されるようになっており、今もなおその力への期待が高まっています。

戦後〜1970年代は社会の求める力や人々の目標が明確だったのに対し、「豊かさを実現」して以降、誰も答えを持っていない時代に突入しているのですが、
実は、戦後が特殊だっただけで、1980年以降は企業が求める人材像はずっと変わっていません。

課題をどう発見し、突破していけるのか?を考えられる人材が常に必要とされているのです。

時代とその背景を掴めると社会・企業では一体どのような能力を必要としているのかがよく分かり、子どもたちが社会に出たときにいきいきできるための教育の方向性が見えてきますね!

どのようなことをしていくと社会で活躍できる能力(課題解決の能力)が身につくのかは今の時代状況を踏まえてこれから探索していきます。

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2023.01.28

1970年ってどんな時代?

これからの子育てや、子供たちがどのように成長していったらいいのか。きっと不安を抱えている方も多いはず。

それを考えていくためには、過去の子育て、教育の様子などをおさえていくことが必要になります。

そこでまず今回は、社会の状況が大きく変化した1970年代を中心にまとめていきます。

1970年は、一体どんな時代だったのでしょうか?

 

 

【社会状況】

1970年代は、戦後から高度経済成長気を経て、安定成長へと突入していく時代。GDPは10%を超える年もあり、

日本全体が物質的な豊かさを実現していきました。

1960年代までは貧困の圧力と戦ってきましたが、このころには「1億総中流」と言われるほど、人々の生活水準が向上した時期です。

 

【産業・雇用】

工業化を大きく進めた日本は、工場が大都市に多く立地するようになり、安定を求めて人々は都市部に流出しました。

それにより地方の農村で農業を営む人や、自営業者などは減少し、現在では崩れつつある終身雇用、年功序列などの雇用形態を基礎とした、企業に正社員として雇用され、その賃金で生計を立てていく生活が一般的となりました。

 

【家庭環境】

戦前の家族は、親世代・子世代・孫世代という3世代が共に生活をするのが地方では一般的でした。そうした「大家族」では、農村で協力しながら子育てを行ったり、日々の生産活動などの生業も家族の中で基盤を作り、家の維持発展に努めていました。

しかし、人々が都市部に集中すると、そこに住むのは夫婦とその子供となり、いわゆる「核家族化」が進行していきます。

平均世帯人員は、1960年は約4.5人であったのに対し、1975年は約3.5人と、15年間で約1人分減少しています。

この当時、都市では食事や衣服など、様々なものがお金を出せば手に入るようになり、それによりかつて重要な役割を果たしていた家族の役割が縮小していったのです。この家族のあり方の変化は、離婚率の上昇や出生率の減少、子育て観などにも影響を与えたようです。

 

【教育】

また、1970年代は、子供たちにとっても大きな転換期でした。1955年から65年という、高度経済成長真っただ中のころは、中卒が最も多く、貧困の圧力と戦いながら労働の担い手となっていきました。

しかし、出世のためには学歴が必要だという意識も強く、その後貧困が消滅した1970年にかけて高卒者が増加し、中卒者が激減しました。また、有名大学に入ってしまえば、人生の大半が決まってしまうような状況の中、学歴信仰の親を持つ世代が熾烈な受験戦争に突入していくのもこの頃です。

それに伴い塾ブームが起こったり、一方でそうした状況に疑問を感じた経営者により、教育は決して黙って上から自動的に与えられるものではないとして、企業立学校が新たに設立されるなどの変化も現れました。

まとめ

このように1970年代の全体の流れを見ていくと、【産業・雇用】の変化が【家庭環境】の変化を促し、さらに【教育】の変化にもつながっていることが読み取れます。

今回は1970年代を中心にまとめましたが、今後はさらに現代に向かってどのように社会状況が変化し、人々の意識が変わっていったか、そして将来我々はどこに向かっていけばいいのかを追求していきます。お楽しみに!Related: mobile homes for rent florence, al, madden 23 franchise deep dive, josephine rogers williams death, famous wyotech graduates, uscis lee’s summit production facility, bayleigh say yes to the dress ankle monitor, le pouvoir des fleurs explication, the fisherman and his wife ending explained, $39 universal studios tickets, jacob miller accident, alugar studio rio de janeiro, does chase do hard pull for existing customers, native american symbols copy and paste, jennifer my strange addiction mattress where are they now, medicine hat obituaries niwa,

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2023.01.23

「今ある社会課題はすべて人とのつながりが希薄だから起こる」〜シニアの活躍事例

年末年始、実家に帰り家族に会われた方は多いのではないでしょうか。

 

中には、すでに定年退職をし、退職金と年金暮らしを送っている親御さんもいることでしょう。
また、老後の世話を誰が見るのか等、かなりシビアな話があった方も多いかと思います。
(実際、私の親も祖父母の世話に関する話で愚痴をこぼしていました笑)

 

今のシニア世代はお金に困っているわけではなく、当たり障りのない、毎日同じことを繰り返す生活を続けていると聞きます。そんな親御さんのことを考えると、将来への漠然とした不安を抱える方も出てくるはず。

 

「もっとシニアがいきいきできる場はないのか?活躍できる場はないのか?」
そんな疑問から、日本におけるシニアの活躍事例を調べていくことにしました。

 

「今ある社会課題はすべて人とのつながりが希薄だから起こる」〜一般社団法人えんがおの事例

 

今回、着目したのは「一般社団法人えんがお」の事例です。

https://www.engawa-smile.org/

 

高齢者を「活きる地域のプレーヤー」に。

 

「えんがお」は、社会課題となっている高齢者の孤立化を解決すべく、高齢者の生活支援サービスやコミュニティづくりを通して、「誰もが人とのつながりを感じられる社会」を目指して活動しているそうです。しかし、ただ支援するだけではなく、高齢者を「地域のプレーヤー」にすることも大事にしているそうです。

 

えんがおの代表・濱野将行さんは、以下のように仰っています。

 

>「支援する側とされる側という関係性が面白くないと思うんです。知識もあるし技術もある人たちがたくさんいる。そういった人たちのスキルが十分に発揮されるような関わり方を意識しています。例えば、掃除が苦手だけど料理が得意なおばあちゃんの家を掃除する代わりに、おばあちゃんには地域のイベントで料理を担当してもらうなど、その人の得意なことで地域の中のプレーヤーになってもらいたいです。」

https://ideasforgood.jp/2020/11/24/engao/ より引用

 

このように、助けられる一方で、助ける側に回ることもある。そんな関係性を生み出す活動を行っています。

 

実際に、地域のプレーヤーになった方の事例も紹介されていました。

 

>「もともとラーメン屋を営んでいた80代のおばあちゃんがいました。自宅の枝が切れないから切ってほしいということだったので、お手伝いに行きました。その後、そのおばあちゃんが掃除が得意だと分かったので、今では毎週地域の交流スペースであるサロンの掃除や、飼っている犬の散歩当番も引き受けてもらっています。『仕方がないなあ』と言いながらも、おばあちゃんの表情はすごく嬉しそうなんです。周りの人からは、『なんであのおばあちゃんあんなに元気になったの?』と言われるほどに変化しました。」

 

苦手なことやできないことは支援してもらい、得意なことで誰かの役に立っていく。そうすることで、「ただ支援を受ける人」から「支援もする人」になっていく中で、地域の人々との繋がりを感じられるのだろうと思います。

 

シニアの活力をつくるのは「つながり」

 

以上、一般社団法人えんがおの事例をご紹介しました。特に、バリバリ働いていたようなシニアからすれば、よくある高齢者支援を受けるだけでは、自分の首を自分で締めてしまう可能性も考えられるのではないかと思います。

 

「社会の、地域の、誰かの役に立つこと」

 

この欠乏を秘めている以上、人とのつながりを生み出していくことで、如何様にもシニアが活躍できる場をつくっていけるのだろうと思います。

 

参考資料

孤立した高齢者も「地域のプレイヤー」に。みんなが得意で活躍できる「えんがお」のまちづくり|​​IDEAS FOR GOOD 社会をもっとよくする世界のアイデアマガジン

https://ideasforgood.jp/2020/11/24/engao/

 

一般社団法人えんがおHP

https://www.engawa-smile.org/

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2023.01.18

【新しい学び場探索】学校選びって何を基準に決めてますか?

昨今、世の中では、働き方改革、オープンイノベーション、DXなど大きな変化の波が起きています。そして、そんな世の中の変化(正解のない時代)に適応するために、企業はより社会のニーズを先読みし、雇用の在り方から、求められる人材の能力についても多様化・高度化を進めていく必要性に迫られています。(企業の武器は資本から人材へと大きくシフト)

一方、人材育成機関の本丸=子供達が学ぶ「学校」はどう変化してきているのか?相変わらず不登校者数や心の病による教師の休職者数は過去最高なんてニュースを聞くと、学ぶ以前に人が集まって活力を持って成長していく場として機能しているのか?(企業だったら即倒産・・)他に選択肢はないのか?と悲観的になりそうな状況も目にします。

しかし、最近は全国各地で官民問わず学校の在り方から再考し、子供達の活力を再生し、真の学び場を取り戻すような試みがたくさん登場しているようです。今回は、新しい試みの学校ってどんなとこ?どんな可能性がありそうなの?今までと何が違うの?、その上で、そもそも学校選びって何を基準に決めてるの?などなど、気になることを仲間とシリーズで追求していこうと思っています。(ちなみに10~50代男女の多様性に溢れたメンバーです。)

まずは、最近の動向を知る上でも他のメディアでも多く紹介されている事例からアプローチしていきます。ご存じの方も多いと思いますが、中身に同化しながら理解を深めてみたいと思います。(詳しい方コメント頂けると嬉しいです)

【新しい学校系】
神山まるごと高専
クラーク国際記念高校
N高等学校・S高等学校
ゼロ高等学校
軽井沢風越学園
京田辺シュタイナー学校
朝日塾小学校
瀬戸SOLAN小学校
フリースクール元気学園
伊那小学校
【ボーディングスクール系】
国際高等専門学校(金沢)
愛農学園農業高等学校(三重)
きのくに子ども村学園(和歌山)
ラグビー校(柏の葉)
ハロー校(安比)
神石インターナショナルスクール(広島)
【学習塾・課外活動系】
ティエラコム
こどもたちのけんちくがっこう
レゴスクール
アメージングカレッジ
ヒミツキチ森学園

一般的には「オルタナティブ教育」という代替機関として見られるものや、特化したコンセプトをもったものが多いですが、第一に子供達の活力創造の点(その背景や環境など)、人材育成機関としの中身・成果・評価(非認知領域含む)や、社会のニーズへの応え方(社会的評価や事業性)、など多面的な切り口でアプローチし、未来に向けた新しい「学び場」とはどんなものなのか?現在進行中で子供達や保護者の方々はどんな「学び場」を求めていて、どんな選択肢があるのか?を知りながら、私たち大人も、日々直面する人材育成の課題や、働き方にフィードバックできるヒントを発見できることも期待しながら進めていきたいと思います。

次回から、一つずつ事例を扱っていきます!

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posted by tana-ken at : 2023.01.18 | コメント (0件) | トラックバック (0) List   

2023.01.11

【若者の意識潮流】地元志向が高まっているのはなんで?

明けましておめでとうこございます。

年末年始に実家に帰ったメンバーが多く、皆からできてきた意見は

「地元志向が高まっている」「まわりの友達は公務員ばかり」というもの。

若者に詳しく理由を聞いてみると

「わざわざ東京に行く理由がない」「うらやましいと思わない」「住みにくそう」「こわい」など。

かつても都会に出ることに不安があったと思いますが、それ以上に都会への憧れや期待が大きかった。さらに都会でしか享受できない娯楽や便利な生活があり、田舎との相対格差(雇用・所得・情報・娯楽・出会い)が大きかったのが期待の中心でしょう。

私は幼少期に東北の田舎で過ごしましたが、民放は2局しかなく、お昼休みはウキウキウォッチの「笑っていいとも」は夕方に放送されていました。テレビから流れる都会の様子は別世界であり、きらびやかなもので、「東京ラブストーリー」のような恋愛が都会にあるものと思い込んだものです。

いまでは、インターネットやスマホにより情報格差はなくなりましたまた、インターネットショッピングにより都会でしか買えないものもなくなりました。田舎にできた大型ショッピングモールに行けば買い物には不自由せず、映画鑑賞などの文化的な面でも不便を感じません。日々の生活で相対的に困らなくなっています。UターンやIターンなど地元に戻る人も増えているのもそこが要因でしょう。

さらに、コロナ禍が追い打ちをかけました。都会に出て大学に行けず家でオンライン授業、、、何しに行ったのかと。さらに密な都市部は感染リスクが高いうえに行動制限も出やすい。テレワークも普及して都会で働くメリットが感じられなくなっているのです。

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2022.12.29

【本能が目覚める子育て】セロトニンを増やして睡眠の質を上げると、意欲もあがる!

子どもは、様々な人たちとの関わり合いの中で、健やかに育っていきます。その土台となるのは健やかな身体であり、本能が正常に作動することが重要だと考えています。(ここでは、手足の動きだけでなく、血のめぐりや新陳代謝、細胞の更新などもイメージしながら、本能という言葉を使っています)

そもそも、子どもにとっては、身体を自在に動かすことができることも本能の充足なのです。
【肌感覚に学ぶ】「固有受容覚」って何?人類の同期行動に繋がる感覚の話

 

さて、前回の記事では、レム睡眠ノンレム睡眠について扱いました。新生児・乳幼児期には、睡眠全体に対するレム睡眠の割合が高く、様々な情報を脳内で整理し、脳神経を繋げていきます。脳神経が大かた完成する4~5歳までの睡眠の質が重要なことを扱いました。

今回の記事では、「睡眠の質」は、どのように決まるのかについて扱ってみたいと思います。

●夜ぐっすり眠るための物質「メラトニン」

身体を動かすためには、体内で正常に物質が分泌されることが重要です。どうやら、睡眠にも「メラトニン」という物質が深くかかわっているそうです。

夜はメラトニンに変身!セロトニンと睡眠の深い関係から引用します。

有田先生いわく、その秘密の鍵を握るのは、夜ぐっすり眠るために必要な物質「メラトニン」。別名「睡眠ホルモン」とも呼ばれており、このメラトニンが多いと寝付きもよく、ぐっすり眠れるのです。メラトニンは脳内の松果体という部分から分泌されるホルモンで、覚醒を睡眠に切り替えて、自然な睡眠を促してくれます。起床してから14時間〜以降の日暮れ頃から分泌され始め、たくさん作られるほど睡眠の質が良くなることがわかっています。ちなみに、メラトニンはアンチエイジングとも密接な関わりがあり、元気で若々しくいるためにも欠かせないホルモンなんですよ。

そして、このメラトニンを分泌するための材料となるのがセロトニンです。朝起きてから分泌され始めるセロトニンは、陽が沈むと昼間作られたセロトニンを材料にメラトニンを分泌し始めるのです。つまり、快眠のためには、セロトニンを日中たくさん作っておくことが重要なのです!

そのためには、やはり朝どう過ごすかが重要になってきます。「朝遅く起きると、その分セロトニンを作る時間が十分ではないため、当然夜のメラトニン量も減ってしまいます」と指摘する有田先生。太陽とともに起きて、夜は早く布団に入り、8時間前後は眠る…。現代人にとってなかなか難しいとは思いますが、人間本来の生活こそが心身ともに元気に過ごす秘訣だということが分かりました。

「セロトニン」を増やすことが、「メラトニン」を生み出し、質の良い睡眠を促します。

では、「セロトニン」そのものを増やすには、どうしたら良いのでしょうか。これまでの研究や文献では、セロトニンを増やす方法として、「太陽光を浴びること」、「リズム運動」、「トリプトファンが含まれた食材を食べる」こと等が挙げられています。

やはり、皮膚、腸、体性感覚などの本能に直結する行動が多く、健やかな身体づくりは、知能進化にも密接に繋がっています。次回以降の記事では、「太陽光を浴びる」・「リズムよく体を動かす」・「腸内細菌を増やす食べ物を食べる」に注目し、追求を深めていきます。

頭でいくら考えても、人体機能に必要な物質は生み出されません。自然のめぐりに沿うような、健全な体づくりこそ、こどもの意欲や欠乏を高める秘訣なのではないでしょうか。

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2022.12.24

睡眠が脳神経を繋げていくことと深く関わっている【寝る子は育つ】

前回は「本当に安定する親子関係とは?」と親子関係に焦点をあててきました。親と子に固執するのではなく、子どもは外に飛び出すのが当たり前、むしろ飛び出すことを後押しすることが重要ということでしたね。

 

人類は子育ての場面に限らず、日々たくさんの人たちの中で成長していきます。

その場面一つひとつに、人類がこれまで外圧に対応してきた過程で獲得した本能や諸機能と結びついた身体の構造(仕組み)があるはずなのです。

 

それらを紐解いていくためにも、今回も人類の「本能」に着目していきます。本能が正常に作動することが、感情(心)や思考(頭)の働きにも影響を与えていくのです。

「寝る子は育つ」と昔からよく言われますが、今回はそこから「睡眠」について追求していきます!

 

 

そもそも「睡眠」には、どのような意味があるのでしょうか。

 

 

哺乳類は生存戦略上、脳の進化を武器としてきました。

しかしそれには膨大なエネルギーが必要となったため、休息=睡眠を作り出したというのです。

聞いたことあるかもしれませんが、睡眠にはレム睡眠ノンレム睡眠という2種類があります。

 

——————————

レム睡眠で筋肉を動観させることで、体を休養させながら脳を活動させ、生活で得た情報を整理する働きがあります。

ノンレム睡眠では、脳そのものが疲弊しないように休息させます。同時に成長ホルモンを分泌し、生体機能を整える効果もあります(ex寝る子は育つ)。睡眠を取り脳を休息しているから、普段膨大なエネルギーを消費しても、覚醒時には疲弊せず最大限に活動できるのです。

——————————

(引用元:哺乳類は、睡眠を高度化し脳を休息させることで、種としての成長を促進してきた

 

 

これらを踏まえて、

子ども(特に乳幼児期)にとって「睡眠」

はどのよう意味があるのでしょうか。

 

 

(引用元:子どもの睡眠と脳の発達-睡眠不足と夜型社会の影響-著大川匡子

 

 

こうしてグラフをみてみると、生まれたばかりの赤ちゃんほど大人よりもレム睡眠の比率が高いのです。

実際、脳神経の形成4~5は歳までに8割方完成

されると言われています。その後5歳以降は、非常に緩やかにレム睡眠の割合が安定しています。

たしかに生まれてきたばかりの赤ちゃんからすれば、見るもの触るもの食べるもの全てが初めての世界。だから情報を整理する時間が長時間必要。

つまり脳神経を繋げていくことと睡眠が深く関わっているということ!

「寝る子は育つ」というのも納得がいきますね!

 

年齢を重ねていくにつれ、情報を整理するレム睡眠が短くなり、ノンレム睡眠の比率が高まるのは頭(脳)も身体も休ませる必要があるということ。

 

 

つまり同じ睡眠でも年齢(時期)によって体(本能)が求めていること違うんです!

こうして人類の本能を紐解いていくと、身体の潜在的な欠乏が知れて、いつに何をしてあげるといいのかが分かってきますね!

 

次回も「睡眠」!人類はどうやって眠たくなるのか。どうしたらいい睡眠ができるのか。を深めていきます!お楽しみに!

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posted by haga-h at : 2022.12.24 | コメント (0件) | トラックバック (0) List   

2022.12.22

子どもの能力形成と脳の発達はどのようにつながっているのか

世間にあふれる「習い事」。
いずれも我が子の成長を願う親たちの期待の表れなのだろうと思いますが、他方で元気がない・コミュニケーションが苦手・引きこもりがちになる子どもたちが増えているなどの事例を見聞きする度に、はたして子供たちの能力形成に本来求められるものってなに?という疑問が湧いてきます。

今回は、子供の成長と脳の発達、そのつながりに着目しながら、本来子どもたちに求められる成長環境とはどのようなものかを考えていきたいと思います。

■子どもの脳は三段階で発達する
まず、主に0~5歳時に発達するのは後頭葉にある感覚野(視覚、聴覚、触覚などの五感)と言われています。
私たちは、目や耳、肌感覚などを通じて得たさまざまな環境情報を記憶などと照らし合わせ、それが何を意味するのかを理解し、それに対する反応を言語化したり、意思決定して行動に移したりすることによって、複雑に変化する社会の中で生きていくことができるようになります。感覚野の発達は、その土台となる「心と身体の平衡感覚」を身につけていく時期といえます。

次に、特に7~8歳にかけて急速に発達しはじめるのが前頭前野。ここは想像力をつかさどる領域と言われています。目の前にはないものに対してイメージしたり、推論したり未来について考えたりという、ヒトに特有の高度な認知機能を担う脳の中枢です。「相手の立場に立って物事を考える」思考も、この時期に形成され始めます。
異なる相手の心を状況に応じて想像し理解しようとする機会を豊かに得ていくほど、前頭前野の発達はさらに進んでいきます。

そして、前頭前野の発達には第二段階があります。それが思春期。前段の発達で獲得し始めた未来予測・相手視点の思考・いわゆる理性で感情をコントロールしようとする意識そのものを敢えて突き抜け感情を爆発させる時期。この過程が、結果的に前頭前野の更なる発達を促します。(この仕組みがそもそもヒトにセットされているという驚き)
未来に起こり得るリスクや不安に縛られることなく、自分の好奇心、冒険心のままに様々な未知領域に挑戦する過程で得た成功や失敗、喜びや悲しみ。これら全てが経験値として脳回路に蓄積され、社会で生き抜く力の基盤をさらに豊かなものにしていきます。

まとめると、
1.0~5歳:感覚野の発達により「心と体の平衡感覚を身につける」
2.7~8歳:前頭前野の発達第一段階で「相手の立場に立って物事を考える」
3.13~15歳:前頭前野の発達第二段階で「リスクや不安を恐れぬ挑戦をもって未知対応力を身につける」

以上、子どもの脳回路発達は大きく三段階に分けられるのではないかと思います。

 

■アタッチメント(愛着)が果たす役割
ただし、それぞれ次の段階に進むとき、子どもにとって次の地平はもちろん未知であり、怖れや不安といった感情が壁として立ちはだかります。
その壁を乗り越えるために重要な役割を果たすのが「アタッチメント(愛着)」の形成
(参考:アタッチメントが生涯を支える

子どもが未知の危機的状況に陥ると、怖れ・不安などの情動の変化や、鼓動が高まる、瞳孔が開くといった身体変化が急激に起こると言われています。未成熟な子どもは、その変化を自らの力で制御することができません。代わりに、養育個体の身体にくっつくことで、それを安定化させようとします。こうした経験を「特定の誰か」との間で蓄積していくことで、子どもは精神の安定・安心を得ていきます。
主に乳幼児期に形成される「アタッチメント」は、さまざま怖れや不安が伴った時でも「いざとなったらあの人(アタッチメント対象)にいつでもくっつける」という幼少期の体験(愛着対象の広がり)こそが、それを精神的に支える土台となっていくのです。

 

以上をみていくと、少なくとも特定の知識や技術を詰め込むだけの「習い事」では、本来望まれる能力形成には至らない。特に能力形成の土台をつくる幼少期の過度な「習い事」は、むしろ成長の阻害要因になりうる危険性をはらんでいるのではないか。
これからの時代に求められる「学びの機会」とはどのようなものか、引き続き考えていきたいと思います。

参考図書:マスク社会が危ない(宝島社新書)

 

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posted by negi at : 2022.12.22 | コメント (0件) | トラックバック (0) List   

2022.12.17

【活力源の根っこを探る】本当に安定する親子関係とは?

前回の記事では、「集団の中で生きる力を育む」人類の子育てを扱いました。
同類が最大の活力源である人類にとって、相手と充足し合えることが集団の中で生きる上での素養であり、それが、より世界を広げて、多様な人間関係をつくっていける基盤となります。

少しずつ母親のもとから離れて、自分の足で歩みを進める子どもが、安心して外の世界に向かう時にどのように後押ししてあげたら良いのでしょうか。

母親が干渉しすぎても、子どもに嫌がられるし、一方、放置していたら愛情が薄れていってしまう。本当に安定する親子関係って何なのでしょうか。

体の声は、祖先からのメッセージ~生物的には親子が一緒にいる方が、意味が必要~」でも扱ったように、「もともと、生物には親子関係など存在しなかった」のです。

私たちは、当たり前のように「親と子」の関係を大切にし、それを長らく継続させようと考えてしまいがちです。
本来、生物は、その種の存続(適応可能性)のために、多様な同類他者を求め、新しい世界へと飛び出していくのです。(実は、単細胞生物の時代でも、魚類・両生類の時代でも、どんどん分裂して、新個体として、新しい世界(環境)へと泳ぎ出していくそうです。もともと、生物には親子関係など無かった

ですから、親と子の関係にあまりにも固執するのも、おかしなもので、外の世界に飛び出そうとする子どもを解き放つことが重要です。

子どもは、子どもなりに多様な仲間と出会い、遊びを通じて吸収していきます。どんどんと未知なる世界に飛び込み充足しようとする姿を、後押しするのが本来の関係であり、未知なる世界での体験を共有し、喜び合ったり・悲しみを受けとめたりすることが、親の役割かもしれません。

未知なる世界・相手と、充足し合えることが生きる上での力。これを育むために、親と子の固定的な関係を大事にするのではなく、子どもの関係世界を広げ・その進む方向性を後押しすることが、子どもの活力を上げる。そして、母親の無用な心配事も少なくなる。

もともと、生物には親子関係など存在しなかった!は、驚きとともに、子育ての概念を変えてくれる認識です。

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2022.12.17

今の若者は、自分で自分の首を絞めていることに気づいていない?!

社会人2年目になって、ある程度仕事に慣れてくると、「仕事を選ぶ」ことが多くなっていたなと、最近感じることがあります。

 

特に、やりたくなかったり、苦手意識があることを避ける意識が強いと感じることが多く、上司に指摘され、あまり活力が無い状態で、半ばイヤイヤ仕事をすることも、少なくありません。結果、成果が低く、また指摘され…という負のループ。しんどい!と感じることだって多い。

 

そんな意識の出どころはどこなのか??

ふとしたことから、みんなで考えてみました。

 

映画を早送りで観る若者が増えている?

今の若者には、映画を早送りで観る人が増えていると言います。あるいは、あらすじを事前に見て、観る/観ないの判断をしたり、ストーリーと関係ないと判断した描写をスキップするといったことを、当たり前のように行っている…

 

その理由は、「流行りを知っておかなければ、友人との会話についていけない。話題をつくれないし、話せない。」というのが大きいそう。要は、ストーリーを把握しておくだけでOKなので、時間の節約として、早送りをしているようです。それほどまで、自集団への依存度が高いのか?!というのは、何かありそうですよね。

 

また、「自分が不快だと思う描写を観たくない」や、「結末を知っておくほうが安心して観れる」といった理由が、あらすじを事前に見ることを加速させているように思えます。個人的には、めちゃくちゃ気持ちがわかります。

 

今の若者は、存在不安に苛まれている。

存在不安とは、自身の心の拠り所が無いから生まれてくるもの。その中身は、自らの心が安定・安心する場であり、相手に対してベクトルが向いているものではありません。専ら、自分のためでしかないのです。

 

意識としては、その“拠り所”がなくなることに対する恐怖や、“安心”や“安定”が揺らいでしまうことに対する不安が強い。だから、不安な状態になってしまうものを“拒絶”してしまう。いわば、“わからないこと”や“先が見えないこと”が、“自分はどうなるんだろう”という不安を掻き立てるトリガーとなってしまうのです。

 

気持ちを浮き沈みが起きたり、感情を揺さぶられるのを“不快”と思ってしまう。これが、若者の意識には根深くはびこっています。

 

とにかく、得体のしれないものや、未知のもの、答えが分からないものに対する恐怖が、すごく強いのが今の若者です。“未知拒絶”とも呼べるでしょう。

 

つまり、ありとあらゆる圧力が“自分”を揺るがすものとしてマイナスに捉えられてしまうということ。いわば“保身(心)”の言動や思考が蓄積され続けている。

 

自分も、社会に出た時、その圧力の高さと、これまで積み上げてきたものすべてが通用しないことに恐れ、知らないことばかりの世の中で、「どう生きていけばいいか??」と思い悩むこともありました。そのあまり、「通用する!」と思いこんでまで、何としても自らの“拠り所”を守ろうとしたこともたくさんありました。

 

その出どころは、一体何なのか?

それは、圧倒的に「自分で何かを作り出したこと」が無く、真に“仲間”と呼べる人たちと、なにか達成したいことに向かって全力で向かったことがないから。生まれた時からこれまで、遊びも勉強も人間関係も、ありとあらゆることが個人化しており、みんなと何かを生み出した経験が圧倒的に無いからこそ。

 

今の若者は、それに気づいていません。そして、自分で自分の首を絞めていることにも気づいていない。それに、誰かが悪いわけではないんです。

 

自分自身も、今こうして、若者の意識を構造的にとらえようとしたことで、ようやく気付けたし、なにより、「そういう構造になっている」と分かったことがものすごく大きいと感じています。

 

今まで生きてきた、捉えてきた世界が狭かったこと、そしてそれが、誰かのせいではないことを知りもっと広い世界に目を向けることが、“しんどさ“から抜け出す道なんだろうと、個人的には思っています。

 

参考文献:映画を早送りで観る人たち ファスト映画・ネタバレ――コンテンツ消費の現在形 (光文社新書)  稲田豊史著

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posted by y-takumi at : 2022.12.17 | コメント (0件) | トラックバック (0) List