2016.04.12
高齢者を中心に有償ボランティアを組織し、地域を支える活動
高齢者が活躍する場を創るとして、企業として立ち上げるのは、それなりにハードルが高いかもしれません。もう少し、敷居を低く。有償ボランティアというスタイルもあります。
高齢者を中心に有償ボランティアを組織し、地域を支える活動 より
東京都品川区で「街のお助け隊」として主に高齢者を有償ボランティアで組織し、庭の除草や庭木の剪定、網戸の張替え、部屋の掃除、電球の取り替えなど、生活の困りごとを支える活動が面白い。
利用客は1,000円のクーポンを購入し、内500円は区内の共通商品券として、残り500円は事務所や活動の運営費としてあてがわれる。
ボランティアではなく、あえて有償にすることで働き手に責任意識と喜びが生まれ、利用者と供給者ともに循環するサービスを実現している。地域に貢献したいという高齢者の方々と、地元の生活密着ニーズを結びつけた(生活に密着したサービスゆえに、繋がりや共認充足も生まれやすい)仕組みが注目される。
以下、わたしの時間より引用
リンク
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2016.04.08
世界の子育て事情~あなたはどのお国流?
日本の子育てについてみてきましたが、世界に目を向けるとさまざまな「子育てバリエーション」があることに驚かされます。
ヨーロッパは大人と子供の時間をきっちり分け、乳児期から「自立」と「社会性」を身につけさせる子育て。例外はイタリアで、あふれんばかりの愛情を注ぎ、のびのびと感情豊かになってほしいと願う子育て。
中国は大家族の伝統か、両親とその爺婆6人がかりで取りくむ子育て。2歳から習い事もする教育熱心な韓国の子育て。
親も周りの大人たちも子供を叱らない、レストランやデパートにいけば店員さんがあやしてくれる、とにかく子供好きな東南アジアの子育て。
国によって子育て観は大きく違い、それぞれが「お国柄」の土台になっているのだと思います。それでは世界の子育て事情を覗いてみましょう。
画像は(http://www.hvn4u.com/archives/62117)よりお借りしました。
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2016.04.05
中小企業が高齢社会を生き抜ける~高齢者が元気に働いている企業ほど、若年層が活発に勤務している現実
高齢者が働く環境というのは、現役バリバリというわけではなく、ちょっと緩い環境のイメージがあるかもしれません。しかし、そんなことでも無いんです。高齢者が元気な会社は若手も元気なんです。
中小企業が高齢社会を生き抜ける~高齢者が元気に働いている企業ほど、若年層が活発に勤務している現実 より
中小企業研究センターによる調査研究レポートの紹介です。「高齢者が元気に働いている企業ほど、若年層が活発に勤務している現実」という事例は、これから企業が生き残っていく上で重要なポイントだと感じました。
後段で紹介している技術伝承型中小企業の事例では、いずれも高齢者と若者世代を融合させた体制をとっています。若者世代が自考・追求の潮流に乗っているとすれば、それに応えて技術の継承者たる年寄りが鍛える。高齢者の活躍の場も増えるし、若者の活力上昇にも繋がると思います。
公益社団法人 中小企業研究センター
調査研究レポート 働きやすい、辞められない!-高齢社会と中小企業●「本来的な中小企業」が高齢社会を生き抜ける
調査の結果分ったのは、「望ましい経営行動」は本来的な中小企業を目指す原理に基づくものであり、高齢社会を生き抜けるのは「本来的な中小企業」であるということである。
ここでいう「本来的な中小企業」とは次の3つの基本条件を満たす企業である。
(1)「人」――ともに働く人々の力を合わせる。そのために従業員の長期雇用を維持し、教育研修に十分配慮している。
(2)「もの」――市場が必要とする商品・サービスを適時に競争力ある価格で提供する。そのための技術・技能の革新を持続的に果たしている。
(3)「社会への貢献」――地域の産業発展に貢献しつつ広く社会活動に参加する。そのための従業員の社外活動を支援し、企業として自然との共生を目指す。
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2016.03.31
大人が教えることなどない~先輩に学び、後輩を導く「郷中教育」
前回は「子育て」ならぬ「子守」について考えてみました。年齢でいえば1~3歳くらいまででしょう。ではそれから先はどのような子育て、教育が必要なのでしょうか。
明治以降「子育て」という考えが生まれ、戦後の子育て・教育事情は混迷の度を増してきています。ならばそれ以前の日本では、どのように子どもを守り、育ててきたのでしょうか?
日本にはどのような子育て観、教育方法があったのか?幼少期から成人するまでの様子をたどってみることにしましょう。
写真は(http://www.uchiyama.info/oriori/kanri/kanri/goju/)よりお借りしました。
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2016.03.29
会社組織で村を復活 岡山県津山市「合同会社あば村」の取り組み②
あば村の続きです。高齢者の活躍としては特筆されていませんが、どう考えても、主力は年配者。お父さんは外で現金を稼いで、高齢者は地域のために働き、地域でお金が廻る。良いですねえ~
会社組織で村を復活 岡山県津山市「合同会社あば村」の取り組み②
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2016.03.25
「子育て」と「子守」の違い~子どもの育つ姿を見守っていきたい。
「子育て」という言葉、今は普通に使っていますが実はごく最近のこと。おじいちゃんおばあちゃんの時代は「子守」といっていました。昔はお父さんお母さんは貴重な働き手、昼間は農作業で忙しく、その間おじいちゃんや子どもたちが「子守」をしていました。
「子育て」が使われるようになったのはおそらく明治以降。「教育制度」が布かれ「お国のために子どもを育てる」という考えが世に広がってからでしょう。そして現代のような子育て観が一般化したのは、核家族化がすすみ、母親が子育てを全面的に引き受けるようになってからだと思います。
でもこの「子育て」、「この子の将来のために」とか「社会で生きていけるように」とかいいながら、結局自分の子どもしか見ていないし、親の自己満足が大きかったりして、何やら怪しい感じがします。
今回はこの「子育て」と「子守」について考えてみましょう。
画像は(http://blog.goo.ne.jp/np4626/e/225beb801047dc934d973cc999e10a50)さんよりお借りしました。
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2016.03.24
会社組織で村を復活 岡山県津山市「合同会社あば村」の取り組み①
自分たちのコミュニティーを自分たちで守る。強い意志とともに、消されてしまった自治体を「企業」よして立ち上げた地域があります。これぞ、「自治」。当然、そこの働き手の多くは高齢者となります。そりゃ、頑張りますわなあ~
会社組織で村を復活 岡山県津山市「合同会社あば村」の取り組み①
1999年からの市町村合併政策のため、日本では多くの村や町が合併され姿を消しました。1999年3月末に3,232だった市町村数は、2010年3月末には1,727。なんと半数近くにまで減っているのです。
そうした中、「地方自治体としてはなくなってしまった村を、心の故郷「あば村」として復活させる『あば村宣言』」という取り組みが、岡山県津山市阿波地区で行われています。
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2016.03.17
“定年”は、これまでの人生を一旦リセットし「これからの人生をどう生きるか?」をゼロから考える良いチャンス
企業の高齢者採用の流れはもう止められないようですね。地域コミュニティーをベースにした珍しい事例というわけではなく、ごく必然としての流れがそこにはあります。
“定年”は、これまでの人生を一旦リセットし「これからの人生をどう生きるか?」をゼロから考える良いチャンス より
老人達の定年に対する意識の変化を感じさせる事象。
昔は「定年までに貯めれるものは貯めて、後は悠々自適」が理想像だったが、’02年の私権の崩壊を契機にして、「生涯現役」「死ぬまで現役で働きたい」といった、役割収束・課題収束へと意識が大転換。今や、“定年”は、これまでの人生を一旦リセットし、「これからの人生をどう生きるか?」をゼロから考える良いチャンスとなった。
後は、この“これからの人生をどう生きるか?”の問いに「地域や社会を守る」という言葉が与えられることで、大きな“志”が形成され、すさまじいエネルギーが生み出せそうな予感。
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2016.03.10
目的意識=志が地域も元気にする
もう一つ、高齢者雇用で活躍されている企業を紹介しましょう。
地域を活性化したいという、明確な目標が企業を活性化させているというお話。ここでも、まず高齢者雇用をメリットとして捉えています。それも、人件費が安い、といったことではなく、もてなしの武器になると捉えているわけです。
高齢化社会への対応策として、高齢者の雇用確保のために様々な試みが行われています。
その一事例として、高齢者の雇用確保を出発点としつつ、地域を元気にしたいという明確な目的意識(志)を持って発足し、現在では地域共同体の再生が進んでいる長野県小川村の企業「小川の庄」について紹介します。20-80代の社員たちが互いに刺激し合いながらビジネスと村の活性化に成功、ますます発展中
<ダイバーシティ経営企業100選>より引用◆ダイバーシティ経営の背景
・「小川村は雪深く冬には仕事がない。雇用を生み出し村が自立するために企業を立ち上げたい。自分たちが汗した農産物に付加価値をつけて販売したい。村人に喜んでもらえるように地域を元気にしたい。」夢と希望と理想に燃えた40-50代のメンバーが集結し、1986年5月、同社を設立。
・地域の高齢者の雇用創出が大前提であったが、同社はそれを強みに変えた。田舎らしい郷愁のある食べ物をふるまうことが最高のおもてなしと考え、まず60歳以上の高齢者7名を採用、家庭に伝わる伝統的な味や作り方などお年寄りの知恵をもとに冷めてもやわらかくて食べやすい、同社オリジナル「縄文おやき」を開発、国内外へ販路を拡大している。
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2016.03.04
社会に出てから必要な力を育むためにも大事な“お手伝い”
先日、帰宅すると、私がやり残していた食器洗いを長女がしてくれていました。
いつもよくお手伝いしてくれますが、私が何かしている時に「手伝おうか?」と言ってくれたり、お願いしたら快く引き受けてくれたりということが多かったので、ひとりの時に、普段あまりしない類のお手伝いをしてくれていたことが少し驚きでもありました。
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posted by hoiku at : 2016.03.04 | コメント (0件) | トラックバック (0) TweetList