2016.05.17

高齢者生活共同運営住宅(高齢者生き活きグループリビング)とは?

高齢者同士というのもあります。普通は介護者が付き、施設として運営されるのですが、こちらはあくまで住宅ですね。

高齢者生活共同運営住宅(高齢者生き活きグループリビング)とは?

高齢化が急速に進み、孤立化する高齢者という問題も大きくなってきました。
そんな中、高齢者たちが集まって共同生活を送る高齢者生活共同運営住宅(高齢者生き活きグループリビング)というものが最近増えてきているそうです。この活動を支援しているケイリンのホームページによるとそれは、「一人暮らしで生活に不安や不便を抱える高齢者が、比較的低廉な料金で、地域でお互いの自主性を尊重した共同生活を営むことにより、生涯自己実現を図りつつ健やかに老いることを目的とする、小規模在宅型共同住宅」であり、「ここでは、10名程度の入居者がトイレ、ミニキッチン、洗面台などを備えたバリアフリーの個室で暮らし、各人のプライバシーは守りつつ、食堂やアトリエ、ゲストルームなどの共有スペースを活用し、入居者間の交流を行っています。
また、地域住民へ住宅の開放や、地域活動への参加など、社会的役割も積極的に果たしていく開かれた共同住宅を目指しています。」とのことです。(リンク

以下、高齢者グループリビング支援ネットワークより引用します。

グループリビング4

◆グループリビングの発展
これからの高齢化社会においては従来の子供家族への依存を中心とした生活に代わる、新たな高齢期の暮らし方を創出していくことが必要とされてきています。その目指すべき方向性として、住み慣れた地域の中で友人や近隣の人々などと非血縁的なつながりを大切にしながら、各種の地域支援サービスや社会福祉サービスを積極的に活用するという生活の在り方が求められています。このような生活を実現する方法の1つとして、一人暮らしのお年寄りや老人夫婦など、独立した生活に不安を抱える人たちが、複数人の仲間と1つ屋根の下で助け合って暮らす「グループリビング」という住まい方があります。

 にほんブログ村 子育てブログへ

続きを読む "高齢者生活共同運営住宅(高齢者生き活きグループリビング)とは?"

posted by hoiku at : 2016.05.17 | コメント (0件) | トラックバック (0) List   

2016.05.12

日本には「親」がいっぱいいた!~仮親、換え子制で先人たちが実現してきたこと

「親」といえば、皆さんは自分の「お父さん」「お母さん」を思い浮かべると思います。
でも日本には「産みの親」、「育ての親」、「名付け親」などいろいろな「親」がありました。また現在でも「義理の親」とか「相撲部屋のおかみさんは母親代わり」とか幅広いつかわれ方がされています。民俗学的にも、日本には、「実親」(=産みの親)以外の親子関係がたくさんあり、重要な意味を持っていたといわれています。

最近は、親が子を、子が親を殺めるような痛ましい事件がニュースになっていますが、実親だけを唯一の親子関係とする閉鎖性や、他の人たちが関われない密室性が、大きな背景としてに横たわっているように思います。

親だけでは子育てが難しい時代。これは現代に限らず太古の昔から人類が直面し克服してきた課題です。(「子育ての生物学~人類は「群れ」で子供を育ててきた」http://web.kansya.jp.net/blog/2016/04/4951.htmlも読んでみてください)

私たち日本人はそれをどう乗り越えてきたのか?
今回は、何でも親子にしてしまったおおらかな(それでいて理にかなった)日本の親子関係から探ってみましょう。

 にほんブログ村 子育てブログへ

続きを読む "日本には「親」がいっぱいいた!~仮親、換え子制で先人たちが実現してきたこと"

posted by hoiku at : 2016.05.12 | コメント (0件) | トラックバック (0) List   

2016.05.11

高齢者と若者とのシェアハウス~自然とお互いに役割が出来る空間~

こちらは、日本の事例です。あるんですね、こうゆうの。

世代を越えて、ともに住む。おじいちゃん・おばあちゃんと若者の両方に“安心”をもたらす新しい住まい方「光が丘シェアハウスプロジェクト」 より

 30年後、40年後のみなさんの周りには、困った時に頼りになる“誰か”はいますか?

年齢を重ねていくと外出がおっくうになり、どうしてもだんだんと家の中に閉じこもるようになってしまいがちです。そうすると、周囲との関係はだんだんと希薄化してしまうもの。内閣府によると、そのような人間関係の希薄化が原因で孤立死してしまうケースが年々増えているという問題があります。

一方、いまのみなさんの周りに、仕事や人生のことで悩んだ時に相談できる人は、どれくらいいるでしょうか。同世代、もしくは少し年上の相談できる人はいても、まるでお母さんのように悩みを聞いてくれる人はあまりいないかもしれません。でも、精神的に参った時にそういう存在がいると安心ですよね。

そんな高齢者と若い世代の双方が抱える問題を解決してくれるプロジェクトが、東京都練馬区の光が丘という街で動き始めています。
光ハウス

 にほんブログ村 子育てブログへ

続きを読む "高齢者と若者とのシェアハウス~自然とお互いに役割が出来る空間~"

posted by hoiku at : 2016.05.11 | コメント (0件) | トラックバック (0) List   

2016.05.06

育児を科学する~昔のお母さんはみんな知っていた!スキンシップは“生きる力”の源。

世に数多ある育児法。過去さまざまな研究者が登場し”科学的”なる育児法を提唱してきました。
古くは13世紀の神聖ローマ帝国では「赤ちゃんに愛情をかけない実験」が行われていたそうです(恐ろしい!)。しかし西洋ではその後も「心」の存在を無視した育児法が“科学的”な方法として受け入れられ、多くの失敗を繰り返してきました。

そしてようやく1956年になって、フランスの研究者によりウガンダの育児法が紹介されるにいたり、欧米でもスキンシップの重要性が唱えられるようになりました。

実は科学が口を挿むずっと前から、世界のお母さんたちは正しい育児法を知っていた、といえるのではないでしょうか。日本のお母さんも古来から「おんぶ」を通じて赤ちゃんとのスキンシップを実践してきました。

では、“科学的”育児法、その迷走ぶりから見ていきましょう。

 にほんブログ村 子育てブログへ

続きを読む "育児を科学する~昔のお母さんはみんな知っていた!スキンシップは“生きる力”の源。"

posted by hoiku at : 2016.05.06 | コメント (0件) | トラックバック (0) List   

2016.05.01

オランダにある老人ホームでは、学生が無料で入居できる

暮らしの方も見てみましょう。オランダに、なかなか真似しても良さそうな事例があります。

オランダにある老人ホームでは、学生が無料で入居できる

ライフスタイルニュース

月30時間高齢者の入居者と共に時間を過ごす条件で、大学生が無料で住むことができる老人ホームがある。
私の地元はとても高齢化が進んでおり、大学の周りにも多くの高齢者が住んでいる。人口減少も進んでいるため、空家が多く、そこに学生が住み、高齢者と学生が助け合って生活をする風景が定着している。
このような簡単な仕組みを都市部に組み込むことで、子世代、孫世代と離れ住んでいる高齢者の生きる活力になるのではないだろうか。地元の高齢者はいつも元気である。

—以下リンクより引用。
オランダ老人ホーム
心豊かな生活を始めるのに、年齢は関係ないようだ。

 にほんブログ村 子育てブログへ

続きを読む "オランダにある老人ホームでは、学生が無料で入居できる"

posted by hoiku at : 2016.05.01 | コメント (0件) | トラックバック (0) List   

2016.04.28

子育ての生物学~人類は「群れ」で子供を育ててきた

草食動物は生れ落ちて30分もすれば立ち上がり、群れと一緒に行動することができる超早熟。ニホンッザルは生後一年、チンパンジーは4~5年で離乳し、それと同時に独り立ちして群れの一員として暮らし始めます。最も長いオランウータンでも6年ほどで母親の手を離れていきます。

それに比べると人類の場合は、離乳こそ1~2年ですがその後10数年の子育て期間を経て、ようやく独り立ちできるという超晩熟の生き物です。

現代の私たちが「子育て」に多くの知恵をエネルギーをかけ、その大切さと難しさに腐心しているのも、この晩熟性ゆえでしょう。

ではなぜ私たちはこれほどの晩熟性を持つに至ったのか?その中で祖先たちはどう生き延び、子育てをしてきたのか? 今回は生物学の視点で探ってみましょう。

 にほんブログ村 子育てブログへ

続きを読む "子育ての生物学~人類は「群れ」で子供を育ててきた"

posted by hoiku at : 2016.04.28 | コメント (1件) | トラックバック (0) List   

2016.04.26

日本の高齢者は、最大の財産になる

そもそも、高齢者なんていう概念を辞めちまおう!という話です。確かに、ここまで見てくると、高齢者という諸々の決まり事(法律上もイメージも)が高齢者自身を不幸せにしているように見えます。本人からすると、放っとけ!と言いたくなるような。儂はそんな年寄りじゃねえ!と。

日本の高齢者は、最大の財産になる より

日本の女性の平均寿命は87歳で、男性は80歳。
だから、65歳は「高齢者」ではない。その後15年~22年~15年生きるのだ。

そして昔の65歳とは違い、現代の65歳の方は驚くほどエネルギッシュで元気だ。

つまり、70歳位(人によっては80歳以上)でも元気で社会参加できる「生産人口」となりえる。
人口縮小する今後の日本には貴重な人たちだ。

元気な年配者は、今後の日本を引っ張ってくれる為に登場してくれたと思います。

彼ら彼女たちが社会に参加でいる制度が、求められているのだと思います。

高齢者」という呼び方は止めて、元気な年配者を表す言葉を誰か生み出してくれないでしょうか?

高齢技術者3

 にほんブログ村 子育てブログへ

続きを読む "日本の高齢者は、最大の財産になる"

posted by hoiku at : 2016.04.26 | コメント (0件) | トラックバック (0) List   

2016.04.21

「抱っこ」と「おんぶ」の人類学

赤ちゃんと一緒に行動するときは「抱っこ」がいいか「おんぶ」がいいか?永遠の命題みたいに「抱っこ」派、「おんぶ」派の意見が交わされていますね。

抱っこは目線があって安心感がある、常に表情や様子が見てとれる。けど手仕事には不便。
おんぶは、手仕事に便利で密着した安心感がある、視野が開け親と同じ視線でいろいろなものを見ることができる。けど足の血行が悪くなる、野暮ったい・・・

今は欧米流の抱っこが主流で、昔ながらのおんぶの良さも見直されつつある、という感じでしょうか。

で調べてみると、お猿さんも抱っこやおんぶをしていて、人類以前からの歴史を持つものであるらしい。しかも世界を見ると、おんぶでも抱っこでもない独特の方法もあるようです。

今回は、「抱っこ」と「おんぶ」の歴史をたどってみましょう。

 

 にほんブログ村 子育てブログへ

続きを読む "「抱っこ」と「おんぶ」の人類学"

posted by hoiku at : 2016.04.21 | コメント (0件) | トラックバック (0) List   

2016.04.21

シニアの約8割が「定年退職制度がなかったら、働けるまで働きたい」

当然、予測される結果ですが、アンケートを取れば、「働けるまで働きたい」、となるわけです。

シニアの約8割が「定年退職制度がなかったら、働けるまで働きたい」 より

女性に比べて男性高齢者の社会参加が進まない実態がある。実際に高齢者のサークル活動や生涯学習活動、ボランティアの現場は、女性の参加が圧倒的である。
本人が嫌なら無理に参加させる必要はないかもしれないが、「嫌がっている」ように見え、本人もそのように言うかもしれないが、近くまで来て見ていたり、情報だけは気にして入手しているような人も少なくない。
そのような活動を通した運動や会話が健康寿命を伸ばし、認知症予防にも効果的であると言われている。

男性高齢者の仕事に関する意識をうかがう、興味深い調査結果があった。

マイナビニュース 2015/05/03記事
リンク

シニアバイト

 にほんブログ村 子育てブログへ

続きを読む "シニアの約8割が「定年退職制度がなかったら、働けるまで働きたい」"

posted by hoiku at : 2016.04.21 | コメント (0件) | トラックバック (0) List   

2016.04.14

「理想的な子どもの環境をつくることは、理想的な社会をつくること。」~まちの保育園の取り組み

先日、千葉の保育園建設が近隣の反対で取り下げになったというニュースを聞きました。理由は「子供たちの声が騒音になる」から・・・

「私たちがどんな社会を望み、創っていくか?が、子育てのありかたに繋がっていくのではないかと思います。」

と前回書きましたが、私たちは子供の声を騒音としか感じられない(一部の人だとは思いますが)人の声がみんなの課題を左右してしまう、そんな社会をつくってきてしまったのでしょうか。

ちょっと暗い気持ちになっていたのですが、そんな日本でも街ぐるみで子供たちの可能性を引き出そうという試みが注目をあびている「保育園」があることを知りました。ところは東京の練馬区。閑静な住宅街の中で、お年寄りや、社会人、学生など多くの人が集まり、子供たちと接し、一緒の時間をすごしている。

今回は「理想的な子どもの環境をつくることは、理想的な社会をつくること。」を理念に運営されている「まちの保育園」を紹介します。

Exif_JPEG_PICTURE 写真は(http://blogs.yahoo.co.jp/nusadua1251/31870169.html)よりお借りしました。

 にほんブログ村 子育てブログへ

続きを読む "「理想的な子どもの環境をつくることは、理想的な社会をつくること。」~まちの保育園の取り組み"

posted by hoiku at : 2016.04.14 | コメント (0件) | トラックバック (0) List