2017.04.25
公園を保育の拠点にしている~子育ての駅5~行政の管轄を超えたところに可能性
この高評価をもたらす運営を作ったの秘訣は何でしょうか?
選評】
都市公園事業(国交省)として整備されたもので,制度としては公園施設であるが,それを子育て支援機能として運用している例である.都市公園の東屋,屋根付き広場として位置づけられる施設を,子育て支援という福祉サービスに使うというこの事業スキーム自体が珍しく,それを実現させた力がまずは評価される.これは自治体の企画力なのかもしれない.現に雪国としての特性などを訴えて実現させたり,空間を建築・公園・土手で構成すると言ったつくり方の実現性などは企画者としての市の推進力が大きかったことが推察される.
こうした事業スキームをベースに,実際の利用は非常に活発であり,平日利用者は600人,休日は1,000人を超えることもあるとか.子どもと家族の双方が主役となり,この施設の中で遊ぶ様は,施設利用の一つの可能性を示唆するものである.
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既に一般化していると言われるだろうが,住民参加建設プロセスの徹底,その過程で培った利用を支える職員と住民の体制づくりなどが特徴であり,何より活気のある雰囲気はとても良い.
これらは建築(設計者)だけの功績とは言い得ないかもしれないが,企画者・設計者・運用者の連携にもとづく大きな努力が実を結んだものとして建築賞とした.
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2017.04.21
何を学ぶかではなく、どうやって学ぶか~「ライフロング・キンダーガーテン(生涯幼稚園)」の学び。
昨年末、中央教育審議会が4年後、小学校から順次実施される「新学習指導要領」について答申しました。
答申の理念は
「社会は第4次産業革命を迎え、10年後20年後の社会がどうなっているか予測不能。そんな時代を生きる子どもたちの「生き抜く力を育む」のが学校の教育活動の目的だとし、
「何を学ぶか」が中心だった指導要領の性格を大きく変え、「どのように学ぶか」「何ができるようになるか」の視点を重視。教員が一方的に教えるのではなく、児童生徒が主体的に授業に参加するアクティブ・ラーニングを全教科で導入するのだそうです。
方向性は大きく間違っていないと思いますが、教科ボリューム(詰め込む知識量)は従来と同じ、学び方にアレンジを加える程度の中途半端なもの。そこでこれからの教育について、最先端の研究機関のひとつであるMITメディアラボ所長の伊藤譲一氏がもっと踏み込んだ知見を示してくれていたので紹介します。
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2017.04.18
公園を保育の拠点にしている~子育ての駅4~外部の評価もすこぶる高い
何かと良さげな長岡の子育てのえきですが、外部から見ても殆ど絶賛です。
新潟県長岡市の駅前広場☆子育ての駅「ちびっこひろば」がすごい!
今回ご紹介する「ちびっこひろば」は、東京からは離れてしまいますが、新潟県にある、今注目されている駅前広場です。
どんな魅力が詰まっているのかご紹介いたしますこちらの「ちびっこひろば」は、新潟県長岡市が運営する子供とママの遊び場となっています。子供だけでなく、ママたちが交流できる場としても活用されているそうです。
ちびっこひろば内には、絵本が読める絵本コーナーやふれあいコーナー、交流サロン、授乳室などかなり充実した施設となっています。
また長岡駅の駅前にあるので、電車に乗って疲れてしまったお子様を連れてひと休み……なんことも可能なんです。
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2017.04.14
学校の終焉~企業が学校をつくる時代
企業のCSR活動、とりわけ学校教育を支援する「教育CSR」が注目を集めています。
CSRとは社会的責任(Corporate Social Responsibility)。つまり教育活動の支援を通じて地域に貢献し、企業の社会的責任を果たそうというわけです。
もっとも一の般的なのが出張授業のスタイルで、たとえば経団連のCSRプログラムには、
味の素 「だし・うま味」の味覚教室
大阪ガス エネルギー環境教育
ソニー ソニー・サイエンスプログラム<ワークショップ>・・・
などが登録されています。
いまでこそ企業の社会貢献、教育支援は新しい潮流のように思われていますが、時代をさかのぼれば企業自身が学校をつくることも決して珍しいことではありませんでした。
今回は企業の手による学校づくりを考えててみましょう。
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2017.04.11
公園を保育の拠点にしている~子育ての駅3~お母さんの繋がりを作る
活動内容を見ていきましょう。
ママとプレママのおしゃべり会
これからママになる方、のびのびを見に来ませんか?出産・育児の不安や素朴な疑問について、先輩ママやスタッフとおしゃべりしましょう。
日時:4月27日(木) 午前10時30分~11時30分
対象:どなたでも
「春のもりもりお散歩ツアー」
日時:4月14日(金)午前10時00分~11時00分
内容:豊かな三島の自然を感じながら、春を見つけにお散歩に行きましょう♪手作りバックと春探しマップを持って親子で春のぽかぽか陽気に、一緒に触れてみませんか?雨天の場合は室内でお散歩ごっこをします。
対象:乳幼児とその保護者
定員:なし
参加料:親子一組100円(おやつ代として)
持ち物:水筒(お茶か水)
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2017.04.07
放課後が変わる~学校の外で広がる「新しい学びの場」
保育園待機児童問題の背景には、共働き世帯の急増があります。それと連動して小学校の学童保育もまた大きな課題となってきています。(昭和55年~H26年で専業主婦世帯は1100→680万世帯に半減、共働き世帯は600万世帯から1100万世帯へと倍増しています)
この学童保育、従来のかぎっ子対策にとどまらず新しい学びの場として注目があつまっているようです。
また従来の学習塾でない「遊びあいながらまなぶ」探求型の塾?や、中高生を対象にした参加型のプロジェクトなど、学校の放課後に変化がおきているようです。
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2017.04.04
公園を保育の拠点にしている~子育ての駅2~誰が参加してもいい
地域ごとに9つの拠点があります。それぞれは、「ぐんぐん」「すくすく」「にこにこ」とか解りやすい拠点名になっています。
全部が公園に設置されているわけではありません。保育園併設や福祉施設の一部など色々です。市の施設に限らず、社会福祉法人の施設を間借りしたりしています。
形に拘らないところが良い感じです。
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2017.03.31
脱学校で学びの場を選択する~「箕面こどもの森学園」の実践
最近のニュースよると、
『朝日新聞によると、自民党の議員連盟が「小中学校以外で教育を受けた場合でも義務教育の終了を認める」という議員立法をまとめたという。来年の通常国会に提出される見込みで、成立すれば2018年4月にも新たな制度が始まる。』(https://irorio.jp/nagasawamaki/20151113/277393/)
これまで学校教育法に則っていないオルタナティブスクールは、公の義務教育とは見なされず国の補助なども受けられない状態でしたが、『不登校児の数は2013年時点で11万9617人。小学生の0.36%、中学生の2.69%が不登校児童となっている。』事実を前に、国も動かざるを得なくなってきたのだと思います。
不登校というとネガティブな感じがしますが、最近は積極的に学びの場として学校以外の学校を選択するケースが増えています。
今回はそんな新しい学校の例を紹介します。
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2017.03.30
公園を保育の拠点にしている~子育ての駅1~長岡市の取り組み
公園と保育を調べていると、長岡市の施策事例が出てきました。
どうやら、オープンに子供を連れて来て遊ばせ交流する拠点を作ったようなのです。
長岡市 こそだてのえき
HPを見ても、概要がつかめないので、解説しているサイトを探しました。
施策事例 雪国のお父さんお母さんの声から生まれた「子育ての駅」運営事業
1取組に至る背景・目的
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2017.03.24
これからの社会をつくっていける人を育てる~義務教育に代わる新教育の可能性
画一的な学校の時代は終わった・・・ではこれからの時代、どのような教育、どのような場が必要になっていくのでしょう?
新しい教育法として、モンテッソーリ、シュタイナー、フレネ、イエナ・プラン、ダルトン・プランなどさまざまな教育法が提起されています。各々の特徴はありますが、共通しているのは画一的、強制的な教育から子どもの自発性を尊重する教育スタイルであることです。
日本にもこれら教育法を実践する学校があり、これからの教育のあり方として注目されています。ところがこれらの教育法はどれも1900年台初頭にヨーロッパ発で提起されたもので、決して新しい考えではありません。
日本でも大正時代にダルトン・プランが成城小学校に導入されるなど、古い歴史があります。(日本の新教育はその後軍部の圧力で潰されてしまいますが・・)
今改めて注目される教育法。今回はその誕生の背景を見てみましょう。
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