“住みなれた地域で気軽に助けあい、支えあう人間関係をつくりたい”そんな思いで高齢者や障害のある方々などの自立に向けてのお手伝いをしています。
“助けあい在宅サービス”(ふれあい活動)に軸を置いて“介護保険”と連動した活動を展開しています。当団体では「心」のケアを“助けあい在宅サービス”で「身体」のケアを“介護保険”で実現したいと考えています。
2016.07.29
子供たちは12歳までに人類700万年の進化を復習し、社会に出る準備を整えている。
わずか10ヶ月の間に、5億年におよぶ生命の進化の過程をたどり、未来に向けた進化の可能性を背負って生まれ出てくる赤ちゃん。生まれてからの進化もまたすごいです。
1歳で立ち上がり、言葉をおぼえ、絵を描き、道具をつかいこなし、時間の概念を理解し始める・・・
大人の感覚では当たり前のように感じるかも知れませんが、ほぼ白紙の状態からこれらのことを身につけていく過程を考えると、まさに人類の700万年の進化の過程を猛スピードで吸収しているのです。
今回は、こんなすごい子供たちの成長過程をたどってみましょう。
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2016.07.26
できることはお互いに、双方向の福祉。「無理なく、細く、長く」
高齢者同士で助け合う福祉は、色んな形で提唱されてきましたが、地域で実際に成功させている事例が有りました。ポイントは、「無理なく、細く、長く」です。
内閣府の高齢社会対策 より抜粋
会員はサービスを受ける人もサービスを提供する人も同じで、「サービスを受ける側の人でも何かできること(サービス提供)はある」という考え方から、双方向の会員制としている。
会員は、たすけあい・ふれあい切符(時間通貨)を購入(600円/時間)する。サービスを利用する人は600円プラス200円(ユーアイネットに寄付する形)を支払う。介護保険のサービスの提供と助け合いサービスの提供の両方を行わなければ会員としないことにしている。【サービスのしくみ】
(3)高齢者の参加状況[実態]基本的に会員を高齢者と専業主婦の余暇時間の利用を主眼に置いており、サービスを担う時間を1人2時間に限定し、「無理せず、細く、長く」を基本に会員を募集している。このため比較的参加しやすい環境ができており、応募者は多い。
介護保険事業者の認定を受ける前の会員数は約500名、現在の会員数は約1500人である。比較的余裕のある家庭の人の参加が多く、介護保険導入前でも80人がヘルパーの資格を有していた。また資格をもたなくても在宅介護など実践的に関わっている人も多かった。
介護保険サービスを提供した後に介護保険外のサービス活動もできること、活動が地域に密着していることから評判はとてもよかった。
会員応募時に、「自分に何ができるか」を申告し、居住地の中学校区に派遣することのないように、学校別に登録している。
全体で1600人の会員(準会員を含む)のうち男性が3割程度を占めている。年齢では65歳以上が8割程度を占めている。夫婦で参加している人達も多い。男性の参加が多いことで「毎日参加賞」を受賞した。
NPO法人の正社員は立ち上げ時の24名であり、この中から理事を8名選出している。事務局は17名であるが、このスタッフもサービス提供を行っている。
「無理なく、細く、長くできる」ことをモットーとしているため、途中で辞める人は皆無である。(4)高齢者の活用に関する今後の方針
介護保険の枠外の心のケアを行うことが本来のミッションであり、「誰もが安心して暮らせるふれあい社会をつくる」ことが目標である。
今後も高齢者と専業主婦の活用を中心に考えていく方向である。今後指定管理者制度によって公共施設管理運営のアウトソーシングが進むと、マネジメントや労務管理等のノウハウを持っている高齢者に期待したい部分が増えることから、とくに高齢者の活用に軸足をおいていきたい。
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2016.07.21
赤ちゃんは「自然」そのもの。育児に戸惑い惑うのは私たち自身がその「自然」を見失ってしまったから。
赤ちゃんを見てしみじみ思うのは「自然」だなぁ・・ということ。
赤ちゃんは、受精卵の姿からた原始魚類、陸に上がった古代魚、そして鰓呼吸から肺呼吸へと移った両生類、さらに爬虫類、、哺乳類……と、その“姿”をつぎつぎと変えながら、胎内で成長しヒトとして生まれてきます。
わずか10ヶ月の間に、5億年におよぶ生命の進化の過程をたどり、未来に向けた進化の可能性を背負って生まれ出てくる赤ちゃんはまさに「自然」そのものです。
でも現代は育児不安や産後うつなど、自然な赤ちゃんをしっかりと受け止められない現象が増えてきています。これは私たちや社会が自然を失い、とても「不自然」な状態に陥っているからだとも考えられます。
今の私たちがいかに「不自然」な状態にあるのか?
今回は、NHKスペシャル「ママたちが非常事態!? 最新科学で迫るニッポンの子育て」の紹介から考えてみたいと思います。
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2016.07.21
葉っぱビジネスでおばあちゃんの年収1000万
高齢者が元気に働く事業の現場を紹介していきます。
まず、葉っぱビジネスで有名な「いろどり」です。HPを見て驚くのは、セミナーを開催したり、インターンシップを受け入れたり、まるで注目優良ベンチャー企業です。その明るさには脱帽です。
お硬い文章ですが、 高齢者の活力により住民参画が促進された先進事例 から概要を
徳島県上勝町は、人口2,100人程度、高齢化率は約47%という、自然に囲まれた高齢化が進ん
だ町である
。この町にある自然を活用し、木の葉や小枝を料理に添える「妻物(つまもの)」
を商品化して販売している上勝町の第 3 セクター「株式会社いろどり」では、約 170 名も
の地域住民が元気に働いている。そしてその半数が 60 歳以上の高齢者である。そのため、
上勝町には元気な高齢者が多く、医療費は都市部の徳島市とほぼ同じ水準で、寝たきりの
高齢者も少ないため、町に唯一ある老人ホームも近日中に閉鎖することが決まった。
生きがいの場ができ存在感が大きくなった高齢の地域住民、妻物ビジネスで地域ブラン
ドを確立して地域再生を図った株式会社いろどり、健康な高齢者の増加により医療費の抑
制を図ることができた上勝町、地域の高齢化問題への対応として全ての関係者にとって良
い結果を生んでいる。
いろどりのHP、「いろどりストーリー」から
徳島県上勝町とは
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2016.07.15
共同保育の場から「家族」が再生していく。
待機児童問題がクローズアップされ、保育所の増設、保育士の待遇改善などが議論されていますが、受け皿をつくればそれで解決?という疑問がいつもありました。
これまで、子育てや家族について考える中でわかってきたのが
○「子供はみんなで育てる」ということ。
○子育てに携わるお母さんたちの繋がりが土台になる。
○そんな子育集団を母体とした、新しい家族像が見えてくるのでは?
ということ。
前回詳しく触れられなかった、保育環境の動きを「自主保育」、「共同保育」、「企業内保育」、そして「行政」の視点から考えて見ましょう。
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2016.07.12
悠々自適より、島でイチゴ作り
車いすでも作業出来るようにハウスを作った、って凄い。
生きがいって、旅行やゴルフには無いんですね。
視点を変えることで農業は活きる… 「顧問退職、島でイチゴ作り…悠々自適より農業の現場」 より
電機メーカーを退職した顧問が、ゴルフ旅行や海外旅行でも満たされなかった結果はじめたもの。それが「いちご農家」だった。
高齢者においても、誰かの期待に応える、生きがいによって充足をえられるということである。それまで農業に一切関わっていなかった人が視点を変えれば農業に参加することができる。
老人の新しい居場所として期待できるかもしれません。
以下、引用。
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2016.07.08
家族ってなに?~私たちがどういう家族のかたちをつくっていくかが問われている。
『一旦、従来の「家族」という固定観念を取り去って、大切な子育て環境をどう実現していくかを考えていく先に、あらたな家族像が見えてくるかもしれません。』
今でこそ一般化した核家族。しかしそれ以前には地域や社会によって実にさまざまな「家族」がありました。しかしそれらすべてに共通しているのが「女性が子供を産み育てていく」環境をどう実現するか?であったようです。
まずは伝統的な世界の「家族」のかたちをみながら、視野を広げ、これからの「家族」を考えてみましょう。
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2016.07.05
日本の人口減は別に問題じゃないよ、という話
高齢者の活動は、高齢者の問題というわけではなく、日本社会全体の活力と結びついている。古臭い定年制や、現役~引退の概念から解き放されれば、可能性は広がっている。そんな話。
とにかくこのままじゃまずいと叫ばれているが、その根拠は一体何か?
以下(リンク)引用
————————————今の日本の閉塞感の議論は、一言でいうと、「生産人口が減っているからまずいよ!」ということに尽きるわけで、そこから年金問題や社会保障(老人を支えられない!)、少子化問題、移民問題とつながっていくわけだが、これはまったくの誤解であり前提が間違っている。なぜならいまの生産人口算出の”定義”は「15才~65才」となっているからだ。しかしよく考えてみよ。今の時代に15才から働き始める人がどのくらいいるのか?あるいは、65才でリタイアしなきゃいけない年配がいるのか?という話である。むしろ65才といえば成熟し、壮健な人ばかりである(考え方は刷新されていないかもしれないが。。)しかも、このような若い60代が出てきたのもわずかこの20年の変化である(人類の歴史を見れば、平均寿命は近年100年で約30才から70才へと急激に伸びている)。つまり近い未来、70才は「中年」、40才が「青年」と呼ばれる時代に入るのである。この状況を鑑みれば、今の時代でさえ、”本当”の生産人口は、「18才~74才」で算出すべきである。もしこの定義に生産年齢を整えるならば、我が国の生産人口は2045年の未来でも現状と変わらない水準であり、つまり十分にまかなえる。
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2016.07.01
家族って何?~近代家族は子育てに最もふさわしくないかたち。
『この「家族」なるもの、昭和~平成と時代が下るにつれてさまざまな矛盾が噴出してきます。離婚の増加、虐待、DV、引きこもり、介護の重圧・・・』
明治期に始まった日本の「家族」。そこには構造的な大きな問題が潜んでいそうです。当ブログのメインテーマのひとつである「子育て」に対しても近代家族は大きな影響を与えてきました。
まずは近代家族の中で何が起こっていたのか?から見ていきましょう。
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2016.06.28
高齢者組織化に近いビジネスの事例~志を抱いて~
やはり、実態のある生産活動での高齢者活性化事業が本筋なんどと思います。「志を抱いて経営を行って・・・」、応援したくなりますね。
シニア層を結集する事業です。
紹介するのは、東京都台東区の「かじワン」。リンク
事業理念リンクには「社会を変え、国を変え、世界を変えたいという志を抱いて経営を行っており社員一同この精神を充分に理解し最高のサービスのご提供を追求しております。」という印象深い言葉があります。シニア世代と現役世代を結ぶニーズは確実に存在します。かじワンのホームページを見ると、かなりビジネスライクに見えますが、中身を見ると支援を求める人のことを考えて、手続きを簡素化している点があちこちにあり、打ち出し方として参考になりそうです。以下、SankeiBizから、同社の紹介記事を引用します。
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しかし一方で、全国でも有数の地域活性型農商工連携のモデルとなっている町でもあります。昭和56年2月に起きた寒波による主要産業の枯渇という未曾有の 危機を乗り越え、葉っぱ(つまもの)を中心にした新しい地域資源を軸に地域ビジネスを展開し、20年以上にわたり農商工連携への取り組みを町ぐるみで行っ ています。