2017.02.14
行政の学童保育を請け負う民間企業が有る~需要も供給もお母さん
行政の行う学童保育を調べようと、大阪市HPで見ると、大阪市いきいき放課後授業
の中で、運営管理団体の一覧表があるのですが、幾つかが福祉法人や社団法人なのに対し、北区、都島区、福島区、西区、西淀川区及び淀川区の小学校区を、ある民間企業が受託していました。
どんな企業なのか調べると、人材派遣事業、小学生の放課後事業、保育事業の3つの事業を行っており、HPでは、以下の様に謳っています。
私たちは、仕事と家庭の両立と
未来を担う子どもたちの成長を応援します。わたしたちセリオは、仕事と家庭の両立や未来を担う子どもの成長をサポートする事業を通して、女性が活躍する豊かな社会づくりを目指しています。
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2017.02.10
予防接種どうする?~恐怖の前に事実を知ることから。日本脳炎の場合。
子供の頃、日本脳炎やジフテリアはとても怖い病気だと教わった記憶があります。
たとえば日本脳炎は蚊によってウイルスが媒介され、発病したら治す手立てはなく、4割の人が死に至る、生存できた場合も半数以上に麻痺や精神障害などの後遺症を残す・・・という具合です。
こんなに怖い病気が防げるのだったらちゃんと予防接種をしなくちゃ、と思うのも当然のことでしょう。
一方で、ワクチンの接種による副作用が毎年発生している。とくに重篤な中枢神経系の障害が毎年数名発症している。と聞けば、ワクチンは怖いと思うのも当然のこと。
でもこの「怖い」という意識は曲者です。冷静な判断を曇らせ、どちらの立場に立っても、対立意見をとことん否定しないと安心できない。そんな意識につながっていきそうです。
恐怖の前に事実を知ること、そこからはじめてみましょう。
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2017.02.09
ミニ保育所の可能性7~都市部では既に無くてはならないものに
ミニ保育所、どの程度普及しているのでしょうか?
近畿圏のミニ保育所普及状況を行政の案内板から探してみました。どこも、入所希望は行政で一括して受け、配分しているのですね。
実は、私が住んでいるマンションの1階にもミニ保育所があり、リストにあるのを見つけてなんとなく嬉しくなりました。
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2017.02.03
子育ての悩み~予防接種どうする?
子育てで悩ましいのが予防接種どうする?ということ。
お医者さんからは「受けてください」と有無を言わさぬ姿勢でいわれ、あげく「虐待になりますよ」と脅されることもあるとか・・・
でも小児学会の推奨を正直に実行すると、13種類のワクチンを、生後2ヶ月から思春期までの間に30回以上接種することになります。そんな小さなうちから必要なの?そもそも種類も回数も多すぎない?というのも素朴な疑問です。
ワクチンの是非については、病気にかかって重篤化するリスクと副作用のリスクを比較してるサイトもありますが、立場によって正反対のデータが示されていて、どちらが正しいのかわからなくなってしまいます。
ということで、今回から数回に分けて予防接種どうする?を考えてみましょう。
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2017.01.31
ミニ保育所の可能性6~保育インフラ拡大の予感
主婦パート労働者やシングルマザーを対象に、職業訓練を請ける場合の保育料補助というのが出てきました。そんな、職業訓練なんぞ要るんかいという気もしますが、女性の労働力を引き上げたい意志を感じます。 今後、働く女性たちの声はさらに大きくなり。小さな子どもも安心して預ける事のできる街が当然なっていくでしょう。
主婦の就労支援へ保育料 厚労省、職業訓練時に支給 日本経済新聞 電子版
厚生労働省は2018年度にも、シングルマザーや専業主婦などが子どもを保育所に預けて職業訓練を受ける際に、保育料を支給する制度を設ける。子ども1人当たり月額最大6万6000円もらえる。結婚や出産などで離職した主婦らが「手に職」をつけ、就労しやすくする。労働市場の人手不足の解消にもつながるとみている。
支給の対象は雇用保険の適用から外れた失業者や、週20時間未満で働くパート労働者。厚労省は今回の制度について長期間仕事から離れた専業主婦や、正社員に就けずにパートで生活費を稼ぐシングルマザーらが活用すると想定している。
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2017.01.27
チャイムがない、時間割がない、通知表がない、そんな公立小学校がある!
小学校に上がり、授業や宿題に追われながら子供たちのやる気がどんどん削り取られていく・・・現在の学校制度に大きな限界を感じていたところ、「通知表」がない小学校があるという記事を見つけました。しかもそれは公立小学校で、1956年から60年近く続いているというのです。
一体どんな学校なのか?
今回は長野県にある伊那小学校の実践を見てみましょう。
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2017.01.26
ミニ保育所の可能性5 ~市民の手で保育の場を作る
子どもたちを育てる空間は自分たちで作ってしまおう、という動きが出てきたようですね。これもミニ保育所という制限の小さいフォーマットが作り出した可能性ですね。
小規模保育園 市民の手で 読売ニュースから
◇待機児童解消へネットで資金
◇地元店主ら協力、200万円目指す
インターネットで資金を募るクラウドファンディングを活用し、枚方市内に小規模保育園を開設しようと、市民が取り組んでいる。地元の商店や飲食店が寄付の返礼品を用意するなど、町ぐるみの活動に広がっている。全国的にも珍しい取り組みといい、待機児童を解消させる新たな一手として注目を集めそうだ。(河下真也)
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2017.01.20
自立の「一人寝」か絆の「添い寝」か~18世紀までは全ての社会において添い寝が一般的だった。
欧米では子供の自立を促すため、乳児の頃から一人で寝かせる習慣があります。日本では考えずらいですが、彼の地ではそれが当たり前。自分たちの親がこうしていたから、子供にも同じようにする・・・という先祖代々の習慣、文化のようなものかも知れません。
日本でも一時期、甘え癖がつくから早いうちから一人寝をさせることが流行ったことがありますが、最近は添い寝が主流なようです。
「一人寝」と「添い寝」
まずは各国の声を聞いてみましょう。
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2017.01.19
ミニ保育所の可能性4 ~国の後押し、世の中の情勢
ミニ保育所は2年前から後押しされていたんですね。
日経新聞ニュース から
「出生率1.8」実現にむけた厚労省案の概要 新たに「ミニ保育」の建設費の一部を国が支援→0~2歳の待機児童解消へ
企業内保育所の空き定員を開放する企業を支援→近隣の自社以外の子も利用しやすく
企業内保育所の運営を支援する助成金を拡充→企業の資金や設備を子育て支援に活用
保育士の確保・定着のため、補助金を引き上げ→保育士の賃上げで処遇を改善
厚生労働省は少子化対策の一環として、保育所の新設を支援する。10人程度の少人数の子どもを預かる「ミニ保育所」の建設に補助金を支給する。企業が会社の敷地内などで運営する「企業内保育所」への支援も広げる。安倍晋三政権は現在1.42の出生率を1.8に上げる目標を新たに掲げた。乳幼児を育てながら働けるような環境の整備を前倒しで進める。
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2017.01.13
「子供扱い」は子供たちの可能性に蓋をしてしまう。
さまざまな保育士さんの子供への接し方を調べていたら、「伝説の保育士 のりこ先生の魔法のことば」という本に出会いました。
典子先生は、子供を甘やかしたり、子供だからといって大目に見たりせず、一人前扱いすることにとって子供が本来持っている可能性を引きだす・・・そんな保育スタイルをもった方です。
「子供扱い」とよく言いますが、できないことを前提にした上から目線では、本来子供が持っている「できる力」削いでしまっているのかも知れません。
今回は、この本の1節「できるのが当たり前と言えば、子供はできる」から紹介します。
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