- 感謝の心を育むには - http://web.kansya.jp.net/blog -

脱学校で学びの場を選択する~「箕面こどもの森学園」の実践

最近のニュースよると、
『朝日新聞によると、自民党の議員連盟が「小中学校以外で教育を受けた場合でも義務教育の終了を認める」という議員立法をまとめたという。来年の通常国会に提出される見込みで、成立すれば2018年4月にも新たな制度が始まる。』(https://irorio.jp/nagasawamaki/20151113/277393/)

これまで学校教育法に則っていないオルタナティブスクールは、公の義務教育とは見なされず国の補助なども受けられない状態でしたが、『不登校児の数は2013年時点で11万9617人。小学生の0.36%、中学生の2.69%が不登校児童となっている。』事実を前に、国も動かざるを得なくなってきたのだと思います。

不登校というとネガティブな感じがしますが、最近は積極的に学びの場として学校以外の学校を選択するケースが増えています。

今回はそんな新しい学校の例を紹介します。

以下(http://riecs.net/blog/374/)より引用します。

——————————————
先日、大阪府箕面市にあるNPO法人が運営する学校
「箕面こどもの森学園」を見学させていただきました✨

県外からも引っ越して入学希望者があるほどの人気の学校です。
無認可の学校ですが、2015年にユネスコスクールに認定されています。
(ユネスコが推進する、持続可能な開発のための教育(ESD)を実践している学校)
無認可の学校で、ユネスコスクールに認定されるのは、とってもとっても珍しいことのようです。
そして、2015年度より中学部もできて、更に受け入れの幅が広がっている学校です。
(中略)
基盤になっている考え方は
「子どもは自ら学ぶ意欲を持ち、自らの力で学ぶことができる」という教育観
自分で選ぶ
自分で決める
主体的に実行する
と言っても完全に自由なのではなく
大きな枠組みはあり、「必須」としている授業内容もあります。

すが、例えば…小学部の場合
*音楽・英語は、学期毎に選択できる
 いずれも選んでも、選ばなくてもOK。それぞれ「プロジェクト」という科目との選択制
*「プロジェクト」は、自分がやりたいことをとことんやる時間
 手芸・工作など、自分の興味があることができる時間。
*体育は、内容によって、その都度選択

国語や算数にあたる、「ことば・かず」の時間もあり、
見学させていただいた時は、個別学習をしていました。
みんな静かに、自分が決めた目標に取り組んでいました。

例えば、ある5年生のお子さんは
「漢字は5年生」「読解は4年生」の課題をする、と選んでいました。
今日は「◉ページまでする」という学習計画も週毎に自分で立てるようです。

「宿題は基本的にないけど、希望があれば相談して内容を決める」とのことです。

自分で選ぶ
自分で決める
そして、主体的に実行する

もちろん、実行する際に、一人で難しい時は、
大人や友達の援助や協力を得ることもできます。

低学年の音楽の授業を見せていただきました。
1〜3年生まで、9名のお子さんが参加。
最初は、朝ドラの主題歌を歌ったり、クリスマスの歌を歌ったり…
中には、手拍子をしながら、リズムに合わせて踊り出す子もいます

でも、「静かにしなさい」とか「ちゃんと歌いましょう」という先生からの声かけは全くありません。
他の子どもたちも、踊り出した子たちを、楽しそうに見ながら、歌っています♬

自分と違う行動をする子がいても
その子の個性を尊重する

そもそも、子どもたちは、
そんな「小さな違い」を気に留めていない
そんな印象を受けました。
むしろ、「違い」とすら思っていないかもしれません。

そして時間の後半は、「11ぴきのねこ」を題材にした劇の練習。

近いところで、発表の機会があるようです。
初対面の私たち見学者を前に、堂々と、楽しそうに演じていました。
むしろ、見て〜〜! どう思った?? 感想聞かせて〜!
そんな意欲とエネルギー満々でした

[1] [2] [3]