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2017年04月25日

公園を保育の拠点にしている~子育ての駅5~行政の管轄を超えたところに可能性

この高評価をもたらす運営を作ったの秘訣は何でしょうか?

010年医療福祉建築賞
長岡市子育ての駅千秋「てくてく」

選評】
都市公園事業(国交省)として整備されたもので,制度としては公園施設であるが,それを子育て支援機能として運用している例である.都市公園の東屋,屋根付き広場として位置づけられる施設を,子育て支援という福祉サービスに使うというこの事業スキーム自体が珍しく,それを実現させた力がまずは評価される.これは自治体の企画力なのかもしれない.現に雪国としての特性などを訴えて実現させたり,空間を建築・公園・土手で構成すると言ったつくり方の実現性などは企画者としての市の推進力が大きかったことが推察される.
こうした事業スキームをベースに,実際の利用は非常に活発であり,平日利用者は600人,休日は1,000人を超えることもあるとか.子どもと家族の双方が主役となり,この施設の中で遊ぶ様は,施設利用の一つの可能性を示唆するものである.

既に一般化していると言われるだろうが,住民参加建設プロセスの徹底,その過程で培った利用を支える職員と住民の体制づくりなどが特徴であり,何より活気のある雰囲気はとても良い.
これらは建築(設計者)だけの功績とは言い得ないかもしれないが,企画者・設計者・運用者の連携にもとづく大きな努力が実を結んだものとして建築賞とした.

てくてく

子育て駅2子育て駅4

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なるほど、国交省と厚労省の枠を外したらいいものが出来た、ということですね。官僚は何をやっとるんだ。2省だけでなく、幼児教育を含めると文科省が噛んできますし、他の自治体や住民自治組織を巻き込むと県や総務省が絡んできます。

縦割りの壁を超えろ!長岡市・子育ての駅 — 井上 貴至
森民夫・全国市長会会長(長岡市長)始め新潟県長岡市の皆様とじっくり意見交換してきました。

長岡市といえば、市民が自然と集う市役所「アオーレ長岡」が有名ですが、注目すべきはそれだけではありません。

それは、「子育ての駅」。
子育ての悩みを抱える母親などの交流の場です。

雨でも気軽に遊べる屋内の遊び場に経験豊かな保育士を配置。子どもを安心して遊ばせながら、顔見知りになったベテラン保育士に何でも気軽に相談できます。また、親子同士の交流も進みます。

国土交通省と厚生労働省の縦割りを超えて、国土交通省が所管する都市公園の中に、厚生労働省が所管する保育所を設置。

公園の中にあることで、利用者も増加。おじいちゃん・おばあちゃんも気軽に利用。よその孫の面倒を見る等多世代交流も進みます。

森民夫長岡市長が、『地方財政』(2015年1月)の中で語られていることが示唆に富んでいます。

基礎自治体の強みとは、次の2点であると考える。一つは、「縦割り間の隙間を埋める総合力」であり、もう一つは、「市民の知恵と行動力を生かす市民協働力」である。

そのとおり!
組織とか、所管とか、って利用する住民にとってはほんとにどうでもいいことです。
ワンフロアで遠目に子供を見ながら、お母さん・お父さんも少し肩の力を抜くことができるのも「子育ての駅」の魅力のひとつ。まさにハードとソフトが融合。「子育ての駅」や長岡市の取組、これからも注目していきたいです。

12月7日(月)には役場副町長室で、東京おもちゃ美術館の多田千尋館長から提案いただきます。
田舎だからこそ豊かな空間が必要です。長島版「子育ての駅」をしっかりつくっていきたいです。

省庁の定める施設基準は、最低限の安全や性能を規定するもので、国が各施設を整備する上で必要なものでした。しかし、新しい、それまでのカテゴリーには含まれない施設を運用するときには邪魔にしかなりません。むしろ、これからは、国が規定したカテゴリーの中では魅力的なものが生まれてこないくらいに考えた方が良いのではないでしょうか?

 

投稿者 hoiku : 2017年04月25日 List   

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