2010.04.02

現行の『婚姻制度』~その中身と成り立ち(9) 資本主義とセックス

市場が拡大し始めた都会では、上流から下層階級まで共認非充足ゆえの代償充足が必要になり、恋愛思想がうまくはまった。
市場の拡大とともに私権圧力が高まっていく中で、実態はほとんどの人が見合い婚に向かった。
恋愛とは頭の中だけの幻想価値(あこがれ)として存在し、それゆえに美化されながら広がって行った。

%E6%81%8B%E6%84%9B%E6%8A%B1%E3%81%8F.jpg
コチラから

これが前回の投稿「日本人はどのように恋愛観念を受容したのか?」です。

この投稿にも出てきた、当時(明治時代)の文化人が繰り広げていた「恋愛論争」の実体は、
プラトニックな恋愛が崇高か?
肉体関係を伴った恋愛が本物か?

現代では小学生にも笑われてしまう?様な論争でした。

ただし、着目すべきは、「恋愛」と言うこれまでに無い観念を受け入れるに当り、やはり最も重要なのは「セックスをどうするのか?」であったということです。
結局この問題には答えを出せずに、以降、性をタブー視し、陰なる物へと押しやることになるのですが・・・・

そういった意味では、市場拡大をもたらした「資本主義」とセックスの因果関係を整理しておく必要があります。
今回は、この大なるテーマに挑んでみます!!

応援お願いします

続きへどうぞ

 にほんブログ村 子育てブログへ

続きを読む "現行の『婚姻制度』~その中身と成り立ち(9) 資本主義とセックス"

posted by gokuu at : 2010.04.02 | コメント (0件) | トラックバック (0) List   

2010.04.01

こんな子育てがしたい♪~子供には共認充足体験を~

2795_9.jpg

写真はこちらからお借りしました。

こんにちは。『こんな子育てがしたい』シリーズもついに第3弾です。

ところで、3/28に開催された、第113回なんでや劇場では、「闘争過程で求められる能力は、どのように形成されてゆくのか」について議論されました。劇場レポートも報告されていますね。

3/28なんでや劇場レポート(1) 闘争能力の基盤は、みんな発の充足性と肯定視

3/28なんでや劇場レポート(2) 自分発→みんな発へ、否定→実現への転換

3/28なんでや劇場レポート(3) 今後10年間は充足⇒活力を上げれば勝てる

3/28なんでや劇場レポート(4) 課題を突破する力の源泉は可能性収束力

3/28なんでや劇場レポート(5) 試験エリートは無能⇒10年後には社会統合気運

3/28なんでや劇場レポート⑥~充足体験が可能性収束力の土台(源泉)

その中でのポイントは、

・闘争過程の能力を基底する根底部分は下記の3点

 - 自分発からみんな発への転換

 - 否定から肯定視・実現への転換

 - 観念論から構造認識への転換

・闘争過程の能力を高めるための活力の源泉は可能性収束力。

・充足体験の豊かさが可能性収束力の土台(源泉)である

これらの能力は、人間の成長過程に即して身につけていくもので、その中でも乳幼児期には、スキンシップに代表される親和充足体験が特に重要と言うことでした。子育てシリーズを追求している当ブログとしても気になる内容でしたが、本日のテーマはタイムリーにも乳幼児期の親和充足体験についてです。張り切って追求していきたいと思います。

本編に進む前に応援クリックをお願いします。

 

 にほんブログ村 子育てブログへ

続きを読む "こんな子育てがしたい♪~子供には共認充足体験を~"

posted by mkkzms at : 2010.04.01 | コメント (2件) | トラックバック (0) List   

2010.03.28

新たな時代の教育制度の提案に向けて~プロローグ~

%E5%AE%98%E5%83%9A.jpg%E6%9D%B1%E5%A4%A7%E5%90%88%E6%A0%BC%E7%99%BA%E8%A1%A8.jpg

現在、社会は閉塞を極め、社会を構成するあらゆる集団がその方向性を見失っている。家庭しかり、学校しかり、企業しかり、そして、このような社会の混迷期に本来新たな道筋を示し、導いていくべき国家までもがその統合軸を失って迷走している。

迷走だけならまだましだが、いまや社会の暴走の先陣を切っているのが、国家官僚を代表とする特権階級達である。(参考:『潮流7:暴走する社会(特権階級の暴走と下層階級の暴走)』

そして、その暴走する特権階級を生み出す原因が学校教育制度、特にその根幹をなす試験制度にあるとすると、一刻も早くその制度自体を見直さなくては、日本は手遅れの状態となってしまう。

彼らは、肉体的欠乏に発する本当の目的意識を持ち合わせていない。彼らは、単に試験制度発の「合格」という無機的な目的意識を植え付けられてひたすら試験勉強に励み、「特権」を手に入れた連中である。しかも彼らの大半は、試験制度という与えられた枠組みの中でひたすら「合格」を目指してきたので、その前提を成す枠組みそのものを疑うという発想が極めて貧弱である。
従って、彼らは社会に出てからも、ひたすら既存の枠組みの中で走り続けることになるが、もはやそこでは、既存制度によって与えられた特権の維持と行使という目的以外の目的意識など生まれようがない。

かくして、団塊世代が幹部に就いた’00年以降、彼ら特権階級はひたすら与えられた特権を行使し、次第に「社会を動かし」「世論を動かし」ているという支配の快感に溺れてゆくようになって終った。
それだけではない。危機に脅えた特権階級は、アメリカの力に拠り縋り(その結果、アメリカの言い成りになって)中立公正も何もない露骨な偏向・煽動報道によって小泉フィーバー、郵政選挙を演出し、更には検察とマスコミが一体となって、鈴木宗男、佐藤優、植草一秀、小沢秘書etcの政敵を失脚させてきた。
これは、麻薬中毒よりももっと恐ろしい、権力の自家中毒である。

『潮流7:暴走する社会(特権階級の暴走と下層階級の暴走)』より)

試験制度の弊害については、以下も参照してください。
**********************************
『試験制度の弊害 ~問題点とその原因~』
『女にとっての試験制度の弊害①~「結果」と「男らしさ・女らしさ」は無関係』
『試験制度の恐ろしさ』
『試験制・官僚制の弊害①~試験制度の弊害~』
『民間エリートらへの強烈な嫉妬心を持つ検事(=試験制度エリート)こそ非常に厄介な存在』
**********************************

本来は、そういう時代だからこそ、次代を担う新たな指導者の登場が待望されるところだが、試験制度を経ることによってしか、チャンスが与えられないは、現在の学校教育制度では、そのチャンスの目を摘んでいくしかないことも明らかで、今その学校教育制度を見直す時期がきているのだと思います。

そこで、当ブログでは、新たな時代の教育制度と銘打って、これからの教育方針という政策提言に繋がる課題を扱っていきます。

いつも応援 ありがとうございます

 にほんブログ村 子育てブログへ

続きを読む "新たな時代の教育制度の提案に向けて~プロローグ~"

posted by sashow at : 2010.03.28 | コメント (3件) | トラックバック (0) List   

2010.03.25

こんな子育てがしたい♪~共認機能の形成過程~

 このシリーズの第1段で提起された『共認充足が無いと生きていけない』これに関する事例を2つほど引用させて頂きます。

 dsc_0129-300x200.jpg
(杉もとみな子の日記さんから引用させて頂きました)

『自我より共認、こんな一例』(吉岡さん)
(以下引用)
 子供というと、自分のものだと主張したり、わがまま言ったり・・・そんなイメージってあると思います。
世間一般でも、二歳前後になると自我が芽生え始めて自分の意見を主張できるようになる・・・といった説が流布しているようです。

でも自我ではなく共認こそ原点。このるいネットでは既に明らかにされていますが、先日それを実感させられることがありました。

私はまだ授乳させているのですが、その授乳中に、いきなり息子が立ち上がって、お気に入りのぬいぐるみを取りにいったのです。
不思議に思って見ていると、息子はそのままぬいぐるみを持ってきて、私の胸に押し付け始めたのでした。

なんと、ぬいぐるみにおっぱいを飲ませているのです・・・!

そして嬉しそうに笑って、ぬいぐるみのほっぺをつつきます。これは「美味しい」のサインで、自分が美味しいものを食べたときにもする行為です。私も同じサインを返してあげると、満足げに自分も飲み始めました。

これにはびっくりです。自分の大事な大好きなおっぱいも、息子にとってはまだ「自分だけのもの」という感覚がないようです。(もちろん、自分が今使っているものを取られる=行為を阻害されると怒りますが、それは「自分のもの」という感覚とは別のもののようです。)

それよりも「お互いにわかちあって充足したい」「自分の充足を他の人に味わって欲しい」「充足を共有したい」という感覚の方が先にあるようなのです。(最近はいろんなものに飲まそうとします・・・絵本の中のくまさんや、お気に入りのボール、果ては私にまで・・・!)
世間では子供の成長は自我の形成から始まると言われていますが、事実認識に立って子供の成長を見ると、共感・共認の方が先に人間形成の根幹にあるのだと、改めて気付きました。 (引用終わり)

 2つ目は、イギリスの精神分析医のコワーーーイ・報告です。
 続きを読む前にいつもの応援クリックをお願いします。 :tikara:

 にほんブログ村 子育てブログへ

続きを読む "こんな子育てがしたい♪~共認機能の形成過程~"

posted by hoop200 at : 2010.03.25 | コメント (0件) | トラックバック (1) List   

2010.03.22

現行の『婚姻制度』~その中身と成り立ち(8) 日本人はどのように恋愛観念を受容したのか?

%E6%81%8B%E6%84%9B%E7%B5%90%E5%A9%9A.jpg
画像はこちらからお借りしました

かつて、それ以外は本当の結婚にあらずといった見方もされていた(?)「恋愛結婚」ですが、これからの時代、死語になっていくかもしれません。
現代の若者から見ると「恋愛結婚とは将来の見通しも不確かで、安定基盤も無さそうなものだし、そんなものによくみんなが突き進んだものだな」といった感想を抱くようです。

江戸時代までの日本社会では、庶民は夜這い婚の規範の下で、おおらかな男女和合共認によって充足した生活を営んでいました。

そのころと比べると、明治以降の近代化の中で普及した一対婚制度・恋愛結婚はいかにも窮屈なものに見えます。

今回は、江戸時代までのおおらかな男女関係を捨てて、なぜそのような窮屈な婚姻制度が普及していったのか、改めて整理してみたいと思います。

続きはポチットしてからお願いします。
        
 

 にほんブログ村 子育てブログへ

続きを読む "現行の『婚姻制度』~その中身と成り立ち(8) 日本人はどのように恋愛観念を受容したのか?"

posted by wyama at : 2010.03.22 | コメント (0件) | トラックバック (0) List   

2010.03.20

これからの子育てどうする?~子連れ出勤の事例:モーハウス

%E3%83%A2%E3%83%BC%E3%83%8F%E3%82%A6%E3%82%B9%E3%81%A7%E5%AF%9D%E3%82%8B%E8%B5%A4%E3%81%A1%E3%82%83%E3%82%93.jpg
(モーハウスで寝る赤ちゃん:画像はコチラからお借りしました)

現在は子育て しながら仕事 をすることはかなりの覚悟がないと実行できません。
朝、子供を保育所 に預けて、夕方まで仕事して 急いで子供を迎えに行って...とかなりハードな毎日が待っています。

これに対して大企業を中心に子育て支援として企業内託児所を設置しているケースも増えてきています。しかし、企業内託児所を単独で採算を確保する事は難しく、特に中小企業では経営上の観点から導入が進んでいません。

最近ではさらに新しい活動が始まっています。
例えば、資生堂では育児の体験や情報をおしゃべりしながら共有しブログで発信したり、社内で子連れ食事会なども開催されています。 😀 😀
また、マイクロソフトでは同僚と子育てや介護などのことについて話すグループを立ち上げられているようです 😯 😯

このように実は今、社員が自発的に子育ての場を作る活動が広がっているのです。
今回は、子供と一緒に働ける職場を実現している企業モーハウスを紹介したいと思います。

いつも読んでくれてありがとうございます

 にほんブログ村 子育てブログへ

続きを読む "これからの子育てどうする?~子連れ出勤の事例:モーハウス"

posted by suzumusi at : 2010.03.20 | コメント (3件) | トラックバック (0) List   

2010.03.18

こんな子育てがしたい♪~共認充足がなければ生きられない


「ウチの子ども落ち着きがないけど心の病気なのかしら?成績が悪いのは親の育て方と関係あるのかしら?読み書きが苦手なのは学習障害という脳の病気なのかしら?」子育てを巡る親たちの悩みの種は、尽きません。子どもをいかに育てればいいのだろうか? :nihi: :nihi:

よく子育てというと育児手法を追求することが多いですが、子育てを通じて母親も成長していきます。母親も自然の摂理⇒子育ての本質:を学び、育み、また、それを子供に伝えていくということ(本源時代の共認力を身につけていくこと)が重要です。
どんな子育てマニュアルよりも、自然の摂理を学ぶことの方が、大事&役に立つのではないでしょうか

このシリーズではこれから【こんな子育てがしたい♪】というテーマで追求していきたいと思います。 🙂 🙂

・15年ほど前(1983年頃)から小児科にいる赤ちゃんがおとなしくなったといいます。
泣くことはおろか、笑うこともなく、ただ無表情。そして親と目を合わさない。医師たちはそういう赤ちゃんを“サイレントベビー”と呼んでいて、幼児期の親のスキンシップが足りないのが原因で起こると考えているそうです。 :blush:

この
「サイレントべビー」については
母親に放っておかれたため 「泣いても無駄」と泣かなくなってしまった赤ちゃんのことです。
教室に来ている幼児の中に 自分の意思表示ができない 感情を表さない男の子がいました。言葉掛けをしても無表情。
お母さんにお家での様子を聞いてみると「手がかからない子。一人で遊んでくれるので楽なんです。ビデオ見せていればいいし・・・。」
その後 そのお母さんがお当番になった時、自由遊びの時間のお母さんの様子を観察(失礼)すると ただ子供のそばに座っているだけ。子供たちと遊ぶという行動はみられませんでした。
あ~ このお母さんは子供の相手をする方法を知らないんだな、と思いました。
「抱っこして」と言わない子供が増えてきているようです。これがサイレントべビーが成長したサイレントチャイルド・・って言うんでしょうか。
どうせ言っても何もしてもらえない、と意思表示をしなくなってしまうのでしょう。
一番スキンシップのしてほしい時期にしてもらえないのは不幸なことです。
お母さんにとっては手のかからない良い子でしょうが その良い子がずっと思い通りの良い子でいるでしょうか・・・。

本来赤ちゃんはその笑顔や泣いているのをみれば誰もが、手を差し伸べたくなります。
ところがこの”静かな”赤ちゃんは、どうしてこうなっているのでしょう。
成長過程に於いて大事な何かが欠けているのではないでしょうか。

それが何か?を考える上で非常に参考になる投稿を【るいネット】より紹介したいと思います。
以下続きます

 にほんブログ村 子育てブログへ

続きを読む "こんな子育てがしたい♪~共認充足がなければ生きられない"

posted by tennsi21 at : 2010.03.18 | コメント (1件) | トラックバック (0) List   

2010.03.18

『家庭って何?』~外向収束⇒認識収束に応える『認識形成の場』

%E8%95%BE.jpg

今日のご飯 や便利な家庭用品 の紹介、子供 の様子、家族旅行の話 、美容 の話…最近のママ :love: はなんでも、気軽に、ブログ やMIXI などより広い場へ発信します。
みんなが共感してくれるから 。自身もそういう発信でより多くの人と繋がりたいと思っているから 。もっと充足したいから
家庭内での日々の日常を発信して、繋がって、広がることが、充足となり、家庭での活力にもなっているように感じます

このような「もっと充足する方法は ?」「どうやって子育てをしたらいいの ?」などの答えに対する欠乏は、どのように昇華していくのでしょうか :nihi: 。

引き続き、るいネットより超国家・超市場論14 外向収束⇒認識収束に応える『認識形成の場』を紹介いたします。

応援、宜しくお願いします!

 にほんブログ村 子育てブログへ

続きを読む "『家庭って何?』~外向収束⇒認識収束に応える『認識形成の場』"

posted by nakamenta at : 2010.03.18 | コメント (1件) | トラックバック (0) List   

2010.03.15

現行の『婚姻制度』~その中身と成り立ち(7) 社会統合組織の史的総括 国家と教団

こんにちは 🙂

明治以降共同体が解体され、核家庭の増加していく中で、現在家庭の中で問題が至る所で起こっています 😥

これは、家庭の中に充足できる課題がなく、モヤモヤした状況の中で生きているので、必然的に非充足になっているからだと考えられます。一方で、家庭という密室状況を作り出すことで、ますます人の心は閉塞してしまい、心が閉塞するという状況を作り出しています。

今回は、国家と教団という切り口から歴史を遡りながら、家庭がどのように存在していたのか探ってみたいと思います。

応援宜しくお願いします。 😀

 にほんブログ村 子育てブログへ

続きを読む "現行の『婚姻制度』~その中身と成り立ち(7) 社会統合組織の史的総括 国家と教団"

posted by kaneking at : 2010.03.15 | コメント (0件) | トラックバック (0) List   

2010.03.13

「婚姻論」の史的価値

%E3%82%A4%E3%83%AD%E3%82%AF%E3%82%A9%E3%82%A4%E6%97%8F.jpg
写真:イロコイ族(ウィキペディアより)

 社会が閉塞し、社会構造の最基底にある男女の規範や婚姻形態も、これまでの有り様は行き詰まって様々な問題が噴出しています。そして近年では性が衰弱の一途を辿っています。これからの社会に突破口を開く為には、改めて男女役割規範を再構築していく事が重要な課題になってきています。その為当ブログでも、
婚姻史シリーズ(1)~(30)
現行の『婚姻制度』~その中身と成り立ち 継続中
など時代を遡って男女規範や婚姻形態の構造を捕らえなおす追求が進められています。

婚姻史を紐解く上では、これまでに人類学者を始めとする様々な人が追求した既存の資料や論文があります。しかし、そうした資料も調査を行なった時代や研究の方法、研究者の価値観によって様々な解釈がなされ、一つ一つを鵜呑みにするわけにはいかないようです。

今日は、るいネットの最近の秀作から、「婚姻論の歴史」について語られている投稿と、婚姻史を学ぶ上で参考になるサイトをご紹介します。

続きの前に、応援宜しくお願いします

 にほんブログ村 子育てブログへ

続きを読む "「婚姻論」の史的価値"

posted by willow at : 2010.03.13 | コメント (2件) | トラックバック (0) List