2008.08.18
学校ってどうなってるの?70~教科書の歴史
学校ってどうなってるの?69では
まずいつから言語能力の衰退がはじまったか?だが、いわゆる「ゆとり教育」からではなく、実は江戸から明治への転換期を境に戦前まで、敗戦を境に戦後、そして、1977年に始めて提唱されたゆとり教育・・・の概ね3段階であることがわかる。
(“学問のススメ”をすらすら暗誦していた明治初期の小学生、戦中の10代の特攻隊員の遺言などから当時の言語能力の高さを伺い知ることができる。)
とあります。
そこで江戸明治戦前戦後の教科書を並べてみると以下のような言語能力の衰退現象がはっきりうかがえます。
江戸時代庶民は寺子屋で図でみられるような「庭訓往来」が教科書に使われていました。
往来ものは、実際の仕事上でのやり取りを集めたもので、例えば商人はどう生きていくのかというような商人の道が理解できるようなものでした。
武士は藩校で学んでいましたが、中心は四書五経です。中心は孔子の思想ですが、歴史書であり、規範・倫理・政治を学ぶ帝王学だっとようです。
庶民は12才で奉公に武士は15才で元服しました。
今で言うと小学生のための教科書となりますが、往来ものは草書で漢字だらけで四書五経は、漢文です。
往来ものは相手に深く同化してそのときの心情も理解して初めて理解できたようです。
四書五経に至っては、大人になって初めて「そういう意味だったのか」と本当の理解ができたといわれています。
続く
posted by tennsi21 at : 2008.08.18 | コメント (2件) | トラックバック (0) TweetList
2008.08.17
学校ってどうなってるの?69~「学力低下をどうする?!」第三弾!
既に 第一弾 、第二弾 をこのブログでも発表してきた「学力低下をどうする?!」ですが、改良に改良を重ね、路上のなんでや露店でも試しつつ・・・3ヶ月くらいかかりましたが、ようやく最終版が完成しました!
この「学力低下をどうする?!」は、路上の「なんでや露店」でも関心が高く、主に実際先生をやられている方や目指している方、あるいはまさに「ゆとり教育」 の当事者である学生さん(中学生~大学生まで)、そして、この問題を強く危惧されている方々が聞いてこられます。
そして、この問題の原因として、明治開国以降の「市場拡大」の歴史 があるということに驚かれる方も少なくありません。
では、全体の図解と解説です。
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posted by kota at : 2008.08.17 | コメント (4件) | トラックバック (2) TweetList
2008.08.16
学校ってどうなってるの?66~ゆとり教育ってなに?
ゆとり教育とはなんだったのかを考える前に
Ⅰまずその後スプートニクショックによる影響がどうだったのかから
伊雲の塾講日記より要約します
伊雲の塾講日記 vol.19 ゆとり教育の歴史的背景(2)
スプートニク・ショックによる現代化教育運動は、日本でもアメリカでも同じような結末を迎えたようだ。1977年、日本において、初めて学習指導要領で、「ゆとり」ということばが出てくる。
そして、それから、向こう30年に渡って、この「ゆとり教育」における削減が、行われていく。
最初は、「授業をしない授業」の設定からである。これは、私の世代は、ご存知かと思うが、中学校のころに、「ゆとりの時間」とかいう、まったく何に使うのかわからない、時間ができた。ほとんどは、部活の時間に割り当てられたが、なんとも中途半端な時間設定であった。
そして、日本の歴史上、大きく教育を変えたのが、1995年の指導要領改定、いわゆる、「第一回教科書削減」である。このとき、テーマにされたのは、「生きる力、自ら学ぶ力を育てる」というスローガンだった。このとき、実は、ゆとり教育とともに、導入され、現在も諸悪の根源と言われている考え方がいくつかある。それが、「勉強に対する意欲・関心」という評価である。定期テストの成績がよくても、授業中の態度や、提出物の提出が悪いと、評価が低くなるという制度である。
これによって、学校教師の恣意的な判断が、幅を利かせることになる。「とりあえず、手を上げておけばよい」と言われたのもこのころである。また、計算を何度もやったり、漢字を何度も書かせたり、いわゆる、暗記や計算訓練などの奴隷的学習は、「古い学力」であり、これからの時代には、必要ないとされた。
計算は、電卓で。漢字は必要なときに辞書を使えばよいと。この電卓マークは、現在も教科書に載っている。実際には、電卓で計算をさせている学校はもうないようだが。
このとき、過去の「詰め込み教育」は全部否定されてしまった。問題だったのは「現代化教育運動」によるプライドのための「詰め込み」だったのが、「詰め込むこと自体が悪い」といわれるようになった。
そして、「すべて平等でなければならない」という考え方が、学校に入りだしたのが、この時だ。
この考え方の基は、実は、学生運動のもとになった、マルクス主義的な考え方であり、実は、「ゆとり教育」そのものが、マルクス主義を教育の中で実践しただけのものだ。以下略
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posted by tennsi21 at : 2008.08.16 | コメント (0件) | トラックバック (0) TweetList
2008.08.15
学校ってどうなってるの?65~ゆとり教育は市場原理発?
これは1950年(昭和25年)頃の名古屋市立栄小学校での授業風景です。小学校2年生がそろばんを練習しています。戦前もそうですが、戦後直後の子どもは、習字も含めてきちんと基礎的な勉強をさせられていました。【(関 行宏のブログ「ふぐり日記(2007)より写真を借りました】
Ⅰ,そもそもゆとり教育が生まれた背景は?
ゆとり教育というと、2002年の指導要領改定だけだと思っている人が多いが一番最初にゆとり教育が提唱されたのは、1977年の指導要領改定である。このころ、第二次ベビーブームが始まっていて、生徒数がとても多く、中学校で、15クラスぐらいあるのが普通で、教室がなくて、プレハブ校舎で授業をしたりしていた。
そして、この時期、実は、もっとも大きな歴史的な流れが起こった。スプートニク・ショックである。
スプートニク・ショック(Sputnik crisis、スプートニク危機)とは、1957年10月4日のソビエト連邦による人類初の人工衛星「スプートニク1号」の打ち上げ成功の報によりアメリカ合衆国の政府や社会に走った衝撃や危機感である。スプートニク計画以前、アメリカは自国を宇宙開発のリーダーであり、それゆえミサイル開発のリーダーでもあると信じていた。しかしスプートニク1号成功の突然のニュースと、それに続くアメリカの人工衛星計画「ヴァンガード計画」の失敗は、アメリカの自信を覆し全米をパニックに陥れた。
この時期、ソ連が戦略弾道ミサイル搭載潜水艦をアメリカに先駆けて配備するなど、軍事技術でアメリカが圧倒される出来事が相次いでいた。スプートニク・ショックを受けて、ソ連の脅威とアメリカの劣勢を覆すため宇宙開発競争が始まり、科学教育や研究の重要性が再認識されて大きな予算と努力が割かれるなど、危機感の中でアメリカの軍事・科学・教育が大きく再編された。スプートニク・ショックはアポロ計画、および1969年の月面着陸成功によって収束したが、冷戦のターニングポイントとなった出来事であった。
ゆとり教育の活力は市場原理発ではなかったか?
それを検証してみたいと思います
面白かったら押してみてください
続く
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posted by tennsi21 at : 2008.08.15 | コメント (0件) | トラックバック (1) TweetList
2008.08.14
魔の2歳児(イヤイヤ期)とママの悩みの根本解決法
■thema
数多くの子育てブログで、その現実を垣間見ることができますが、
どの親も、乳幼児の『何に対しても「嫌ーっ!」と言い張る言動』
に、一度は悩まされています。(私もそのひとりですね…^^;)
つまり、みんなのためにも、答えを追求する価値は十分あります!
ということで、大胆に仮説を立てて見ます!
是非とも、コメントをよろしくお願いします♪
画像は、『さんぽのぽ イヤイヤ星人』ブログからの引用ですm(_ _)m
スイッチが入ると、本当に、こんな感じですね(^^;
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posted by toya at : 2008.08.14 | コメント (6件) | トラックバック (0) TweetList
2008.08.13
一緒に欲情し、一緒に産み、一緒に育てる安心
少し前のニュース になるのですが…。
「妊娠協定」、話題になったの覚えていらっしゃいますか :nihi: ?
るいネットでいい投稿を見つけたので、その時のニュースと一緒にご紹介します
応援よろしくおねがいいたします
posted by nakamenta at : 2008.08.13 | コメント (0件) | トラックバック (0) TweetList
2008.08.12
出産って超気持ちいいぃ~♪
TVをつけたら「○男、○女の大家族モノ」の再放送をやっていて、とにかく子供達が右左に駆け回っている大騒ぎの日常が映し出されていました。80歳になる祖母の兄弟は8人で、その当時は大抵どこの家でもそれぐらいの子供がいたものらしいのですが、今では子供が4人もいれば多いな!と、感じるぐらい、兄弟が少ない家がほとんどですね。
そもそも、今の生活状況では、そんなに育てられないよな~(経済的にも、体力的にも)って思ってしまいます。それに、お母さんすごいな!って思うのは、お産に対して、 「痛いもの」「しんどいもの」って聞かされてきたから。そんなにつらいこと何度もできるなんてすごいなぁって思ってしまうのです。
でも、そうしたお産に対するマイナス視は『β-エンドルフィンは性充足⇔出産の相乗効果により強化された』を読んで間違いだったと気が付きました!
posted by shijimi at : 2008.08.12 | コメント (1件) | トラックバック (0) TweetList
2008.08.11
頭のいい子に育つために不可欠なこととは?
「頭のよい子が育つ環境」と聞くと、どんな環境をイメージしますか?
本や雑誌が陳列された図書館のような環境?
最新のIT機器が整った環境?
勉強に没頭できる研究室のような環境?
そもそも頭のよい子が育つ環境に特徴なんてあるの??
それがあるんです。
詳しくはコチラ☆
posted by takatiee at : 2008.08.11 | コメント (1件) | トラックバック (0) TweetList
2008.08.10
共同保育の可能性(^υ^)/part6~共同保育事例:“キブツ”の事例補足
『キブツ体験記』さんからの拝借しました。
前回の共同保育の可能性(^υ^)/part4~共同保育事例:イスラエルの生産共同体キブツの「子どもの家」に引き続き、キブツの子育てについて、もう少し調べてみました。
すると、キブツの“共同保育”には決定的な問題 😯 も浮き彫りになってきました。
つづきは、ポチッと押してからお願いしますね 😉 応援よろしく
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posted by sashow at : 2008.08.10 | コメント (3件) | トラックバック (0) TweetList
2008.08.09
赤ちゃんが先生?!~共感力を鍛える、教育プログラム~
「ルーツ・オブ・エンパシー(共感の根)」という子供向け教育プログラムをご存知でしょうか?
これはカナダの学校で、メアリー・ゴードンさんという女性の方が、行っている教育プログラムです。
彼女は「誰もが生まれつき親になる適正を持つわけじゃない。親になれる資格のない者は親になってはいけない。そもそも親になるとは具体的にどういうことなのかを教える教育が必要じゃないか」
という思いのもと、この教育プログラムをはじめたそうです。
その鍵を握るのは、なんと“赤ちゃん”!
何を隠そうこのプログラムは、赤ちゃんこそが先生なのです!
その驚きの教育プログラムとは・・・
続きはクリックの後で
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posted by daichi at : 2008.08.09 | コメント (0件) | トラックバック (1) TweetList