2011.04.03

【男の居場所はどこにある】 ~私婚関係から私権の共認へ(2)~

東日本大震災における被害の甚大さが次第に明確になってきていますが、そんな中にあって、被災地を含むどの場所でも秩序がしっかりと保たれ、みんなで助け合いながらがんばって再興していこうとしている姿は、この国日本だからこそ成り立つものだとしみじみ感じます。

村落共同体が解体され、近代化と同時に頭の中は私権社会一色に染まってしまった日本ですが、心の奥底には、本源性が決して色褪せることなく綿々と残り続けているということがよくわかります。

この日本人の姿に理解ができず、驚きを隠せない西洋人達ですが、彼らも元々は同じ人類として本源性は持っていたはずです。私権意識一色になってしまった彼らの精神構造が一体どのようにして形成されてきたのかを解明することは、これから新しい社会を切り開く上でとても重要な位置付けとなります。

前回の記事では、牧畜部族から遊牧部族へと生産様式が変化し婚姻制度が転換したことによって、集団が母権から父権へと転換したこと、それによって自我が芽生えやすい状況になったことを見てきました。

今回は、「交易」の登場以降に注目し、引き続き私権意識の形成過程を見ていきたいと思います。

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(画像はコチラからお借りしました)

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posted by hiroaki at : 2011.04.03 | コメント (0件) | トラックバック (0) List   

2011.03.29

虐待・・・その一凶を断ち切るには?

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(画像はこちらからお借りしました)

 先日(3月19日)、母親が生後1カ月の次女の頭を殴って殺害したというニュースがありました。それも震災を受けたはずの岩手で・・・。

 毎年必ずといってよい程発生する虐待死。
 どうして我が子を虐待する母親が後を絶たないのでしょうか?

 今回は、虐待が何故起こるのか?
 その一凶とそれを断ち切るにはどうしたら良いのか?を「るいネット」の投稿から紹介していきたいと思います。

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posted by ford at : 2011.03.29 | コメント (4件) | トラックバック (0) List   

2011.03.27

新たな時代の教育制度の提言に向けてシリーズ-3~No.7 現在日本の教育制度制定のしくみ~

前回の記事のキーワードの一つ「臨時教育審議会」。ここで「ゆとり教育」を始めとする、その後の日本の教育政策が方向付けられました。しかし今や子供達の学力低下・学級崩壊等々、現代の教育崩壊状況は誰の目から見ても明らかですネ 😥 😥

何をやってもうまくいかない迷走状態の教育政策→教育行政。一体どういう風に決まっていくのか?今回はそのあたりを整理してみました。

近代(公)教育の大前提である「教育の中立性」。当然のように、それを大前提としたシステムになっているのですが…。調べてみると、有名無実とはこのことか、という結果に…。

まずは、キーワードの一つである「教育の中立性」から。

【教育の中立性】
(公)教育は、特定の政党や宗教、イデオロギーに支配されてはならない。これは、近代教育思想の柱の1つです。新教育基本法にも、「教育は、不当な支配に屈することなく、この法律及び他の法律の定めるところにより行われるべきものであり、…」(第16条)と記され、教育の中立性が法的に担保されています。
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法律で「中立性」が担保されている中、教育行政はどう運営されているのでしょう?
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posted by hajime at : 2011.03.27 | コメント (2件) | トラックバック (0) List   

2011.03.26

【男の居場所はどこにある】 ~私婚関係から私権の共認へ(1)~

東北地方太平洋沖地震が発生してから2週間が経過しました徐々に被害状況も報告され始め、現地の過酷さが見えてきました。現地の人々は今、集団となって被災地の復興に向けて努めています。

この集団の中から自己中行動をとる人はほとんどおらず、集団すべての人が周りの事を考え行動しています。被災地の現場に向かい闘っている男性たち、その男性たちをサポートするために避難所で食事を作っている女性たちなど、集団の中で役割分担して行動している姿が被災地で見られます。

このような場で食料を独り占めしたり、掠奪したりする人たちはいません。このように大災害という外圧という現実を受け止め、みんなが共同生活を送る中で、自然に男女役割共認が形成されていることに可能性を感じます。

一方で、今日までにウランなどの放射性物質を有する原子力発電所を次々建設し、利権を優先させたことで、今回の原発問題を生み出しています。このような私権意識によって原発問題はじめ、社会でさまざまな問題を生起させています。

今回は、私権意識がどこから出てきたのかを見ていきたいと思います。

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posted by kaneking at : 2011.03.26 | コメント (0件) | トラックバック (0) List   

2011.03.22

どうしていじめは深刻化したのか?

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画像はこちらからお借りしました 
 
「最近のいじめは陰湿だ」と言われるのを、みなさんも一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。

よくいわれる“昔のいじめ”とは、ガキ大将を想像しますが、1990年代ころから、その様相が変わってきたようです。その代表的な現象としては、 
 ・輪番制でいじめられる 
 ・いじめられても仲間の輪から離れられない
 
などが挙げられています。 

いじめは、どうしてこの様に変化し、深刻化してきたのでしょうか?
今日は、その原因をるいネット「収束不全発の適応可能性の探索、その深くて強い引力」より、時代背景を元にして構造的に見ていきたいと思います

東日本大震災で被災されたすべての皆様へ、お悔やみとお見舞いを申し上げます。
  
私たちが、今こうして何不自由なく普段の生活を送れていることに、改めて感謝しています。そして、被災地を中心に家族をも越えた人々の繋がりが大きな力となっていることにすごさを感じずにはいられません。
 
家庭を聖域にしてはいけないでは、これからも、問題を固定観念にとらわれることなく多面的に追求し、歴史をさかのぼり、これからの子育てや教育のあるべき姿を考えてゆきます。
 
 
 
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posted by mame at : 2011.03.22 | コメント (2件) | トラックバック (0) List   

2011.03.17

【男の居場所はどこにある】番外編~震災、原発問題、どーする?~

東日本大震災の被害は未だ全容が解明できず、尚も福島原発の状況は予断を許しません。

まずは、被災者の皆様に心よりお見舞い申し上げます。

東京においても、食糧確保等を急ぐ動き等から見て、不安が納まるような要素は未だ見出せずに居ますが、一方で計画停電や積極的な節電への取り組み、そしてやはり安定秩序の維持には多くの人々の強い意思も感じられ、一日も早く復興へ向けての取り組みが加速される事を切に祈っている所です。

そこで、今回は当ブログでも、今現在起こっている状況の整理と、今後の対策に向けて、微力ながらも今後に活かせる情報の共有に役立てて頂けるよう、番外編として災害対策についての記事を書かせていただきます。

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posted by kawait at : 2011.03.17 | コメント (0件) | トラックバック (0) List   

2011.03.15

イマドキの子育て事情

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画像はこちらからお借りしました。 
 ニュースや新聞では、密室化した家庭内での幼児虐待、ネグレクトが相変わらず頻繁に報道されています。一方、ここ数年は主婦の間で携帯サイトやSNSの利用が盛んになり、”ママ友”や”ママサー”といった言葉が浸透するなど、お母さん同士の繋がりが緩やかに広がっている印象も受けます。

実際のところ、最近の子育て事情はどうなっているのでしょうか

身の回りの子育て中のお母さんたちに話しを聞くと、確かに対面でもネットでも母親同士が接する場面はあるようですが、母親同士どう接すればいいのか?子供をどう躾ければよいか?よその子供達ににどう関ればよいか?など、それはそれで色々頭を悩ませるといったことも多いようです。

今回は広く首都圏・地方市部毎に乳幼児の子育て状況を調査した、ベネッセ「子育てトレンド調査レポート」のデータを参照しながら、イマドキの乳幼児の子育て事情を見てみます。

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posted by willow at : 2011.03.15 | コメント (1件) | トラックバック (0) List   

2011.03.13

新たな時代の教育制度の提言に向けてシリーズ-3~No.6今尚続くアメリカ支配:臨教審の教育改革~

前回は、学生さんも交えて現代教育に関る問題の図解化と、これからの可能性について扱いました。こちら今回は、再度戦後~現代の教育制度に戻って、その特徴を押えていきます。

前々回シリーズ-1では、公教育は「金貸し支配の洗脳教育システム」であるということを明らかにし、前回シリーズ-2での、明治期に制定された日本の公教育についても同様であることを見てきました。

そして、戦後から始まり現代行われている現代の教育制度も、実は金貸し→アメリカGHQによる洗脳システムであることを、以前紹介した記事で明らかにしてきました。こちら
そこでは、現代の教育制度:教育基本法は、戦後すぐにGHQ主導で制定され、その根幹を成す意図は、「自虐史観」と「共同性の破壊」ということを、教師の手引書である「新教育指針」から見ていきました。こちら
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今回は、その後の(金貸し→)アメリカによる教育制度に対するか関与:改革の動きを押えていきます。
最も特筆すべきは、1984年から開催された「臨時教育審議会」です。教育基本法では、教育は「政治的な中立性」が求められていますが、これに反して、首相(当時の中曽根首相)直轄機関として立ち上がったのが、この「臨時教育審議会」(臨教審)です。

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posted by sashow at : 2011.03.13 | コメント (0件) | トラックバック (0) List   

2011.03.12

【男の居場所はどこにある】 ~男女の対立史 性権力と占有権力のせめぎあい~

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「男の居場所」シリーズは、前回から人類の歴史を遡りながら、人類の集団(社会)の構造が、どのような経緯を経て変化してきたのかを見通してみようという段階に入りました。

前回の記事では、以下のようなことが明らかになりました。
人類の集団は元々母系の集団(社会)であった。
現代ごく一般的に見られるようになった父系制の家族(社会)に転換したのは、遊牧という生産様式が登場してから。遊牧という生産様式に適した集団の構成原理として父系制の集団(家族)が登場した。
遊牧部族発の掠奪闘争が玉突き的に広がり本源集団がことごとく解体されてしまった結果、父系制の集団→社会が常態化し、大きく見ればそれが現代まで繋がっているとみなせる。

今回は、父系制への転換以降、男と女の間の力関係がどのように変化していったのかを考えてみたいと思います。
現代の若者たちから見ると、「男と女の力関係」という見方そのものが??かもしれませんが、男女の力関係→婚姻制度は私権時代を通じて歴史の底流で大きな影響を及ぼしてきたものです。

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posted by wyama at : 2011.03.12 | コメント (0件) | トラックバック (0) List   

2011.03.08

TPPをめぐる俗論を反証する③~「貿易を拡大しないとやっていけない」論のまちがい

画像はこちらからお借りしました。 
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みなさんこんにちは
TPPに関する記事をシリーズ3回に渡って扱っています!!
 
《これまでの2回の記事

① TPPをめぐる俗論を反証する1~横行する数字のトリック、おかしな議論への反証 (リンク

② TPPをめぐる俗論を反証する2~アメリカの国家戦略 (リンク
  
そして・・
いよいよ最終回となる今回は、「貿易を拡大しないとやっていけない論のまちがい」から、TPPと日本の労働問題に焦点を当ててお送りします
 
 
☆TPPシリーズは、るいネットをもとに作られています
 
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posted by mame at : 2011.03.08 | コメント (3件) | トラックバック (0) List