2020.08.20

授業の目的は座っていられる子をつくることじゃない

「子供の本来持っている魅力や可能性を見逃してしまう。」

 

これ、授業参観で我が子がちゃんと座って話を聞いているかどうかに目がいきがちな親もやってしまいがちですよね><

ちなみにうちの子は激しくビンボーゆすりをしていました(笑)

こんなふうに言ってくれる先生が増えるといいのになぁ。

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2020.08.20

遊びと脳回路2~体力=脳力は外遊びで育む、外にいるだけでも育つ!

こどもと接して外で遊んでいる人ほど外遊びの大事さは実感されているようです。理屈ではなく、潜在思念がそうだと言っている。

しかし、これを脳回路の理屈で考えても、正しい。前頭葉の観念回路は下部組織(下部と言うのは良くないか?基礎組織?)が発達して初めて成立するのです。

あそびのもりonline

最初の役目は、子どもをしばる「タガ」を外すことだった

子どものあそびに興味をもったきっかけは、美術短大生時代に子どもの造形教室を開いていて出会った子どもたちの様子と、その後に自閉症児と関わったことです。ことに、会話ができない自閉症の彼とは、一緒に遊ぼうと誘っても嫌がるばかりで、逆にどんどん関係が悪化し苦労しました。
でも、匂いにこだわりがあり、匂いの素を探すのが彼にとってのあそびなんだと気づき、「やりたいようにさせよう」と考え方を変え、僕自身も彼のあそびを共有するようにしたことで一気に活路が開けたんです。その子の持つあそびの世界の奥深さを知った経験でした。
そして、「あそびのことをもっと知りたい」と思いながら卒業後の進路を模索していたとき、偶然出会ったのが冒険遊び場でした。短大卒業から一年後の1980年、前年に東京の世田谷区に新設された羽根木プレーパーク(*1)でプレーリーダーの専従ボランティアとして採用されたのです。
プレーパークでの毎日は発見の連続でした。たとえば、プレーパークはできたばかりで最初は何もなく、子どもたちのあそびもおとなし目でした。スコップやつるはしが目立つところに置いてあっても、子どもはそれを使おうともしないし、のこぎりやナイフが自由に使えるのに、それにも積極的に手を出さない。僕が子どもだったときには大好きだったそうしたあそびを、この子たちは何でやりたがらないのだろうと不思議でした。
でも、僕がひとつ穴をつくってからは子どもたちも掘り出したし、大人の僕が率先して泥んこになったら、泥遊びもやるようになった。実は「公園に穴を掘ってはいけない」というルールがあったり、「汚したら叱られる」という思いが子どもたちをしばっていたことに気づいたのです。また、僕が工作をはじめたり、あそび道具をつくったりしたら、子どもたちの方から寄ってきました。子どもが絡みやすいこちらの動きが必要だったんですね。「タガ」にはめられていただけで、「やってみたい」という気持ちはあったんです。34年前、プレーリーダーになりたての僕の大きな役目は、子どもから「タガ」を外すことでした。
現在、プレーパークは全国300カ所以上に増えています。こんなふうに広がったのは個人の主体性を保障し、「一人ひとりが主役」というあそび場だからだと思います。プレーパークのモットーは「自分の責任で自由に遊ぶ」。あそびのルールだって子どもたちが決めていきます。あそびは本来、やりたいという気持ちからはじまり、自分で生み出し、つくり上げるもの。だから面白いのです。
羽根木プレーパークには幅広い年代の人たちが集まります。子どもはもちろん、昔、羽根木で遊んだ大学生もいます。大人は子育て世代が中心ですが、子育てを終えた年配も多く、若い親が子育て相談をする様子も見られます。プレーパークは地域の人にとって単なるあそび場というより、子どもを中心としたコミュニティであり、貴重な情報交換の場でもあるのでしょう。

自然のなかでよく遊ぶと、体もよく動くようになる

今、子どもの体力低下が問題になっていますが、小さい頃から体を使ってしっかり遊びこんでいる子どもの体力は大したもんですよ。
一例を紹介しましょう。一昨年、東日本大震災で被災した宮城県気仙沼市に「あそびーばー」(*2)をつくったのですが、開設当初、気仙沼の子どもたちが遊ぶ様子をみて、「あれ、世田谷のプレーパークにいる子の体の方がよく動くぞ」って不思議に思いました。
気仙沼といえば、世田谷に比べて自然豊かな環境です。「あそびーばー」も市内の畑や丘陵地、竹林といった自然環境をベースに、ターザンロープや滑り台などを設えたあそび場でした。でも、不整地を走る子どもたちの足取りは危なっかしく、バランスが悪いのか上半身も左右に大きく揺れていて、ケガの危険性すら感じました。世田谷の子の動きとは明らかに違っていたのです。
地元の大人に、「あそびーばーができなかったら、この子たちは一生、こんな環境で遊ばなかったかもしれない」と言われたので、よく聞いたら、あそびの中心はテレビゲーム。せっかくの環境をいかしていなかったんです。こういう状況は気仙沼だけでなく、今は全国各地で見られます。「自然は危険だから子どもだけでは遊んではいけない」と、学校で教えられる地域もあります。
たしかに、自然のなかには危険もありますが、子どもにとってはケガも大切な経験です。ヨチヨチ歩きの子が転びながら上手に歩けるようになるように、子どもは遊びながら自分の体力や能力の限界に挑戦し、痛い思いをすることで安全な転び方や受け身など生きる糧を覚えていきます。自分の限界を知ることで、「これ以上はやばい」という危険察知能力も身につくし、同時に危険に対応できる体もできていきます。だから、プレーパークで遊ぶ世田谷の子のほうが体もよく動くし、頑丈だったんですね。
幼児期は人間の一生のなかで〝自然性〟がもっとも高い時期です。身体感覚も進化の初期にある。そう、猿みたいなもの。猿の時代にさまざまな経験をじっくりと重ねることで人間へと進化していくわけですが、現代社会ではしつけや教育によって一日でも早く猿を人間にしようとしています。でも僕は、成熟した猿の時代を過ごさないと人間にはなれないと思います。猿の時代でないとできない体験がとてもたくさんあります。大人の規範に縛ることなく、この時代を大切にしたいものです。
それに、子どもの体は少しのきっかけで変わります。気仙沼の子たちも今はもう「野猿」になりました。あそびーばーで体を使って遊ぶことに目覚めたから、体がすごく動くようになったんです。もうケガの心配もしていません。

「気仙沼あそびーばー」 Photo/Ayumi Nakanishi

快・不快を感知する“脳力”はあそびで育む

僕は体力=〝脳力〟だと思っています。ただし、ここでいう体力とは、学校で測るものとはわけが違います。まさに、文字通りの「体の力」です。人間を支えるのは、免疫力や自律神経、代謝機能といった基礎的な「体の力」ですが、これは脳のなかでも小脳(*3)と大脳辺縁系(*4)が司っています。これらを十分に発達させることが健全な体づくりには大切で、そのためには脳によい刺激を与えることが必要です。たとえば無意識に全身を使うあそびは多くの筋肉を動かすことで脳に刺激を与え、活性化させます。
脳科学の最近の研究によって、大人の脳の8〜9割という脳細胞の基本的な発達は幼児期に完了することがわかっています。僕が子どもに外遊びをすすめるのは、屋外の環境は脳への働きかけ方が格段に強いからです。歩いたり走ったりはもちろん、天候や気温の変化も大きいから体温の調節機能なども高めます。僕は、子どもは外にいるだけでも育つと思っているくらいです。
小さいうちに体を動かして脳の神経細胞を十分に分化させ、「体の力」をがっちりさせてあげたいものです。がっちりした土台をつくっておくことは、もう少し成長してからの走ったり跳んだり投げたりといった学校的な「体力」の基礎にもなります。
大脳辺縁系は心のありかとされています。「情動」、いわゆる快・不快の発祥の地です。快は興味や意欲につながり、生きるエネルギーそのものになるし、空腹や病気のときは不快になる。このように、快か不快かはその人の生命の存続に関わる重要な感覚なんですね。
これに対し、善悪や価値の判断は前頭前野(*5)の役目になります。幼い頃から「いいか悪いか」で物事を判断させるような状況におくと前頭前野ばかりが発達し、情動を抑え込み快・不快を感知する力が鈍ります。他人の評価ばかり気にして、自分自身を見失ってしまうことにもなりかねません。
また、以前はモノを決める能力は前頭前野の仕事という考えが通説でしたが、最近の実験によって、大脳辺縁系から前頭前野への信号を送る回路をブロックすると、人はモノを決められなくなることがわかりました。
考えてみれば当たり前です。朝の天気予報で午後から雨が降ると聞き、傘を持って出かけるのは雨に濡れるのが不快だからでしょう。つまり、人がモノを判断する決定打は快か不快かの違いです。最近、モノを決められない子が増えていると言いますが、幼い頃から情動を抑え込まれることで快・不快を感知できない子が増えているからだと僕は思っています。
あそびは「よいことだからやる」のでなく、「楽しい」、つまり、「快だからやりたい」と思う活動です。心が開けば、体も動き出します。だから、子どもの育ちにとってあそびは不可欠なんです。脳も体も十分に育てるために、外遊びの力を大いに活用してほしいですね。

 

 

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2020.08.13

遊びと脳回路1~脳回路の仕組み、遊び始めたらとことん集中させよう

子供にとって外で遊ぶことがなぜ大事なのか?
前回、脳回路の成長と絡めて考えてみました。
参考になる記事があったので引用します。

HAGkumuさんより

脳細胞の仕組みを理解しよう

《神経回路の発達イメージ》

140億個ある神経細胞も、単独では脳を働かせることができません。五感で受け取った刺激や情報を、細胞から細胞へシナプスというチャンネルでつないで伝えることが必要です。細胞同士をつなぐ複雑なネットワークによって、脳は機能するのです。この仕組みを電車に例えてみましょう。シナプスの線路を刺激や情報をのせた電車が走り、脳細胞の駅に届けます。回路は3歳ごろまで急速に大量に建設されますが、その後使わない回路は整理され、どんどん減少します。

回路が開通したばかりのころは、簡易な線路をトロッコが走るようなもの。

よく使われる回路は、整備された線路を電車が行くようにスムーズに伝わる。

発達して成熟した回路は超特急。情報が瞬時に適切な駅(脳の分野)とやりとりされる。

では脳にいい「知育」ってどんなこと?

うれしい・楽しい・快い・おもしろい…
プラスの感性が育脳の最重要ポイント!

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2020.08.13

仕事も家庭も、学校も社会もひとつながりになった社会をつくろう。

学校の前を通ると、壁の向こうに隔離されて、一歩も外に出ることが許されない刑務所のように感じてしまいます。

そこまではいかなくても、日常とは異なる別世界という印象は誰もが抱くのではないせでょうか。

今回はその学校の現実、これからの学校の在り方について考えてみます。

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2020.08.12

ギャングエイジとは?小学3年生・小学三年生・小3男子の特徴と対応9選

 

最近うちの子、いうことを聞かない悪ガキになってきた・・・><

大人が作った枠を飛び出し、仲間阿同士のルールや決まり事を作ろうとする、大人への第一歩を踏み出す大事な発達段階だったんですね!

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2020.08.07

学ぶと言う事

社会に出たら授業などありません。誰かが答えの出し方を教えてくれるわけもなく、自ら学んで答えを出していくしかありません。

その答えも試験のように出したら終わりではなく、それがベスト化を常に問い、可能性を求めてさらに追求していくものです。

しかし、いまの学校では教わることしか教えてくれません。

教わることと学ぶこと。

今回は学ぶということを考えてみます。

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2020.08.06

大丈夫!?「指示待ち人間」な子供にしてしまう育て方

指示待ち人間は学校や職場でつくられるのではなく、

実は家庭でつくられる比率が高いのかも知れません!

どうする?お父さん、お母さん

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2020.08.06

こどもが外で遊ぶことの大切さ ~そっか5

ところで、なんで、外で遊ぶのが良いのでしょう?感覚的に、経験的には解るのですが、そこにはどんな構造があるのでしょうか。一つは五感への刺激の豊かさ、それから生命にあふれていること、かなと考えています。成長に必要、とは即ち脳回路の成長です。人類が進化し、この脳を獲得する過程でものすごく考えたはずです。その考えた環境は自然の中です。考える対象は自然に対して「どうする」です。だから、成長過程ではそのトレースが必要なんだと思っています。

greenz  さんより

“楽しい”からはじまる、小さな一歩を

ふたりの言葉に頷きながらも、「海や山に囲まれている逗子だからできることでしょ?」なんて思っている読者の方もいるのではないでしょうか。実際、逗子のように森から海までの距離が近く、つながりがこんなに見えやすい地域は、なかなかないでしょう。

でも今、「そっか」の活動は、様々な地域にまで飛び火中。東京都港区や目黒区、宮崎県市木といった地域でも、同様の取り組みの芽が生まれはじめているそうです。

八幡さん 俺は都会でもやる、って言ってますよ(笑)

たとえばキューバが食料自給率を急激に上げたように、自然があろうがなかろうが、使われていない土地をすべて食い物にしたら都内でも全然できることなんです。

その土地ではできないから生産高の上がるところに移住しちゃうとか、そういうことじゃなくて、ここで生きているから、ここで楽しむ。生産性が低くても楽しいことを生み出すことはできるし、なにより、自分でそれができたら楽しいじゃないですか。

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2020.07.31

普通じゃない「普通高校」

大半の中学生が進学する普通高校。

名前が「普通」だから普通の人がいくところだと思っている人も多いでしょう。

ところが普通高校は全然普通じゃない。

どこが普通じゃないか、が今回のテーマです。

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2020.07.30

この先生がすごい!子どもたちのやる気を引き出す数々の仕掛けとは

楽しみ方を見つけること、

先生の枠に閉じ込めないこと、

みんなで認めあえる場を作ること、

 

がカギかもしれません。

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