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2022年01月07日

娘は母を真似て育つ~女の子育てを考えるというのは母の生き方を考えるという事~

これから「男の子育てと女の子育て」シリーズの「女の子育て編」がスタートします!

女であるお母さんとは全く脳の構造から違う「男の子育て」編では、【男の子は、どんどん外に飛び出していくのが自然な姿】というのが見えてきました。

生命原理におけるオスとメスを見ても、オスは縄張りを確保し広げる闘争役割を担ってきてくれた存在であり、成長過程もそこが原点になっていると思うと納得です。
~かわいい息子が、逞しくなる~「男の性を高める子育て」

では、女の子はどんな風に育っていくのでしょうか。

それは女の子の遊びが「おままごと」のようにお母さんの真似っこからはじまるように、目の前にいるお母さんを真似対象にして成長していくんです。そして、3~4歳くらいになるともう大人顔負けの口答えをしたり、男の人への甘え方も上手になっていたりします。参考リンク
意識せずともお母さんを見て習得しているのです。

つまり女の子育てで重要なのは
子供が生き生きと育っていくには、母親自身が生き生きしていること。
素敵な女になってほしかったら、母親も女として周りと充足していること。
という事です。

ですがその一方、
「男女平等」という現代につくられた固定観念を当たり前のこととして、男の人たちと同じようにバリバリ働くようになった女の人たちにとって、集団における男女の役割分担は「力仕事」や「出産・子育て」くらい。
(実際、この記事を書いている自分自身も最近までそう思っている節がありました)

女である自分の存在自体が出産・子育て以外にも「集団の中で重要な役割を担っている」ということにも気付かず、男側の役割を担おうとバリバリ働いてしまっていたり、
(活力、意欲をもって働けるのは素晴らしい事ですが、男になりきってやっていてはどこかで苦しくなってしまいます)

「核家族」という最小単位の集団で生活し、限られた関係の中でギスギスしていたりという現実に直面しています
(得意不得意は関係ない、父、母それぞれの役割を全部出来ないと成立しないし、評価されない…)

潜在的な意識と固定観念のなかでせめぎ合っているからなかなか上手くいかない。では、どうするか?

そして、そもそも潜在的に私たちが担っている、
集団の中で女の人が担っている重要な役割、って何なのでしょうか。

実際「女の人が担ってくれている重要な役割」って何なのか?をブログを作成しているメンバーで議論した際に、
チームをまとめる男の人たちが出してくれたのが次の2点。

■ みんなの状態を教えてくれる

・「〇〇が表情暗かった、最近仕事の成果が上がっていないと周りも心配しているみたい」とか、
「この間、〇〇が相談に来て、こういった内容について話したよ」等、
みんなの状況は常に掴んでいて(素敵な女性には自然と情報や相談が集まってくる)、逐一伝えてくれる。
・皆の意識をまとめるミーティングの後には「どうでした?」と聞いて、「一気にみんなのやる気が向かいました!」や、「あの部分だけはみんなまだしっくり来てなかったみたいで~」などみんなの反応を掴んでくれており、(男の人たちは)判断の羅針盤にしている。

⇒つまり、仲間の反応や意識を掴んで、寄り添いながら伝えてくれる女の人の存在を、男の人は頼りにしてくれているんです。

■ 自然と人と繋げてくれている

・「この間〇〇さんがすごい信頼しているって言っていました!ホント私も素敵だなと思っていて…!」など、ふと言ったことをキャッチして本人へ伝えてくれていたり、その反応も伝えてくれたり、とてもヤル気にさせてもらう
・外部の人とも知らぬ間に仲良くなって巻き込んで、仲間に引き込んでいたりして、凄い。

人と人とをつなぎ、可能性ある方向へ巻き込んで、一緒に向かってくれる。それは安心しますよね。そして女の人たちはその関係づくりを通じて自然と充足しているんです。

~思春期は体も心も脳も大きく変化。息子の意識の深層とは・・・~で紹介した男女の脳の特性でも紹介したように、女の人の体と脳にセットされている特徴
・「マルチタスクができる」
・「人の顔に興味をもつ」
・「質感や色の情報に関しては敏感」
・「対象との関係性が充足源」

をまさに発揮ています。

女の人たちがこんな風に仲間を繋げ、何かあれば集団全体に伝えてくれる、そんな「集団をつくり繋げていく」というとても重要な役割を担ってくれているからこそ、男の人たちは安心して外の世界に向かって果敢に挑んでいける。そういう女の人は、集団にとっても欠かせない重要な存在です。

そんな強みが私たち女の人には潜在的に備わっているということなんです。

固定観念のせめぎ合いの世界から脱して、もっと私たち女の人に備わっている強みを素直に伸ばして、
母も娘も周りの仲間たちと一緒に充足していきたいですね。やっていきましょう♪

投稿者 toyosima : 2022年01月07日 List   

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