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2021年12月29日

かわいい息子が、逞しくなる~「男の性を高める子育て」

男の子育て、女の子育て ~男と女で子育ては全く違う!違って当たり前~から始まったこのシリーズは、今回の記事で「男の子の子育て編」をしめくくります。

この間の追求から見えてきたのは【男の子は、どんどん外に飛び出していくのが自然な姿】。だから母親の役割は、彼が安心して外に外に飛び出していけるように、立ち戻ってこれる心の原点をつくること。

「オス(男)の性を高めるように子育てすることが、ポイントなんだ~。」
「でも、子育てに男の性を意識することが、それほど大事なの?幼稚園でも、学校でも、社会生活においても、男女平等で、みんな仲良くという風潮があるけど。社会で生きていくためには、むしろ分け隔てなく教育する方が重要なのでは?」と思ってしまいそうですが・・・

それは、全くの間違いです。

失敗することを恐れて挑戦できない男の子が増えていることも、いつまでも母離れできない男子大学生がいることも、男女の性差が薄まっていることも、それらは全て、【間違った常識=「男女平等という考え」のもとで子育てしてしまっている】からなのです!

では、どうやって子育てしていくの?・・・

やんちゃな行動は、自然な姿

 

■赤ちゃんの脳は、生まれる前から「男の性・男らしさ」をもつ

「えっ、そうなの?生まれる前から?外形だけでなく脳も?」と思う方もいらっしゃるかもしれません。

生まれる前の母親のお腹の中にいる赤ん坊でも、男らしさをどんどん伸ばしていきます。妊娠14週あたりまで、Y染色体を持った胎児は母親のお腹の中で、自分自身で作った男性ホルモン=「テストステロン」のシャワーを浴びます。そうすると外性器のみならず、【脳までも男らしくなる】のではと考えられています。

→もっと詳しく知りたい方はこちらまで。(「【小児科医・高橋孝雄の子育て相談】男の子と女の子の“性格”はなぜ違うの?」より引用します)

だから、【先天的に獲得している男の性は、体つきだけでなく、「脳の進化にも影響」している】のです。

生まれた時には、身体も脳も男の性。これを認識するだけでも、「男の性を伸ばす子育てするぞ~」と肯定的に受けとめられるかもしれませんね。ちなみに、女の性も同様で生まれる前から母親のお腹の中で性が育まれていきます。→詳しくはこちらをどうぞ♪男性ホルモン(テストステロン)と女性ホルモン(エストロゲン)

男の子は、男の背中を見て育つ

 

■「男は、度胸」。闘争欠乏が引き出されて逞しくなる

テストステロンのシャワーを浴びて、身体とともに、脳も男らしくなるのは本能的な進化。
これまでの哺乳類進化の追求で見えてきたように、大事なのは、子育て期間を通じて、社会に適応できる能力を獲得すること。要するに、「男の子」が「大人の男」へと逞しくなっていくことも、子育て次第で、【後天的に獲得していける】ものなのです。

特に、7~8歳のあたりからは、「親よりも、上の世代の男の人に意識が向き始める年頃」。この時期に母親の役割として大切なのは、【男として期待をかけ始める】こと。同時に、【戻ってきた時には温かく包み込み、たっぷり甘えさせる】こと。→男の中で男の子は世界を広げていく!お母さんがすることはただ一つ…✨

そして13歳を過ぎた思春期からは、母親のもとからは巣立たせ【外の世界で挑戦と失敗を経験させる】こと。→思春期は体も心も脳も大きく変化。息子の意識の深層とは・・・

仲間たちをまとめるリーダーとして期待することや、年上の男の人たちと関わらせて力の差を感じさせること、できれば仕事にも携わらせて社会の圧力を体感させること。こうして、社会に出るための準備をしていきます。男の性が育まれていく絶好の機会を逃さず、男の子をドキドキとさせるように外の世界に後押しすること。いつまでも、母親が構っていては育まれていきませんし、学校教育や社会の風潮と同じように「みんな平等に、みんな仲良く」では、たくましい成長は望めません。

だから、幼児期の常に落ち着きない行動や、散らかしっぱなしで母親の言うことも聞かない振る舞い、外の世界に意識が向いてきた途端に母親をうざったがる。それらは、本能に導かれて【より遠くを意識している行動】。

いつの間にか、頭の中に染みついた「間違った常識」を取っ払って、男の性を伸ばすように生物の摂理に整合した子育てを実行していきましょう!

投稿者 oguma : 2021年12月29日 List   

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