子どもという枠にはめて見るから、子どももおとなも窮屈になる。 |
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2018年07月05日
辛い時に相談される親になるには~共感と同調のちがい
子供が安心して何でも話せる環境ってどんな状態なのでしょうか。
相談しても大丈夫と思えるポイントとは?
http://hahamiwa.com/2018/02/23/post-151/ より引用します。
■共感と同調の違い
こんにちは、りんこです。
「お母さんが悲しむから」「お父さんが悲しむから」、、、
そんな理由で、例えば自分がいじめられていても、辛いことがあっても、苦しんでいても、
親に話せない子どもって、いるのではないでしょうか、、、。
私自身が、子どもの頃、そうでした。今もそうですが、、、
◆親に相談できない、親に言えない、、、、その理由
苦しくて苦しくて仕方なく、親に色々聞かれても、その苦しさを言えないのです。
「大好きな両親に、こんな苦しい思いをさせたくない」
「両親には、いつも笑っていてほしい」
そう思うのです。
それは、それまで育ってきた過程で、自分の悲しみを、同じように悲しみ、
自分の辛さを、同じように辛く感じる両親の姿を見てきたからだと思います。
そうして、結局親に言えず、一人苦しみ、孤独に戦い、辛い日が続くのです。
親からしたら、「なんでも話してくれたらいいのに」と思ったことでしょう。
でも、話してほしいんだろうな、とは分かっていても、話せないのです。
そう親が悲しむから、、、、。
ここで、わかるように、「子どもの悲しみは親の悲しみ」というのは、
一見良さそうに、良いことのように見えますが、
実は、子どもを苦しめていることもあるというのが分かると思います。
自分が悲しんでいるのに、親も同じように悲しんでしまったら、
子どもの悲しみは倍になり、ますます苦しくなるのです。
◆辛い時に相談される親になるためには
では、子どもが悲しんでいる時、苦しんでいる時、愚痴を言ってきた時、
親は、どのように対応すれば、良い親子関係を築くことが出来るのでしょうか、、、。
私には、両親と兄と姉がいます。
両親と兄には、自分の辛さを話すことができませんでした、、、
むしろ、なんともないような振る舞いをしてきました。
しかし、姉には、なんでも話します。
頭にきた事、悲しくて朝まで泣いた事、苦しくて仕方ないという事、、、、。
自分でも、この差はなだろう、、、、と考えました。
例えば、両親や兄に、自分が誰かから嫌がらせを受けていて辛いと打ち明けたら、
きっと、両親と兄は、同じように辛い気持ちになり、そして、挙句の果てに、
その相手に怒りをぶつけに行くのではないかと、私は想像してしまうのです。
そこに生まれるのは、3倍になった辛さと3倍になった怒り、、、、
その3倍が、更に私を苦しめるのです。
具体例としては、こんな風になります。
私:「〇〇ちゃんにこんなこと言われたの、、、もう学校に行きたくない、、(泣)」
両親:「なにそれ、ひどい、、、なんで、○○ちゃんはそんなことを言うのよ、、(泣く)」
兄:「絶対、許せない、、今から、そいつんち行ってくる(怒り)」
一方、姉に同じように、自分が誰かから嫌がらせを受けていて辛いと打ち明けても、
姉は、自分と同じような感情には浸らないと分かっています。だから、打ち明けられるのです。
私の話しを、ただただ、とことん聞き続けてくれるでしょう、、、。
でも、それで終わりです。話を聞いた後は、彼女は彼女の幸せな生活に戻ってくれます。
だから、私の苦しみは私の苦しみでしかなく、倍にはならないから、
いつでも話せるのです。
むしろ、打ち明けただけで、苦しみはかなり軽減しているのです。
具体例としては、こんな風になります。
私:「〇〇ちゃんにこんなこと言われたの、、、もう学校に行きたくない、、(泣)」
姉:「そんなこと言われたの?悲しかったんじゃない?学校行きたくなくなったか、、そっか、、、」
という調子です。姉は、あくまでも自分の感情は露わにしません。
「私も頭にくる」「私も悲しい」「私も辛い」とは、姉はなりません。
「頭にきたでしょ」「悲しかったでしょ」「辛かったでしょ」「大変だったね」と、、
こういう調子です。
◆同調せずに共感しましょう
後になって、ある心理学系の本で読んだのですが、
これが「共感と同調」の違い、というものだそうです。
人とのコミュニケーションにおいて「同調せずに共感しましょう」などど、
書かれています。
私の場合でいうと、
両親と兄は「同調」・・・私が嫌だと感じていることに対して「嫌だね」と言う。
姉は「共感」・・・私が嫌だと感じていることに対して「嫌なんだね」と言う。
という風に当てはまります。
自分の子育てにおいても迷うことがあります。
子どもが、何でも話をしてくれ続けるには、どうしたらいいのだろう、、と。
自分が両親や兄にした思いは、させたくないと、、。
でも、そんな両親や兄の存在は、逆にどん底に落ちた時に力になったりもするのです。
「大好きな両親を悲しませたくない」「大好きな兄を悲しませたくない」と、、、。
毎日、それだけを思い、ギリギリの感情でやり過ごせたことも事実です。
でも、やはり、大好きな子どもの苦しみは、少なくしてあげたい、軽くしてあげたい、
そう思うので、同調ではなく、私も「共感力」をつけていかねばなと、
あらためて思います。
◆まとめ
•子どもが、親に相談できていないとしたら、同調する親になっていないか確認する
•同調と共感の違いを理解する
•共感力をつければ、子どもは、なんでも親に打ち明けてくれる
•同調すると、子どもの悲しみや辛さは倍増する
•共感すれば、子どもの悲しみや辛さは軽減される
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
投稿者 hoiku : 2018年07月05日 TweetList
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