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2012年08月09日

【日の出ずる国の感謝の心】~ヒトは“東”を意識する生き物~

みなさん、こんにちは

子供たちは夏休み真っ盛りですね!
旅行に出かける方も多いのではないでしょうか 😛

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今回はちょっとコーヒーブレイク
意識してみると、ちょっとおもしろい小話をお届けします

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 太陽が昇る を見ると、ワクワク
 太陽が沈む 西を見ると、落ち着く

そんな感覚が自然と湧いてきますよね
実はこれ、地球上の人類共通の感覚だったんです☆+゜

                         

最近になって、脳科学のいくつかの研究成果から、脳は、地球の自転と公転を感知しているということが指摘されている。
自転を感知しているということは、東に向いたときの意識と、西に向いたときの意識が違うということに他ならない。

乗り物で、進行方向に向かって座るのと、進行方向に背を向けて座るのでは、気分がかなり違うのを自覚している人は多いと思う。
東を向くということは、自転の進行方向に顔を向けている。西を向くということは、その逆である。

古代インドには、伝承の学問体系であるヴェーダがあり、その中に、スタパティアヴェーダと呼ばれる建築学がある。
スタパティアヴェーダでは、東向きの家、東向きの玄関をことさら大切にしている。
東を向くと意識が活性化し、西を向くと意識が沈静化するという人間の生理を家屋設計のベースにしているからだ。
スタパティアヴェーダによると、都市は西に発達して広がるそうである。
すなわち、都市の中枢部の西側に住む人たちは、毎朝、東に向かって移動し(意識を活性化させ)、毎夕、西に向かって移動する(意識を沈静化させる)。
生理的な理にかなっているので、西側は良い住宅地になり、文化を生み出す場所になるのだそうだ。
たしかに、東京では、自由が丘、田園調布、成城など、古くから人気の高級住宅地は西に多い。

また、この説によれば、情報は、東から西へ伝達しやすいそうである。
ヒトは東に向いたときに意識が活性化するので、学校の教室では、先生が東側に立ち、生徒が東側を向くのが好ましいとされる。
また、新事業を始めるときは、当該地域の東側から広報を始めよ、ともいう。

ヒトは、東へ意識が向きやすい。西の人々は、東を意識し、東からの情報は脳が素直に受け入れる。
このため、情報は、逆に東から西へ流れる。これが、ヒトの脳の基本の生理であるらしい。

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『日本語はなぜ美しいのか』(黒川伊保子著)より
                         

東に向いたときの意識と、西に向いたときの意識が、こんなにも違っていたのですね^^
言われてみたらそうだな~って思うことばかりですが、当たり前に想っていたことも、改めて認識すると、世界が違って見えてくるのではないでしょうか

頭で考える以前に、遥か昔の人類も、隣の国でも、地球の裏側の国でも、み~んな根底には同じ意識の中、暮らしてきたのだと想うと、ふしぎと安堵感に充たされます。

子供部屋の勉強机も、東向きにすると意識が活性化し、夏休みの宿題も捗りそうですね 😉

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また、特に日本列島は、世界最大の大陸の極東に位置します。
日本が「日の出ずる国」と言われることの意味は意外に深いのではないでしょうか。

島国のおかげで、他国に占領されることなく、一貫して同じ土壌で培われた、貴重な母国語を獲得するに至った日本。(参照:こんこんと流れる日本人の心の地下水脈

自然への同化能力が高く、自然への感謝の心を忘れない日本。(参照:自然への感謝の心を育む日本語

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日の出ずる国=日本で育まれた感謝の心を、もっともっと世界へ伝えてきたいものですね

投稿者 chiue : 2012年08月09日 List   

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コメント

chiueさん、始めまして。
日の出国という東を意識する感覚は、古代や記録のない歴史を勉強しているとかなりその意識が強いことが判ります。かなり奥深いと思います。
 たとえば、記紀にある天皇の東征などは、いかに東の力をほしかったか?が判ります。また、太陽信仰は、日本のアマテラスなどに代表されるしかり、各国で信仰されている太陽神は結構、多いのです。
 記紀はその力が絶大であったので、明確に記録に残せない権力上の歪曲もあり、東国の富士山やその状況を無視して書かれているところにその力の源泉が感じられます。
 また、もっとも常陸国一ノ宮に格付けされている鹿島神宮を含む東国三社の息栖神社・香取神社は、蝦夷族と西国の境界であり、いまでの天皇は鹿島の東に向かって挨拶をしているそうです。
 また、唯一絶対の神である最初の一神教の神もまた太陽神であったのだといわれています。それだけ日の出る方向に期待が大きかったのだろうと思います。
 そういえば、出アフリカから東への旅にでたモンゴロイドも太陽のいずる方向につられて長い旅にでたのかも知れません。
 朝の太陽の光は、体温を上げ、人体を活性化してくれます。そのことを感覚的に古代人はわかっていたのだろうと思います。太陽=東の自然の恵みに対する感謝とつながって、太陽神などもできたのだろうと思います。

投稿者 2310 : 2012年8月10日 03:06

>2310さん☆+゜

はじめまして、こんにちは^^*

やはりそうなのですね。
太陽信仰の話はよく聞くので、太陽を崇めていたことは知っていましたが、
太陽が生まれる“東”をこれほど意識していたとは知りませんでした。

歴史を遡れば、その端々に“東”を意識する、理のかなった構造が散りばめられているのですね^^
私も古代人は感覚的にわかっていたのだろうと思います。
だからこそ、種を存続してこれたのかも(u u*)

様々な角度からさらに調べていくと面白そうですねv
興味の深まるコメントをありがとうございました♪

投稿者 chiue : 2012年8月10日 21:06

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