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【日の出ずる国の感謝の心】~ヒトは“東”を意識する生き物~

みなさん、こんにちは

子供たちは夏休み真っ盛りですね!
旅行に出かける方も多いのではないでしょうか 😛

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今回はちょっとコーヒーブレイク
意識してみると、ちょっとおもしろい小話をお届けします

↓応援もよろしくお願いします♪♪

               

 太陽が昇る を見ると、ワクワク
 太陽が沈む 西を見ると、落ち着く

そんな感覚が自然と湧いてきますよね
実はこれ、地球上の人類共通の感覚だったんです☆+゜

                         

最近になって、脳科学のいくつかの研究成果から、脳は、地球の自転と公転を感知しているということが指摘されている。
自転を感知しているということは、東に向いたときの意識と、西に向いたときの意識が違うということに他ならない。

乗り物で、進行方向に向かって座るのと、進行方向に背を向けて座るのでは、気分がかなり違うのを自覚している人は多いと思う。
東を向くということは、自転の進行方向に顔を向けている。西を向くということは、その逆である。

古代インドには、伝承の学問体系であるヴェーダがあり、その中に、スタパティアヴェーダと呼ばれる建築学がある。
スタパティアヴェーダでは、東向きの家、東向きの玄関をことさら大切にしている。
東を向くと意識が活性化し、西を向くと意識が沈静化するという人間の生理を家屋設計のベースにしているからだ。
スタパティアヴェーダによると、都市は西に発達して広がるそうである。
すなわち、都市の中枢部の西側に住む人たちは、毎朝、東に向かって移動し(意識を活性化させ)、毎夕、西に向かって移動する(意識を沈静化させる)。
生理的な理にかなっているので、西側は良い住宅地になり、文化を生み出す場所になるのだそうだ。
たしかに、東京では、自由が丘、田園調布、成城など、古くから人気の高級住宅地は西に多い。

また、この説によれば、情報は、東から西へ伝達しやすいそうである。
ヒトは東に向いたときに意識が活性化するので、学校の教室では、先生が東側に立ち、生徒が東側を向くのが好ましいとされる。
また、新事業を始めるときは、当該地域の東側から広報を始めよ、ともいう。

ヒトは、東へ意識が向きやすい。西の人々は、東を意識し、東からの情報は脳が素直に受け入れる。
このため、情報は、逆に東から西へ流れる。これが、ヒトの脳の基本の生理であるらしい。

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『日本語はなぜ美しいのか』(黒川伊保子著)より
                         

東に向いたときの意識と、西に向いたときの意識が、こんなにも違っていたのですね^^
言われてみたらそうだな~って思うことばかりですが、当たり前に想っていたことも、改めて認識すると、世界が違って見えてくるのではないでしょうか

頭で考える以前に、遥か昔の人類も、隣の国でも、地球の裏側の国でも、み~んな根底には同じ意識の中、暮らしてきたのだと想うと、ふしぎと安堵感に充たされます。

子供部屋の勉強机も、東向きにすると意識が活性化し、夏休みの宿題も捗りそうですね 😉

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また、特に日本列島は、世界最大の大陸の極東に位置します。
日本が「日の出ずる国」と言われることの意味は意外に深いのではないでしょうか。

島国のおかげで、他国に占領されることなく、一貫して同じ土壌で培われた、貴重な母国語を獲得するに至った日本。(参照:こんこんと流れる日本人の心の地下水脈 [1]

自然への同化能力が高く、自然への感謝の心を忘れない日本。(参照:自然への感謝の心を育む日本語 [2]

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日の出ずる国=日本で育まれた感謝の心を、もっともっと世界へ伝えてきたいものですね

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