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2009年08月18日

消費者庁とは~消費と生産とどっちが大事なんだ!

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画像は ここ  
からお借りしました。

コメントいただいた中の記事(サイト)を手がかりに、
消費者庁について、掘り下げてみました。

聞いた事が有るような無いような消費者“庁”。まずは、一般的なところから

ウィキペディア
消費者庁(しょうひしゃちょう)は、日本の行政機関の一つ。第三者機関である消費者委員会(しょうひしゃいいんかい)とともに、消費者行政を所管する。2009年(平成21年)5月に関連法[1]が成立し、同年10月に発足する予定。
消費者庁は、消費者行政を一元的に所管するため、内閣府の外局として設置される予定の行政機関である。2009年(平成21年)5月に関連三法[1]が成立し、同年10月に発足が予定されている。

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最近のニュースでは、YAHOO!ニュース より

 政府は11日午前の閣議で、消費者庁を9月1日に設置するとともに、同庁の初代長官に元内閣府事務次官の内田俊一氏(60)を充てることを決定した。民主、社民両党は政権交代の懸かる衆院選前に設置の手続きをするのは認められないとしていたが、政府側が押し切った
 消費者庁は命令や勧告といった強い権限を持ち、製品の事故などの情報を集約し、被害の拡大や再発の防止に努める消費者行政の司令塔。同庁設置に合わせ、民間有識者による監視機関「消費者委員会」も発足する

 
10月発足予定を1ヶ月前倒し。自民党はこんなにもいいことをやっている=消費者の役に立ちますよという選挙前のアピールらしい。
民主党は、反対。なぜなら、手柄を横取りされたくない(したい)。

書いていて、アホらしくなってきました。

(ちなみに、リーフレットは見た目には、良く出来ている。消費者行政の推進に関するリーフレット 
もっと、詳しく知りたい方は、 首相官邸 消費者庁関連資料一覧 
消費者行政推進会議取りまとめの概要
~消費者・生活者の視点に立つ行政への転換~

を参照して下さい。)

そもそも、なぜ、消費者にスポットを当てた消費者庁なんてものが発足されようとしているのか?
それは、日本がなぜ消費大国になってしまったのか?と言う“問いからも見えてくる。

1970年頃には、豊かさが実現し、消費意欲は下がり始め、そのままにしておけば市場は自ずと縮小し、安定・維持していたものを、景気低迷、失業者対策という意味もあったのでしょうが、国債を発行し、ばら撒き政策を続け、あれよあれよと借金は900兆円にまで達してしまった。お金の使い道は、特段必要の無い無駄なダムや道路など市町村津々浦々まで及び、街中も無駄なものが溢れ返っている。そして、借金とゴミと環境破壊を生み出した
それだけではない、バラマキ続けられたお金は、金余りを生み出し、生産しなくても生きていける消費特権階級(主婦)、消費の王様・お姫様(子供)を生み出し、生産と言う充足の場は、苦役と化し、いかに遊ぶか、消費で(代償)充足を得ることのみに邁進し、さらに、権利要求に意識を向かわせることになった。
そして、当時の首相、福田さんが、表向きは消費者(国民)の為に、実態は、己の存在基盤=保身のために、動き出した。
さらに、それを、バックアップしたのが“マスコミ”である。
生産者として襟を正す必要がある部分も確かにあったが、1~2年前の“食etcに対する”生産者・企業に対するあまりにも過剰な報道を思い出してほしい。
・飛騨牛、こんにゃくゼリー、赤福もち、白い恋人、ミートホープ、事故米(汚染米)etc
参照:本当に作るの!?「消費者庁」 

消費者の為ではなかったことが解る

又、いろいろなサイトで消費者庁発足への指摘がいくつか挙げられているが、
●庁になると省に跨り、利権が集中する。
【日本の議論】消費者庁なんていらない?

●無駄使いである。
「消費者庁」創設へ182億円=内閣府 

●弁護士の食い扶持の為である。
消費者庁創設の背後に見え隠れする「弁護士利権」

それはそれで問題ではあるが、
結局、既存の枠組みでしか見ていない。根本的な問題に気付けていない!

それは、
消費と生産は一体であるということ。一体ではあるが、生産と消費とどちらが重要か?と聞かれれば、生産であるということ。そして、阻害された労働ではなく、いかに“生産の場”を“充足の場”として創り出して行くかということ。※高度成長期のように、生存(貧困)圧力の元、生活がないがしろにされ、環境破壊を招いたような生産重視ではない。今や、生存圧力は克服してしまった以上、豊かさ実現、儲け重視の為の生産は不要である。
儲からないけれど、必要な生産(農業や介護etc)にもっとスポットが当てられ、支援していく必要がある。

参考までに、
るいネットでは、意識を変えれば社会は、変わる。みんなの意識が社会をつくっている。
という文面があります。〔観念パラダイムの逆転7 新しい認識だけが、現実を変えてゆく参照〕
又、ある書物には、サラリーマン(=労働者)が変われば、社会は変わる。社会をつくってきたのはサラリーマン(=労働者)である。
※(=労働者)は、私の意訳で付けさせていただきました。

今後とも、社会を創り出していくのは、消費者ではなく、生産者である。

投稿者 sodan : 2009年08月18日 List   

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