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2008年11月20日
43年ぶりの全国学力調査から見えてくるもの
初めまして 😀 。今回初めて投稿します、大学生です。よろしくお願いします 。
こんな記事を見つけました。今話題 の橋下知事関連の記事です。
全国学力調査 が行なわれたのは、歴史的に見て今回で2回目です。今回全国学力調査が行なわれたきっかけは、「学力低下をなんとかしなければ…」が発端です。学力低下が問題視される中で文部科学省は、2007年に実に43年ぶりに全国学力調査を実施しました。
今回の全国平均正答率がこちらです。
全国学力調査は、全国的な学力データを学校現場や教育委員会がそれぞれの結果と比較し、改善すべき課題を浮き彫りにさせることを目的として1960年代にも行なわれていました。今回の全国学力調査では、大阪府は全国平均を下回っており、特に中学校では沖縄、高知、北海道に続き下から4番目でした。 😥
橋下知事は情報公開請求者に対して、この学力調査の結果を市町村ごとの科目別平均正答率を公開することを各自治体に要請しました。橋下知事もこの学力低下に歯止めをかけたいと思っているようです。そして、「予算編成の参考にする!」と発言したことにより、「序列化を招く!」として前年度は非公表だった市町村教育委員会は渋々自主公表を決めました。
1960年代に全国学力調査が中止されたのは、地域間・学校間の競争がエスカレートしたからです。
豊かになりたい!という目標が、良い高校・良い大学・良い企業という私権獲得 :tikara: のために、学力調査が指標として使われる。すなわち、「序列化 👿 」という意識があったからです。
ところが、1970年代以降、私権圧力が衰弱 したので、(私もそうですが)豊かになりたいという意識は薄れてきています。現に「序列化」を理由に非公表にしていた教育委員会が「予算 」という言葉によって公表するようになったということは、教育委員会自体も「序列化 👿 」という概念はあまりなくなっているのではないでしょうか。ただし、「予算 」という言葉を武器として持ち出している橋下知事にも問題があると思いますが。今考えるべき問題は「学力低下をどうするか 」ですよね。
学力低下問題についての詳しい内容は、このブログやるいネットでも取り上げているのでそちらを参照してください。今回はこれぐらいにしたいと思います。 😀
そういえば学力低下をめぐり、元大臣が「日教組強いと学力低い」を発言していましたが、関連はあるのか、どうなんでしょうね。 🙄
投稿者 katsu : 2008年11月20日 TweetList
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コメント
投稿者 ドウモリ
橋下さんは、革新的な一方で、反発も呼んでいるようですね。
私も、ドウモリさんと同じく、このテストで学力がアップするとは考えにくいという気がしています・・・。
暗記や知識などはテストの効果で一定つくかもしれませんが、もっと根本的な「思考力」なんかは、逆に阻害されてしまうのでは・・・?と思います。
そもそも「学力」とはなんなのか?というのも着眼点の1つですね。
投稿者 ちょこケーキ
学校で何を身につけさせる必要があるのか(=社会に出るためにはどんな能力が必要なのか)を鮮明にすることなしに、いくら「学力向上」を唱えても、空回りするだけなんじゃないかという気がしています。
学校現場に対する危機感そのものは、間違っていないと思いますが・・・
投稿者 ごんた
皆様、コメントありがとうございます。
>ドウモリさん
教育委員会や日教組はどちらかと言えば、社会から離れた(いわゆる無圧力の)場で問題を議論していましたが、これを刺激として替わってほしいものです。
子どもたちのためにも。
>ちょこケーキさん
橋下知事は、教育現場に対する危機感は人一倍持っていますが、その改革のための発言はちょっと…ってところが多い気がします。
「学力」をどのように定義するかによって、改革のやり方も変ってくるのではないでしょうか?
>ごんたさん
その通りですね。
子どもたちに学校でどのような力を身につけさせるか、という方向性をしっかり決めなければ向上なんてありえませんね。
学校教育と社会をリンクさせることができるといいのですが…。
投稿者 katsu
私もこのテストで学力低下の問題が解決されるとは思いません。
これまで無圧力であった教育委員会にとっては、いい刺激になると思いますが・・・
ついでに、日教組も・・・