「学び合い」part2~授業外でも学び合う~ |
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2008年02月21日
子育ては遊びではない。生産活動(意識生産)である。
女性の社会進出(就職)→育児(家庭に入る)→活力低下(社会閉塞)⇒育児でまっとうな評価を得る。そのためには?
※1.市場社会かつ豊かになって、育児しながらできる仕事がなくなった。常時おんぶしながら、平均90分おきに母乳を与えながら、適宜オムツ替えをしながら、できる仕事と言えば、内職・在宅ワークだけである。しかし、それは単なる小遣い稼ぎ程度にしかならず、女性が求めている仕事ではない。豊かになった今、育児をしながら、そこまでしてお金を得る必要はなくなった。
※2.『本当は、「集団」に入ったのではなく、社会に出たのだ リンク』。しかし、家庭が無圧力の密閉空間である限り、『入る』という認識とともに閉塞感に包まれた思いになってしまう。
※3.一般的に、女性の職業能力は、育児期間が長くなるほど、低下していくと(女性も企業も)考えている。(参考:国民生活白書~女性の継続就業を妨げる壁リンク1、リンク2、リンク3、リンク4)
職業能力の低下(と再雇用体制の不足)が、女性の社会閉塞の直接の原因であると考えられているが、根本的には、密閉家庭に入ることによる無圧力化=活力の低下であり、それによる社会的評価の下落である。
しかし、本来はそうではない。まだ少数ではあるが、
>子育てや地域活動をすることで培った豊富な人生経験を評価し、女性を正社員として積極的に採用した上で、能力開発を行う企業がある。
>埼玉県のある建設会社においては、年齢や職業経験にとらわれず広く人材を集めているが、育児によるブランクをマイナスではなく、女性顧客のニーズ把握など仕事上必要なスキルを高めた期間としてプラスに評価しているため、特に中高年女性の中途採用が多い。(上記白書より)
このような評価が本来の姿である。そうであれば、この「育児をした女性の評価」の獲得or形成(⇒そんためにどうするか?)が、育児において、最先端の追求課題となる。
子育ては遊びではない。生産活動(意識生産)である。
その経験が、社会的に評価を得られていないのは、おかしい。
ゆえに、社会的評価を得るために、女性たちが中心になって、協同し、事業化できるような取り組みが必要があると思った方は、
投稿者 toya : 2008年02月21日 TweetList
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コメント
投稿者 かわい
かわいさん、コメントありがとうございます。
m(_ _)m
『ママカースト』ですか。『セレブ』もそうですが、序列・私権というのは、もはや旧い価値観のはずですが、一部のそういう現実を取り上げて、扇動するマスコミからの脱却が、新たな評価軸の形成には必要になりますね。
投稿者 toya
女性たちが中心になって実現したのかどうかわかりませんが、企業内保育所は全国ですでに3400箇所あまりあるそうです。
女性社員が多い職場では、すでに社員への投資活動として保育に取り組むという方向がででいるようです。
たとえば資生堂事業所内保育施設は2003年9月開設ですが、どこまで本気なのかわかりませんが福田総理も最近視察に訪れました。
ここでは親子にとって良いことは、通勤時間を通じて母子の親密な関係をより長く維持できるという利点を上げています。http://kids21.gr.jp/houmon_report/kangaroom_top.html
投稿者 seiginome
seiginomeさん、コメントありがとうございます。
m(_ _)m
企業内保育所は増えているのでしょうか?
20~30代の女性が多い(つまり、20~30代の女性が主戦力となる)企業だから、実現できると考えていますが、実態はどうなのでしょうね。
企業内保育所は、そこに勤めてきた(技術蓄積してきた)女性でなくでは勝てない→育児で辞められるとヤバイ⇒企業内保育所で人材確保という意識だと思います。
つまり、育児活動そのものが評価されているわけではないですね。
ただし、農業生産→工業生産→意識生産と時代が変化するにつれて、人材育成の重要性が増しています。
その上で、子育て軽視→人材能力低下→日本がヤバイ⇒育児体制の強化という流れにありますので、国家も力を入れざるを得なくなっていると思います。
参考:
福利厚生ではなく、協働事業としての保育 – るいネット
http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&m=34940
投稿者 toya
最近、スクールカーストならぬ『ママカースト』なんてものまで登場しているそうです。
どこのマンションの何階に住んでいると偉いだのなんだのとか、全く持って意味の無い評価競争が行われているらしい。子供から見ても、迷惑以外の何者でもない。
真っ当な評価をお互いに形成する為にも、
<女性たちが中心になって、協同し、事業化できるような取り組み
には賛成です。