| メイン |

2008年02月20日

「学び合い」part2~授業外でも学び合う~

「学び合い」勉強会開催!~授業風景をトレース~読んでいただけましたか?

一斉授業しかしらなかった私は「授業は一方的に教えてもらうもの」だと思っていたので
子ども同士で教えあう(学び合う)授業という発想におどろきでした

今日はその続き で、授業そのものではないですが、学び合いの発想に通ずるおもしろい話を
聞けたので、お伝えします 😀

 にほんブログ村 子育てブログへ

小学校の先生におもしろい話を聞きました。

その先生の学級で靴隠し事件 が起こったらしいのですが、大人の発想としては

「なんで靴を隠したらダメなのか?」を子供たちに言い聞かせる

というものが一般的だと思う。

しかし、子供たちがいたずらするときは「ダメなこと」だとわかっていてやっているので、ダメな理由など言い聞かせても意味がない

で、その先生がとった行動は、みんなに「靴隠しってどう思う?」と問いかける。そうすると子供たちから「よくないー!」と出てくる。

そうすることで 先生が一方的に「ダメ」と決め付けるのではなく、子供たちから引き出すのです。そしてダメなことなんだという共認域を広げる。

そして「じゃあ、どうしたらなくなるかな?」と問いかける。

みんなからいろんな意見が出てきて、それら全てを受け入れる。先生は正しい正しくないの判断はしない。そのうち子供たち自ら「これがいいんじゃない?」「これはいらないね。」と判断していくそうです。

そこで決まったのが「パトロールする」というもの
で、実際みんなで交代してパトロールしたことで靴隠しは無くなったそうです 😀

子供たち自身で「規範」を作り、守れない子は必然的に「自己中」とレッテルを貼られ、仲間から強烈な圧力が加えられる。

仲間からの白い目圧力に勝る共認圧力はない!ということを、子供たちは身をもって知っているんです!

そんな子供たちの潜在的に備わっている能力を活かしてあげるのが、大人のすべきことかなと思う。(実際、あまりすることはない。とも言える。)

子供たちが「育つ」のを、どれだけ期待して「待てる」か。ということかな?って思いました。

読んでくれてありがとうございます

投稿者 kado : 2008年02月20日 List   

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://web.kansya.jp.net/blog/2008/02/473.html/trackback

コメントしてください