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2007年05月04日

政府の「親学」に関する緊急提言って!?

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下記は4月26日MSNニュースからの抜粋です。

政府の教育再生会議は25日、親に向けた子育て指針である「『親学(おやがく)』に関する緊急提言」の概要をまとめた。子どもを母乳で育てることを呼びかけたり、父親にPTA参加を呼び掛けるなどの内容。

◇「親学」提言のポイント
(1)子守歌を聞かせ、母乳で育児
(2)授乳中はテレビをつけない。5歳から子どもにテレビ、ビデオを長時間見せない
(3)早寝早起き朝ごはんの励行
(4)PTAに父親も参加。子どもと対話し教科書にも目を通す
(5)インターネットや携帯電話で有害サイトへの接続を制限する「フィルタリング」の実施
(6)企業は授乳休憩で母親を守る
(7)親子でテレビではなく演劇などの芸術を鑑賞
(8)乳幼児健診などに合わせて自治体が「親学」講座を実施
(9)遊び場確保に道路を一時開放
(10)幼児段階であいさつなど基本の徳目、思春期前までに社会性を持つ徳目を習得させる
(11)思春期からは自尊心が低下しないよう努める

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政府が親も子育て学習する必要があるという認識から、子育ての文化や知恵を伝えるという主旨とのことだが、何となく必要性は感じるものの内容が唐突過ぎてそのまま受け入れられるものではないと思います。これでは政府による家庭教育への干渉としか捉えられません!

この提言からは、教育の根本問題がまるで見えてこないし、何故それが必要なのかという理論もない。また各提言内容がバラバラで一貫性がないため、どうしたいのかがよくわからないというのが正直な感想です。

「子供にテレビを見せるな」というのであれば、そんな有害なものをそのままにするのではなく根絶させる方針がなければおかしいし、早寝早起きや挨拶などといった基本的な社会性まで、親を教育しなければならなくなった問題の原因を明らかにしなければ、何の解決にもつながらないですよね。

学識者を集めて議論すれば、各々の立場や論調を尊重しなければならず、答えを出すという次元から程遠いものとなってしまうのでしょう。まさに、

政府やプロでは答えが出せない

ということを晒しているようなものですね。

投稿者 hiroaki : 2007年05月04日 List   

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コメント

教育再生会議って偉い教授とか、政治家とかでやってるんですよね。

恥ずかしくないんですかね?
PTAの役員さん集めて、話合ってもらった方がよっぽどリアルな「提言」が出てくると思います。

世のPTAの皆様、いかがでしょうか?

投稿者 垂心 : 2007年5月5日 02:13

この記事を新聞で読んだとき、思わず首を傾げてしまったのは、私だけではなかったのですね(笑)

『「親学」提言のポイント』っていってますが、なんか上辺だけで、全然ポイントになってないじゃない って感じです。

もっと本質の答えが欲しいです。

投稿者 りうママ : 2007年5月5日 07:22

教育再生会議の有識者ってこんな面々です。

座長:野依良治(ノーベル化学賞受賞者)
座長代理:池田守男(資生堂相談役)
浅利慶太(劇団四季代表・演出家)
海老名香葉子(エッセイスト)
小野元之(日本学術振興会理事長)
陰山英男(百ます計算)
葛西敬之(JR東海代表取締役会長)
門川大作(京都市教育委員会教育長)
川勝平太(国際日本文化研究センター教授)
小谷実可子(スポーツコメンテーター)
小宮山 宏(東京大学総長)
品川裕香(教育ジャーナリスト)
白石真澄(東洋大学経済学部教授)
張 富士夫(トヨタ自動車株式会社会長)
中嶋嶺雄(国際教養大学理事長・学長)
義家弘介(元ヤンキー先生)
渡邉美樹(ワタミ株式会社代表取締役社長)

誰が選んだのかわかりませんが、「著名人を集めてみました!」ってな感じになってます。

教育の再生という大きな社会課題に対して、真剣に答えを出そうとしているとは思えません。

投稿者 JAKE : 2007年5月7日 20:51

記事の提言の内容と、JAKEさんが紹介してくれた有識者?の面々とをセットで覚えておいた方が良いですね。

この方々の提言が、どれだけ現実離れしているか、って辺りを。肩書きだけで教育再生が可能なほど、子ども達も社会も単純じゃあありませんから!!

投稿者 かわい : 2007年5月7日 23:18

逆に考えると、家庭の親に踏み込んだ政府の発言は、あまり、なかったように思います。

親学とは、投稿のようにいまだ目先、手先的な提言に過ぎませんが、実は、素人集団だからこそ、家庭に踏み込んだ発言ができるのではないだろうか?
そう思いました。

中身は、皆さん言われるように表面的なものかもしれませんが、密室家庭をターゲットにした、今後の動きに注目したいと思いますが、どうでしょうか?

どうなんでしょうか?

投稿者 こん : 2007年5月15日 13:00

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