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2007年01月09日
「学校」をマジで考える大人が必要!
親が学校に期待している事は何か?
出典はベネッセチャイルドリサーチネットhttp://benesse.jp/berd/data/hogosya_isiki/2004/pdf/isiki.pdf
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ベネッセ○○の中からのアンケート報告。
「とても期待する」「まあ期待する」「あまり期待しない」「ぜんぜん期待しない」の中から「とても期待する」の回答の多い順に並べてみました。
「とても期待する」50%以上
教科の基礎的な学力を伸ばす
学ぶ意欲を高める
★道徳や思いやりを教える
★社会のマナーやルールを教える
「とても期待する」30%~50%
表現力やコミュニケーション能力を伸ばす
規則正しい生活習慣をみにつけさせる
「とても期待する」30%未満
学力や能力を客観的に評価する
★自然体験の機会を与える
スポーツの能力や体力を向上させる
★環境問題について考える
★ボランティアを体験させる
★将来の進路や職業に付いて考えさせる
★郷土や国を愛する心を育てる
★食や健康について教える
受験に役立つ学力を伸ばす
コンピューターを使う力を育てる
実際の場面で話せる英語力を育てる
音楽・美術など芸術面での才能を伸ばす
★性に関する知識を教える
★経済や投資などお金について教える
一見、一般的な回答結果とも見えますが、社会的な教育項目(社会を知ることや、社会と関わる)の設問の文頭に★をつけてみました。
俯瞰してみると、★をつけている項目が少ないことと、下位に位置していることが読み取れます。
学習塾、習い事が当たり前のこの時代に、相変わらず、学校に個人的な能力向上しか期待しないのはいかがな物か?
学校は、子供達が家庭を出て、集団に参加し、社会と触れる準備段階。
社会的な教育を期待せずして何を期待するのか?
履修問題しかり、
学校が機能しなくなったのは、この親の要求に原因有り!
マスコミに煽られて学校バッシングを繰り返すよりも、「学校とは?」「社会の中で学校が何を担うか?」今の社会を動かしている大人たちは真剣に考えなくてはならない。
投稿者 gokuu : 2007年01月09日 TweetList
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コメント
投稿者 石原
Re石原さん
>「公」と「私」の区別はもとより、精神的な支柱のない現代の子どもができあがったわけです。(石原さん)
団塊の世代の親達がこの様な子供達を輩出している。(団塊の世代に関して面白いブログあります見て見てください)
石原さんのコメントの通りだと思います。
>はっきり言って、学校をだめにしているのは親をはじめとして、マスコミ世論です。(石原さん)
実に的を射た切り口だと思います。
で、「どうするか?」が問題なんですが・・・・
「マスコミ世論に変わる世論形成が必要!!」
と考えています。
いかがでしょうか?
投稿者 gokuu
Re石原さんへのコメントで、団塊世代に関するおもしろい記事紹介はこれです
「粋Z」が求める物は?(http://blog.goo.ne.jp/nande_ya/e/3ec9a2aa4b5428b1b877aa7d2c3d3c27)
投稿者 gokuu
はじめまして。
2年前まで小中学校の教員をしていました。
はっきり言って、学校をだめにしているのは親をはじめとして、マスコミ世論です。
学校も政治家と同じく、その国の民度と同レベルのものしか形成できないのです。
それだけ日本人の崩壊が進んでいるということです。
元をただせば、親の学校へ要求することの変化は、国民の意識の変化であり、グローバリズム(戦後一貫してあった)の結果です。
本来の日本の伝統・精神世界が崩壊したからにほかなりません。
だいたい、宗教はおろか精神世界も教えない国なんか世界のどこにもありませんよ。
昔、新渡戸稲造が学習院の園長だったときにお雇い教授のドイツ人に「宗教教育のないこの学校でどのようにして倫理観を教えるのだ?」といわれたそうです。
そこで、新渡戸稲造は有名な「武士道」を執筆したそうです。
日本には古来からの伝統的な倫理観があるんだと。
ところが、それを否定したのがGHQであり、古い教育基本法だったわけです。
それで教育を受けてきた団塊の世代が子どもをどのように育てたか?
「友達のような親」「勉強して金さえ儲ければ成功者」としての教育をわが子に授けました。
「公」を教えなかったのですね。
その子どもたちが、現在の親なんです。
だから、「公」と「私」の区別はもとより、精神的な支柱のない現代の子どもができあがったわけです。
長々とすみません。