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2006年10月12日
テレビ脳 前頭葉の不活性化はヤバイ!
2006年09月30日エントリー
テレビを見すぎるとどうなるか?
にて、テレビの長時間視聴は前頭葉の不活性化に繋がる危険性が指摘されています。
なので、「前頭葉って何?」を少し調べてみました。 🙄
お!読んでみたい!と思った方は、まずクリック。
脳についてのお勧めHP「東京都神経科学総合研究所」前頭葉の知的機能 から、以下抜粋。
前頭葉は「記憶の組織化」を担っていると考えられています。前頭葉損傷患者はまた,ルールに基づいて物事を行う,という行動にも障害を示します。その他に,計画をたてたり,計画に基づいて順序よく行動したり,状況を(裏の意味まで含めて)理解して,適切な判断をしたりすることにも障害を示します。
これまでの研究の中で,前頭葉は次々に生起する事柄を記憶の中で組織化したり,与えられた環境で適切なプログラミングをし,それに基づいて組織的な反応をしたり,文脈(条件)によって適切な反応にスイッチしたり,不必要な反応を抑制したり,将来を予測,期待するというような種々の知的能力に関係することが示されています。それゆえ前頭葉は,「定型的反応様式では対応できないような状況において,状況を把握し,それに対して適切な判断を行い,行動を組織化するというような役割を果たしている」と考えることができます。
~引用終わり~
なるほどです。
人の記憶(長期記憶)は、情動との関わりが深いと言われますが、良く覚えている出来事や物事の連鎖的な記憶を辿る思考、あるいは状況判断等など、人と人との間で取り交わされる心の交歓(共認機能)により、前頭葉も活性化し、相手にとってどうか?といった事が常に考えられるようになるんですね。
さらに言えば、これら人と人との間、あるいは対象との関係において相互に受発信された内容は、心と体にしっかりと刻み込まれる事によって、常に状況判断の基礎となっていくんです。この積み重ねこそが、認識の進化積層態となり、人類進化・観念進化を導くと言っても良いのではないでしょうか。
では、テレビを見ている時の脳はどうでしょう。あるいは、テレビを見た後の記憶の程度は、いかがな物でしょう? もちろん個人差はあると思いますが、私の場合テレビの記憶は本当に断片的で、使える情報として頭に留まっている事が殆ど無いんです。まぁ、ぼ~っと見てれば当り前なんでしょうけど、テレビを見る、ってそんなもんです。しかし、この状態が長時間続く、または常態化するとなると、前頭葉そのものが不活性になり、物事を連続的に捉えられなくなる、整理できなくなる、という欠陥が生じてしまいます。 😥
そして、
相手の事が考えられない=「自己中化」
期待(課題)が正確に捉えられない=「ミス大爆発」
へと繋がっていってしまうんですね。テレビは便利な情報媒体だなんでのは㌧でもない話で、脳を退化させ人類を滅亡へと導く道具になり兼ねない、ということ。
じゃあ、どーする?
役に立つ事実認識を身に付ける方法は、こちらがお勧め。
るいネット 「刷り込み学習」
沢山の人と「事実認識」に基づく会話をし、脳を活性化させましょう! 😆
kawai
投稿者 staff : 2006年10月12日 TweetList
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コメント
投稿者 山田正
山田さん、コメントありがとうございます。
子供の問題は確かに難しいのですが、同時に常に時代の最先端潮流を作り出してもいるので、子供達の意識を掴む事って本当に重要だな、と感じています。
子供達の意識を読み取るには、
「類塾ネット」
http://juku.rui.jp/
お勧めです。是非ご一読下さい!
投稿者 kawai
後、“集中力低下”ってのは、昔から言われていたと思います。
15分ごとにコマーシャル。
全く、いきなし違う内容に・・・、しかも刺激が強い。企業も購買欲をそそるために必死です。
そして、
30秒/コマと言えども何度も同じ内容の刷り込み。
刷り込み度と言えば、これ以上のものはない。
吸収力の高い赤ちゃん(幼少期)に見せようものなら・・・・・。
ゾッとしますね。
投稿者 特命
<吸収力の高い赤ちゃん(幼少期)に見せようものなら・・・・・。(特命さん)
実際、赤ちゃんをテレビの前に座らせると、驚くくらい無表情かつ無反応になり、テレビから目が離れなくなってしまいます。
これは、テレビに集中しているのではなく、意識が混濁しているんだと思います。
ホントにゾッとしたので、すぐにテレビを消しました。
投稿者 kawai
テレビを見ているとき、ゲームをしているときの脳のはたらきは「0」に近いようです。特に物事を判断するはたらきを持つ前頭葉は「休止」の状態です。自己中化も進むわけです。改めてテレビ、ゲームの子どもたちに対する悪影響を認識しました。テレビを見る、ゲームをする時間を制限し、親が子どもをしっかりとコントロールしていく必要性を強く感じました。
投稿者 池上
5~20才くらいまで1日平均2時間くらいテレビゲームをしていた私の意見です。
いわゆるゲーム脳(前頭葉の不活性状態)に陥っている危険があるのは、
・同じゲームを延々と続けることが多い人
・仕事や対人関係よりもゲームをしている比率が高い人
・何かしらゲームに依存している人
です。
これらの人の中で、対人恐怖や注意散漫といった症状や、「周囲の人間と自分とを比較して、まるで自分が動物のように劣った存在に感じられる」というような感覚を経験したことがある人は、間違いなく前頭葉の不活性状態が慢性化してしまっています。
これは前頭葉に血が回らなくなっている状態です。
「なんだか意識が定まらない」「集中したいのにボーっとしてしまう」といった自覚症状もあるかもしれません。
なぜこのような状態になるのか、理由は簡単です。
「同一ループが頻繁に出現する世界」
に入り浸っていたため、です。
ゲームというのはコンピュータプログラムです。
プログラムを多少でも打ったことがある人であれば、どんなプログラムであっても、その動作中に多くの「ループ処理」が存在することは知っているでしょう。
コンピュータの特徴とは何でしょうか。
それは「寸分の狂いもない」ということではないでしょうか?
その特徴が、画一性を求められる生産活動には「便利」という風に言えるかもしれません。
しかし、もしこの中に「人間の行動」が組み込まれてしまえば?と考えるとどうでしょうか。
今の言葉で、ちょっとセンスのある人ならば、その恐ろしさを感じられたのではないでしょうか。
そう、ゲームに向き合う人間とは、プログラムに組み込まれたループ処理関数なのです。
つまり、コンピュータに繋がれた人間が、処理を行う際に必要な一プログラムとして働いている状態になってしまっている、ということです。
もっと言えば、それと同じ類のことを引き起こすものであれば、何でも(携帯メール、テレビの動き、パチンコ、同じ映画のビデオetc.)そうなり得ます。
アナログの現実世界では、人間はありとあらゆる想定外の現象と向き合わなくてはなりません。そこでは「完全に同じ」シーンは二度と現れません。
ここがゲームの世界と決定的に異なります。
ゲームの世界では全く同じ形、色、音、動きのものが延々と現れる。
そうなると、映像が動いてはいるのですが、頭の中では「判断」の過程が必要なくなっています。
その結果、目的を最短で処理できる決まりきった動作を延々と繰り返すパターンに定着していくのです。
これが前頭葉を使わなくなる元凶であると思います。
これを習慣化してしまうと、状況の変化に対処することが困難になり、ひどくなれば、ある一定の枠組みの中で画一的な行動しか取れず、その他のことには気がいかない、気付く可能性すらない、まさにゲームの中のキャラクターのようになってしまうのです。
この同一ループで溢れかえっている世界に入り浸っている状態が、脳に影響を与えないなどと言い切ることの方が難しいのは、誰の目にも明らかではないでしょうか。
そもそも、なぜゲームをしたくなるのか、そこを考えなくてはならないと思います。
投稿者 tanaka
脳が鍛えられるときは不活性化が進みます。筋トレするときに筋肉を傷めつけるように。だから不活性化しから悪いとか活性化したらいいという問題じゃありません。
投稿者 ph
問題なのは中毒になるということです。
投稿者 匿名
塾講師をしております山田と申します(http://kyoiku.info)。相手の事が考えられない=「自己中化」、期待(課題)が正確に捉えられない=「ミス大爆発」って分かりやすいです。人の受け売りばかりで、つるつしてひっかかりのない生徒が多いように感じています。難しい問題なので、参考になります。