「ダシとってる間に宿題やる!」~幼少期の子どもの仕事で身に着く力とは~ |
メイン
2021年11月10日
「あんなお兄ちゃんみたいになりたい!」~意欲や活力がぐんっと上がる!異世代外遊びの可能性~
>「次世代の集団の担い手育成」と捉えると、親だけで出来ることはほとんどないことに気づきます。子は、たくさんの大人と関わり、社会性を身につけ、子ども同士でも、年上に学び年下を見守り、成長していきます。もっと気安く、みんなの中で育てていけば良いのです。(仕事をするようになって「生きている心地がした!」子どもたち)
もう親の存在が近くになくとも、自ら仲間の中で、社会空間ですくすく成長していく子どもたち。
今回も、そんな子どもたちの意欲あふれる事例をもう一つ紹介していきます♪
類学舎で仕事を担っている高校生Hさんが皆に共有してくれた活動報告から✨
みんなの中で育てるってどういうこと?のヒントにもなりそうです✨
***************
今日は本当に外遊びが大事!異世代の仲間がおるって大事!ということに改めて気づけた遊学舎でした!
~中略~
公園についてから、野球をしてる男子3人組を発見(野球名門校の野球部で高校2年)!
中遊びでも「野球しよ!!」というくらい野球好きのA君(小1男子)はすぐ、「あのお兄ちゃんたちと野球したい!」と、Bちゃん(小2女子)も巻き込み2人で声を掛けに行ったんです!
3人組は声をかけたときはびっくりしていたけど、快く受け入れてくれ、一緒に野球と鬼ごっこをしました!(3人組、本当にありがとう!!)
いつもは人数が少なく、私も女ということでなかなか勝負事が面白くなさそうにしていたA君も本当に充足した顔!
さらに「この男空間に参加しても勝てない」と察したBちゃんは私と一緒に応援係に回り、「あのお兄ちゃん、ゆっくり投げてくれて優しいな!」「A君めっちゃ野球うまい!すごい!がんばれ!」と男子たちを全力で応援!
「類塾の遊学舎で遊びに来ていて、、、」と説明をした後、学舎に戻り中遊びをしていたら、その3人組が「俺らもまた子どもたちと一緒に遊びたいなと思ったんで、いつ公園行くかとか連絡できるように、連絡先聞きたいなと思って!」と、学舎まで来てくれました!!!
学舎に帰ってきてから幼少科生も巻き込んで野球をしたのですが、
「女の子もいるから優しく投げたりや!」というA君の声かけ!!
A君もBちゃんも、「あんなお兄ちゃんみたいになりたい!」とすごく充足した感じ!!いつもは時間を掛けてする宿題もパッパと終わらせ、「あ~疲れた!楽しかった!」といい表情を見せて帰ってくれました!
やっぱり、異世代で遊ぶって本当に大事だと感じました。
近い学年同士だとどうしても自我が出てしまうけど、異世代の到底勝てない真似対象がいることによって、「どうしたら勝てる?」「自分にできることは?」と頭が働きっぱなし!追求しっぱなし!だからみんな本気で遊ぶし、充足する。
これができるのは遊学舎でしかない!可能性をどんどん発信していきたい!!
******************
この活動報告から色々感じて下さったとおもいます☺
なんといってもお兄ちゃんたちと遊んだ後のこのAくん、Bちゃんたちの活力の上がり様がすごい!!!
・外遊びから帰ってきたら、お兄ちゃんたちがしてくれたように真似しながら、年下の子たちとまた遊び、
・嫌な宿題でさえも早々に済ませて充足の顔!!
これだけ子どもたちの活力が上がるのは、Hさんも書いてくれていますが、
自分たちと比べて圧倒的に磨かれた身体能力、体格、精神的な安定度のお兄さんたちに受け入れてもらい、本気で遊び、心の奥からすごい!と心動かされ、どうしたらこんな風になれる?真似したい!こんな風になりたい!と思ったから。
きっと、野球ボールのやり取りの中でも、
速さを緩めて、手元にきちんと収まるように調整してくれる易しさ、それでもずっしり手元に伝わるボールの重み、自分が少し変な所に投げちゃってもしっかりキャッチしてくれる安定感、、、
まだまだ力は弱いけど全力でボールを投げて一緒に野球遊びをすることを楽しんてくれる純粋さ、、、
言葉だけでは伝わらないお互いのやり取りがあったんだろうな・・・と想像かきたてられます✨
そんなお互いの「期待し合い」と「応え合い」で、本当に充たされたからこそ、こんなお兄ちゃんみたいになりたいという気持ちが高まったんですね。
そして、素直な子供たちの反応を感じて、また応えようとしてくれる高校生のお兄さんたち…✨!!
この相手との期待と応合の充足感こそ、意欲や活力がぐんっと上昇するポイントです✨
〇仕事をするようになって「生きている心地がした!」子どもたち
〇子どもの方が、大人よりも仕事ができるし、みんなを元気にさせるよ!
それは、仕事で、目の前の相手の期待を自ら掴んで応えていくことで意欲をどんどん上げていくのとまさに同じ構造
そんな機会がこのような異世代との遊びの中にこそあるんです!
そしてそんな機会は自然と子どもたちの間で作られていくんです✨
そう考えると、本当に「大人」という監視役が付いて、同年代とだけ遊ぶ場を用意するというのが、どれだけ彼らの自然な成長を妨げている=不要なことか!と気付かされます(遠くで見守る程度で十分☺)
こういった場にしっかり目を向けて見守れるようになっていきたいですね
投稿者 toyosima : 2021年11月10日 TweetList
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://web.kansya.jp.net/blog/2021/11/8336.html/trackback