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2018年06月14日
褒めすぎ育児に要注意!「いい子に育つ褒め方」4つ&注意したい言葉がけ
子供という対象をよく見ているのかどうか、というところが重要、ということなのかもしれません。
http://ure.pia.co.jp/articles/-/136072 より、引用します。
“褒めて育てる”にはちょっとしたコツが必要です。むやみやたらに褒めちぎる子育ては、“叱り続ける子育て”と同じくらい良くないことなのかもしれません。
『「テキトー母さん」流子育てのコツ』の著者の立石美津子が詳しくお話しします。
◆褒め過ぎて起こることと、その解決策
●褒められないとやらない子になる
たとえば「ゴミを捨てて、本当にいい子だね」などの褒め方ばかりしていると、もしかしたら、そこに誰もいなかった場合、ゴミを拾わない子になってしまうかもしれません。
これは実際にあった話です。保育園で「○○ちゃんは○○するから本当にいい子だね」と褒め過ぎていた保育士がいました。園児はその保育士の気配を察したときだけ、急に良い行動をするようになっていきました。
また「褒めてもらいたい」気持ちが高じて、褒められるために手段を選ばなくなるケースもあります。例えば、ゴミが落ちていないのに、わざとゴミを落として、大人が来たらゴミ箱に捨てるなどの行為です。
「○○だからいい子」という、条件付けの褒め言葉は良くないのかもしれませんね。
●褒められることが「当たり前」になってしまう
子どもが何をしても「凄いね~。偉いね~。かっこいいね~。素敵だね~」と連呼していたママの子。
次第にこの言葉がBGM化し、感覚が麻痺していきました。その子は次第に褒められても特段嬉しくなくなってしまいました。
同様に、叱るときも年中無休で「ちゃんとしなさい!きちんとしなさい!しっかりしなさい!」と機関銃のように言っているママがいますが、これもBGM化していくと“馬の耳に念仏”状態。叱られても何とも感じない感覚になっていきます。褒め過ぎも同じですね。
本当に褒められることをしたとき、「ここぞ」というときだけ褒めましょう。
●社交辞令だとバレる
子どもを親の思い通りにコントロールしようと、「凄いね!偉いね!」を連呼していると、最初のうちは子どもも嬉しくなって、「もっと褒められよう!」と頑張ります。
けれども、大したことをしていないのに、この褒め言葉が続いたり、また的外れな褒め言葉をかけ続けていると、やがて子どもは「口先だけの“社交辞令”だ」と見抜きます。
そして、それ以降「ママは僕になんとかやらせようと思って、心にもない褒め言葉を使っている」と思うようになり、良い行動をしなくなることもあります。
●上から目線と感じる
「○○したからあなたは偉い!」という言い方は、ある意味“上から目線”です。
例えば、本来、夫婦は対等な立場なのに、もしあなたが皿洗いをしているとき夫から「お皿洗いをしていて偉いね」と言われたら、ちょっとカチンときませんか?
親子は対等ではありませんが、片付けなど、子どもがやって当然の行為に対して「凄い、偉い」と褒め言葉をかけ続けていると、出来て当たり前のことをいちいち大げさに褒められて、「上から目線!バカにされた!」と子どもだって感じてしまうこともありますよ。
◆赤ちゃん扱いされたと感じる
4歳の子に「いない、いない、バア」をしたら?子どもは「僕はそんな赤ちゃんじゃない」と心では思っています。
これと同じで、4歳の子が使った玩具を片づけたからといって、いちいち「お利口さんだね、偉いね」と言っていると「いつまでも、赤ちゃん扱いして!」と感じていることもあります。
◆褒め方のコツ
1.認める言葉をかける
「偉いね、お利口だね、凄いね」のワンパターンの褒め方をやめて、「玩具片づけたんだね」「食事残さず食べたんだね」と子どもがしていることを認める言葉をかけましょう。これは「あなたのことをちゃんと見ている」という証拠。認めている証拠。褒め言葉以上の効果があります。
2.条件付けの褒め言葉をやめる
「一番になれたから偉い、お利口だ」などの条件付けを止めましょう。一番になれなくても、成績が振るわなくても「頑張っていたね」と、努力の過程を認める言葉をかけましょう。
3.感謝の言葉をかける
子どもがあなたのために何かをしてくれた時は、「あなたは偉い」ではなく、「あなたのおかげで助かった」という感謝の気持ちを込めた「ありがとう」の一言を忘れないようにしましょう。
4.褒めるに値することだけ褒める
社交辞令と捉えられたり、「そうやっておだてて、僕になんとかやらせようとしている」と子どもに思われないためには、褒める時、相手にとって“褒めるに値する行為かどうか”を考えて言葉をかけましょう。
◆まとめ
子どもがやった良い行為に対して「お利口だね」「偉いね」「凄いね」が悪いわけではありません。でも、ずっとこのワンパターンな言い方ですと効果は徐々になくなっていきます。
実は、自分自身が「他人から良く思われたい」、つまり「褒められるためにやる」のは行動を継続させるための動機づけとしてはとても弱いのです。
人間には貢献意欲があります。「人のためになるからやる・人の役に立つからやる」こうなるためには「○○だからお利口」ではなく、親子であっても「ありがとう」「助かるわ」の感謝の言葉をかけることが何よりも大切ですよ。
投稿者 hoiku : 2018年06月14日 TweetList
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