【コラム☆感謝の杜】白湯(さゆ)毒だし健康法 |
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2014年03月06日
【コラム☆感謝の杜】感度を高め、小さな気づきを仲間と共認することが高い成果につながっていく!
充ち足りた日々も学びから☆+゜~コラム☆感謝の杜(かんしゃのもり)です。
日々の生活の中で、
「すごいなぁ!」とか、人から聞いて「なるほどなぁ」って思ったこととか、
なんかモヤモヤするなとか、気になるな~とか…
様々なことを感じていますよね^^
ただ、何かキッカケでもなければ、それをわざわざ言葉にすることはないのかもしれません。
しかし!
そうやって感じたことを、言葉にするのを怠っていくと、
だんだん感覚の方もフタされて、どんどん鈍感になっていっちゃうそうなんです(>o<“)!
強い組織・強いチームは、その重要性を共認して、「感度を高める=言葉にして固定する(発表する、書き留めるetc.)」仕組みを意図的に作り上げている気がします
以下、感度を高め、小さな気づきを仲間と共認することで、高い成果につなげている具体事例をご紹介します♪
↓応援ありがとうございます☆
もう4年前になりますが、2010年、沖縄県興南高校野球部が甲子園で春夏連覇を成し遂げました。しかも夏の甲子園で沖縄県勢が全国制覇したのは史上初の快挙!
当時、26年間甲子園出場から遠ざかっていた学校を、就任わずか3年目で全国制覇に導いた我喜屋監督の教育手腕が話題になりました^^
その内容の一部を紹介します。
■甲子園・興南連覇の秘密 teruyastarはかく語りきより
【以下引用】
◆五感を研ぎ澄ませる
我喜屋監督
「2時間半のグラウンドだけでは勝てない。
勝負はその前から始まってる。
満開の花を咲かせるには根っこから育てないといけない。根っことは練習だけでなく、寝ることから、起きることから、あるいは散歩する、食事が終わるまで、五感で感じ取りながら、発現する、表現するということの積み重ね。」
興南野球部では朝の散歩を日課として、そこから感じたことを1分間スピーチとして発表するそうです。同じ道、同じ風景でも少しづつ違い感じ取ることは日によって違う。桜の木の様子、日の当たりや、街の雑踏、風の動き、触れること、臭うこと。最初はたわいもない感想だったのが、だんだんと
「桜の木は太陽をさんさんと浴びながら、根っこでは涼しい顔をしていました。」
というふうに日々変わっていったとか。
我喜屋監督
「なんでもない日常の小さなことに気づくことが、大きなことを達成させることにつながるんだよ。
小さいことに気づかない人には、大きな危機がやってくるからね。」
僕はこの日課が全てのスタート地点かなと思います。
毎日同じ練習をやってても、細かい情報を読み取るくせが根付いてると選手一人一人が練習の意味や、自分なりの工夫を考えるだろうし、練習にしても漫然とバットを振ってボールを投げるだけではなく、そこからどれだけ細かい情報に気づけるか意識してるかどうかが、同じ練習時間でも得られる成果が全然違うのではないかと。
◆全力疾走
我喜屋監督
「『マウンドにいくときも、ベンチに帰る時も興南は全力疾走できびきびしていいですねえ。』という解説者はちょっと深みが足りない。全力疾走で守備位置に走って振り向いたときに風の流れを計算できる、打者は何番から来るとか、それにもとづいて誰に声をかけるとか、時間が欲しいわけですよ。そしてまた全力疾走でベンチに戻ることによって打順は何番からだから前回はこういう失敗したからこう修正していこうとか、そういう会話をする時間が欲しい。
速く自分の時間を見つけるために、情報を見つける時間を作るために、全力疾走してるチームが強いんだと思います。」
:::中略:::
また、点を取られたあとピッチャーもチームもまったく崩れないのがすごかった。
他のチームが何かのきっかけでガタガタになってエラーまで連発するようになったのと比べて興南は3点、5点先行されてもそういう場面がなかった。
これは単純に大舞台でも精神力が強いというわけではなく、選手みんなが、現在の細かい情報を五感で読み取るクセがついてて細かいところを読み取ることに頭がいっぱいだから
「点を取られたらどうしよう」
「ここでミスしたらどうしよう」
みたいな余計なことを考えてミスを重ねることがなかったのかもしれません。
◆一人のミスをみんなでカバー
我喜屋監督
「興南高校の練習は(小さなことに気づいて)タイムが多いんですよ。
そこで一人のミスをみんなでどうカバーしあうか?というのが共通認識。カットプレーひとつにしてもカバーに入るのが野球の常識なんですけど、ややもするとみんな忘れるんですよ。
これは(練習中)小さいことに気がつかない、実行してないことの証拠です。
甲子園のチームでもカバー入るのが遅いエラーとかありましたがこういうのは常日頃監督さんから言われてると思うんですよ。それでも治らない。
会社なんかでも同じで、何度も同じこと言われてもやらない社員なんかは大きな失敗しますから、これは野球でもそうなんですよ。」
:::中略:::
野球部でもゴチャゴチャ細かい小さなことに
ひとつひとつこだわる部員なんかウザイと思いますよ。
多分これが出来るというのは、もっとどうでもいい、桜の木やら散歩の風景をあれこれ気づいたとを日課としてスピーチする場や、挨拶の意味や小さなことを考える習慣が「根っこ」にあってこそ、そのひとつ上の、練習を止めて自分たちで考え、協力することができるんじゃないかと。
【以上 引用終わり】
小さな気付きを共有して感度を高め合い、それが日常的な習慣として定着している組織・チームが強くなるとのこと。納得ですね
自分一人や仲間内の3~4人だけでなく、組織・チームの多くのメンバーと共有すればするほど、根が張り巡らされ、満開の花を咲かせることができるんだと想います。
そして、小さなことに気づけるかどうか。
いいことも悪いことも、起こる前に必ず前兆がある。
起こったことはだれでも気付く。
強い選手は起こる前に気付く。
(鶴鳴女子バスケットボール部の選手心得より)
誰かに言われる前に気づけるのは、「自考」している証拠☆
五感で感じ、自分の頭で考え、想像力を使って仮説を立て、仲間に向けて発信する。
その繰り返し・積み重ねが、強い組織・チームを作っていくのでしょう。
’感度’が成果を規定する時代(るいネット)にも通じる内容です。
仕事でも勉強でもスポーツでも、小さなことに気づくクセを身につけていきたいですね^^*
投稿者 chiue* : 2014年03月06日 TweetList
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