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2010年02月20日

集団の再生どうする?~再生への取り組み事例:幼老複合施設~

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こちらよりお借りしました

みなさんこんにちは。

集団の解体やそれに伴う遊びの衰退が進行した現代、それらの再生の可能性としてこれまで「大地の学校」「森のようちえん」「田んぼの学校」と様々な取り組み事例を紹介してきました。

今回は集団の再生への取り組み事例として保育園と老人ホームを複合させた「幼老複合施設」をご紹介します!

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◎幼老複合施設『江東園』
 「おじいちゃん、おばあちゃん、げんきですかぁー!」園庭に元気いっぱい、可愛らしい声が響き渡ります。
その声に負けじと、「元気ですよぉーー!!」お年寄りの大きな声がかえってきます。ここ江東園で、毎朝繰り広げられる光景です。
 江東園の1日は、お年寄りと園児たちのラジオ体操から始まります。
ラジオ体操が終わると、子どもたちは一斉にお年寄りのところに駆け寄り、思い思いに抱きついたり話しかけたり、なかにはだっこをせがむ子もいます。お年寄りも子どもたちもとても楽しそうです。
ここ江東園では、毎朝の体操から始まり、子どもたちがお年寄りの部屋に遊びにいったり、施設のあちこちで、お年寄りにだっこしてもらう子の姿や、絵本を広げている姿を目にします。子どもたちの行動範囲は全館といいますから、まさに「一緒に暮らしている」といえます
こちらより引用。

◎『ひかりの里』『くわなの宿』

 病院のそばには、多湖さんが経営するグループホーム「ひかりの里」があります。グループホームとは、痴ほうの人が小規模で暮らす施設。それぞれが個室を持っています。痴ほうの人にとって、環境が急激に変わることは病気の進行を早める危険性があると言われています。しかしここでは料理を手伝ったり、趣味に打ち込んだりしながら、自宅と同じような落ち着いた環境で暮らすことができます。

 このグループホームのユニークなところは、同じ建物の中に放課後の小学生を預かる学童保育所があることです。もともと多湖さんは学童保育所を先に運営していました。ところが子どもたちややんちゃで、保育士の言うことはなかなか聞かず、いじめも起きるありさま。そこで思いついたのが、子どもたちのしつけに痴ほうのお年寄りの力を借りることでした。
こちらより引用。

このユニークな取り組みは、実は様々な良い効果をもたらしているんです!

お年寄りと日常的に触れ合ううちに、子どもたちに変化が見られました。

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こちらよりお借りしました。

保育士が注意しても聞かない子どもたちが、お年寄りがしかると従うのです。お年寄りが本気でしかり、本気で褒めることで、子どもたちが素直になるのではないかと多湖さんは考えています。
さらに、食事などをいっしょに作るうちに、子どもたちがお年寄りに尊敬の気持を抱くようになりました。お年寄りの料理の知恵に、子どもたちも関心しきりです。
お年寄り:「ご飯にも酢が入っとるから、酢水でこうやると、このおはしもきれいに取れるようになるの。」
子どもたち:「うわー、本当だ。」
子どもたちの変化以上に多湖さんを驚かせたのが、痴ほうのお年寄りたちの変化でした。子どもといると生き生きとして、はいかいの癖がなくなる人もいました。失禁を繰り返していたお年寄りが、子どもたちの前ではきちんとトイレに行く光景も見られました。
こちらより引用。

 お年寄りは子どもたちに、時には「お行儀が悪いよ」「残さないで食べなさい」など注意もします。それを子どもたちは素直に受け入れます。
 暴れて遊んでいる子どもも、車イスや松葉杖のそばでは静かに通るというように、思いやりが自然に身についている、ともいいます。
 お年寄りと一緒に暮らしていると、時には亡くなることもあります。そのときは子どもたちに自然な形できちっと話をして最後のお別れをしてもらいます。「死」というテーマも自然な形で受け入れてもらおうとしています。
こちらより引用。

このように、幼老複合施設で生活することでお年寄りも子供も良い影響を与え合っています。幅広い年齢層の人々がお互いに接するという姿は本来の集団に近い姿ですね。
しかし、良いことづくめに見えるこの幼老複合施設ですが、まだまだ普及しているとはいいがたい状況にあります。それはどうしてでしょうか?

既存の幼老複合施設はあくまでも主が老人ホームであり、その補完作用を狙って保育園を一緒にしているものが殆どのようです。しかしそれでは子供たちへの効果という意味では不十分にならざるを得ません。
そこでどうしたらもっとうまくいくか考えてみました

ズバリ<strong”定年退職直後のお年寄りも参加する”っていうのはどうでしょうか!
定年直後と言えばまだまだ身体的にも元気で、何か人に貢献したくてウズウズしている人は多いはずです。そこで定年直後の元気なお年よりも一緒にすれば、子供たちは様々な遊びや知恵をより多く教わることが出来ます。

子供(幼年)-施設スタッフ(中高年)-定年直後(高年)-老人ホームのお年寄り(老年)と、これまで以上に幅広い多様な人々が集うことで、本来の集団により近づけるのではないでしょうか

投稿者 tibatosi : 2010年02月20日 List   

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コメント

集団で生活していたときは、おじいちゃん・おばあちゃんが子供達の面倒を見るのが通例になっていたのでしょうね、(私自身も、よく祖父母に遊んでもらいました。)

それがお互いに良い効果をもたらしていたのですから、集団の解体が社会の閉塞を招いていることも納得です。

定年後の時間の活用としても、(農村では定年という規定はないのですから、)まだまだ元気な中高年の方々の社会貢献、有効な時間の過ごし方の一つの道になりそうですね!!

投稿者 emam : 2010年2月23日 23:25

老人も幼児も、社会と切り離されているから、そこをくっつけることでちょっと活力UPするのは、確かに期待できそう!!

でも、一番の問題は「社会から切りはなされている」点にあるんじゃないかと思いました。

社会の中で、老人にも子どもにも、それぞれの役割ができたら、もっと社会全体が元気になるように思います(*^^*)v

投稿者 フランダー : 2010年2月24日 18:16

高齢者の役割ができる、子供たちがお年寄りの生活の知恵を学べる、老いや死が子供の身近にある。核家族の家庭だと、なかなかなくなっているものばかりなので、面白い施設だなと思いました。

ただ、普通の家族でも特段の課題も無いので、意味あるお年寄りと子供の接点を作るのは結構難しいだろうな、とも思います。

こうした施設だけで完結せずに、そこから地域や社会に役立てる糸口を探り当てられると、もう少し広がっていけそうですね。

投稿者 パトラ : 2010年2月25日 16:59

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