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2009年06月10日

【性教育って・・・?!】その8~「これからの性教育」とは?~

【性教育って・・・?!】シリーズも、いよいよ最終回になります :nihi:

最終回は、「性教育をどうしていったらいいのか?」「私たち大人がやるべきことはなにか?」についてです :tikara:

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男とは?女とは?や、男と女の関係って?男女の性充足って?など、男と女の性のあり方を私たちは実はよく知りません。だから、次代を担う子どもたちにも「厄介…」「戸惑う…」と教えられない。そうやって、大人が男女の性を語れないことが、セックスレスや少子化、行過ぎた男女同権、また性犯罪といった諸問題に発展しているといっても過言ではないと思います 😥
でも、「知らないから教えられない」という、たったそれだけのことなのです

自分の無知や思い込みからではなく、自分のちっぽけな独占欲からでもない男と女が生み出す充足は、もっともっと深く広いのだろうという潜在的な期待と、「こういうもの」と思っていた性とは次元の異なる性のあり方があるということ、また、既に新たな男女の性に可能性が開けているということは、これまでの【性教育って・・・?!】シリーズの記事や参考記事からも明らかです

であれば、私たちには、既存の彼氏・彼女や婚姻などの男女の形もさることながら、男女の役割やいい男とは?いい女とは?などの評価軸や日々重ねられる男と女の営みにも、「なんで?」「どうする?」と事実を追求して、新たな男女の性へと可能性を見つけていくことが求められています その先に、「子ども達への性教育」=「男女の性を伝えていく」があるのではないでしょうか

るいネットでは、すでに「男女の役割」や「いい男とは?いい女とは?」、「新たな男女の性」について追求が始められています
「今後の性教育」に参考になる投稿を紹介します

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●なぜ、男と女がいるの? =雌雄分化
> 事実、この系統の生物は雌雄の差別化をより推進してゆく方向で進化してきた。それは、雌雄が同じ役割のままでいるよりも、安定性の求められる生殖過程はメス、危険性の高い闘争過程はオスという風に役割分担を進めた方が、より種としての環境適応が高くなるからである。例えば脊椎動物の系統では、魚のメスは卵を産み落とすだけで子育てなどしないが、爬虫類になると卵を温めて孵化させる種が現れ、更に哺乳類になると胎内保育をし、その上かなり長期間子育てに携わる様になる。つまり、進化するにつれてメスの生殖負担がどんどん大きくなってゆき、そのぶん闘争負担は小さくなってゆく。他方のオスは、それにつれて生殖負担が小さくなり、そのぶん闘争負担が大きくなってゆく。例えば哺乳類は、一般に内雌外雄の集団編成を取っているが、これは外敵には闘争存在たるオスが対応し、その集団(オスたち)に守られて生殖存在たるメスと子供が存在するという、外圧に対する二段編成の構造(=同心円の構造)である。だから、オスが子育てをする哺乳類など、殆どいない。

 この様に、哺乳類は(自然界でも一般には)メスが生殖過程を主要に担い、オスが闘争過程を主要に担うことによって、メスとオスが調和し、種としてのバランスを保っている。それが、オスとメスを貫く自然の摂理である。(現在、男女同権論者たちは「男と女の役割分担は、社会によって作られた悪習である」と主張しているが、それは生物史の事実に反する嘘であって、上述した様に人類が登場する遥か以前から、オス・メスの役割分化は進んでいる。それは数億年に及ぶ進化の塗り重ねの上に成り立っており、たかが近代二〇〇年しか通用しないイイ加減な理屈で変わる様なものではない。人間は、自然の摂理を冒涜してはならない。その意味で、男女同権論に惑わされた現代の男女が、差別化という進化のベクトルに逆行して中性化しているのは、種にとって極めて危険な状態である。)

●「自我=独占欲」の放棄とは?
>(独占欲・嫉妬心etc何でもそうですが)自我=エゴを超えるには、充足共感・役割共認に基づく肯定感があれば充分です。
「自分だけに優しくして」よりも「みんなに優しい所がいい」を、「自分に構って」よりも「何かに真剣に取り組む所がいい」を、その“いい”をどんどん感じて積み重ねていけばいいだけ。
男でも女でも、そうしてエゴを捨てさって心を開いた状態になればなるほど、人を穏やかで暖かく幸せにします。

しかも、女は、相手にエゴがあったとしても、自分のエゴを捨てることができる(幸せや安心を与える存在に、ホントはいつでもなれる)のです。
そういう存在として肯定されてきたからこそ、エゴを捨てることが容易くなった(=応望回路を発達させてきた)とも言えます。それが、「女は太陽」「女は菩薩」と言われる所以かもしれません。

日常的な仲間的な肯定視に裏づけされた自我のない相手とのセックス。
これほど豊かな精神世界はありません。
自らエゴを捨てていけば、心の充足を求める男の人の部分も見えてくると思います。

●男と女の関係って?
『いい女がいい男を育て、いい男がいい女を育てる』

●いい女とは?
『明るい=安定感=いつもいてくれる』
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どうですか?子ども達への性教育として、これらだけでも「男女の性とは?」が伝わりそうです。
「性」は自分の為の個人的な追求として劣化し、真っ当に追求されることの少なかった分野ですが、もう、セックスレスや少子高齢化などの時代を迎え、「個人的」とは言ってはいられない状況です
上記は、男女の根本をなす認識群。子ども達に、性の充足を伝えてあげられるように、上記に加えて、「男とは?女とは?」「充足を妨げる観念とは?」「これからの男女関係とは?」と大人たちが追求を続けて行きましょう 😛

投稿者 nakamenta : 2009年06月10日 List   

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コメント

男とは?
女とは?

同類でありながら、ここまで異なる体を持つ事には、非常に沢山の『意味』があり、それらを知る事はお互いの存在を肯定視する上でも不可欠な認識であると想います。

なので、性教育という分野に狭めた追求ではなく、生物史を学ぶ中で「性」の重要性やありがたさを、しっかり学べる学習体系が出来ると良いな~、なんて想いました。

投稿者 かわい : 2009年6月15日 16:28

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