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2009年03月16日
婚姻史シリーズ(25)~答え(規範)がない⇒目先収束=婚活へ~
婚活をテーマに、当ブログで扱ってきた
なぜ、今、婚活なのか?~いろいろと探索~
そこから見えてきたものは、
結婚と言う制度を通して、私権を獲得していたのは、昔の話。私権が衰弱して
今は、私権の獲得より共認充足(解り合える安心感や充足感)を求めているのは、確かであろう。
では、それだけだろうか?
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私権の獲得を目指していた頃は、正しく、お金であり、(身分)ステータスであり、
“家付き、カー付き、ババ抜き”という流行語が流行ったように
女性は、性権力を武器にして、好条件を満たそうとしていた。
そこには、将来の保障。自らはもとより、子育てを行なえる生活基盤=安心基盤を得ていた。
そして、その主軸は経済的な基盤である。
その名残は、今の豊かになった時代でさえ、目先の意識潮流に現れている。
そらに、この不況下で、どう影響しているのか?
興味をそそられるテーマでアンケート調査結果を紹介しているサイトがあったので紹介。
ビジネスメディア 誠より、
以下、抜粋、編集。< >内は、私のちょいコメント。
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理想と現状がかみ合わない男女……「結婚」に対する考え方
“婚活”をしている人はどのくらいいるのだろうか?
「現在している」という人は10%
「今後したい」は49%にも達した。
「結婚」というものに対し、どのような意識を持っているのか?
女性では
「結婚しても生活レベルは落としたくない」(85.5%)
「結婚に重要なのは経済力である」(81.2%)など、
「女性は男性に比べ結婚に対して経済力を重視する傾向がうかがえた」
男性は
「自分の将来が不安で、結婚を考える余裕はない」(45.7%)
と、「男女間で結婚のための経済的条件に関して、理想と現状がかみ合っていない」としている。
結婚する人としない人、それぞれの状況の違いは?――厚生労働省調査
2002年11月の第1回調査時に独身だった20歳~34歳の男女のうち2007年11月までに結婚したのは、
男性21.7%、
女性27.3%であることが分かった。
男性では
正規労働者の24.0%、
非正規労働者の12.1%、
無職の9.0%が結婚していた。
年代別に見ても、すべての年代で正規・非正規との比率が倍ほど異なっている。
<男は、力の基盤を経済力だと思っている所以だと思われる。>
女性では
正規労働者の27.7%、
非正規労働者の24.5%、
無職の27.6%
がこの5年間で結婚している。
親との同居の有無別にみた、この5年間に結婚した割合は?
男性、女性とも21~25歳で親と同居していない人方が結婚した比率が高い。
他の年齢では、親との同居の有無に関係なく同じぐらいの比率である。
この不景気化で、結婚に対する意識はどうなったのか?
独身の男女で、将来結婚したいと思っている人はどのくらいいるのだろうか?
76%の人が「結婚したい」と回答。
その理由は、
「精神的な安定がほしいから」60%、
「好きな人とずっと一緒にいたいから」(59%)、
「孤独な老後はいやだから」(50%)
男女別で見ると、
女性は
「孤独な老後は嫌だから」(58%)、
「親を安心させたいから」(52%)、
「経済的な安定がほしいから」(45%)、
が、それぞれ男性に比べ高い割合となった。
景気の悪化と結婚に対する意識に影響を与えるのだろうか。
不景気によって
「結婚したいという気持ちが高まった」という人は19%、
「結婚したくなくなった(消極的な気持ちになったを含む)」は10%。
結婚意識が高まった人を男女別で見ると、
女性では27%
男性では14%
「(女性は)近ごろの経済不安が結婚意識の高まりに影響を与えた割合が高いようだ」
(以上、抜粋、編集、終わり)
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潜在思念の心底では、共認充足を求めていても、
今の市場社会=何をするにもお金がかかる社会においては、目先的に経済的な安定を求めてしまっている。
現状、この不況下でも安定して収入があったとしても、5年先、10年先まで保障されるわけではない。
しかし、市場社会の制度が残存していることと、こうすればうまくいくという充足規範がない為に、子育てが行なえる経済的な安定が得られそうな目先の制度=結婚にしがみついてしまっているのではないだろか?
投稿者 sodan : 2009年03月16日 TweetList
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