| メイン |

2008年11月03日

不登校どうする?!2~‘07年不登校が過去最高!目標を見失って再閉塞か?~

【不登校どうする?!】を考えた時に、多くの専門家は学校の問題と考えがちですが、根本原因は家庭にあるのでは!?と見ていくと、‘70の貧困の圧力が消滅以降家庭ではとことん外圧がかからなくなってしまっている状況がみてとれます。

第2回目の今回は、文部科学省が1991年度より調査を始めた「不登校の児童・生徒の割合」をその伸び率を3つの段階に分け、家庭の収束先と不登校の連関で追ってみようと思います。

■文部科学省が1991年度より<a href="http://www.asahi.com/edu/news/TKY200808070350.html“>「不登校の児童・生徒の割合」 を調査開始。
TKY200808070360.jpg

 にほんブログ村 子育てブログへ

■1991年から不登校の増加:
バブル後失われた10年、平成大不況といわれる時期。’97には山一證券、北海道拓殖銀行の安全神話が破綻し、私権収束の終焉を迎えました。こうした社会状況はどういった変化をもたらしたのかが、『再閉塞・再破綻から観念の再作動』にあったので紹介します。

>私権の衰弱と序列原理の崩壊は、(新たな状況に移行した)外部世界に適応するための、最も可能性のありそうな対象とその機能が見つからない(リンク)収束不全状態を生み出し、国家⇒企業⇒個人という段階を追って(リンク) 、ガタガタ=統合不全状態を進行させてきました。<

それまであった、【いい学校】⇒【いい大学】⇒【いい就職】⇒【結婚】という私権的な目標を見失って学校に行く意味目標を見失ってしまいました。私権観念の瓦解→不登校が増加につながっていきます。

■2001年から不登校の漸減:
ITでホリエモンが勝ち組として取上げられ、「勝ち組」収束の風潮が出来上がったのがこの頃。目先の勝ち組収束で、私権収束が高まっていきます。当時の就職活動は、IT、外資がもてはやされ私権価値の高い就職先が人気でした。こうした社会状況はどういった変化をもたらしたのかが、先の投稿にあったので紹介します。

>目先収束の流れの一つに「“負け犬”逃れの早婚収束」というのがあります。’80年代にはイイ女の代名詞のようにもてはやされたキャリアウーマンを含めて、独身で仕事を続ける女全体が今や一転して“負け犬女”呼ばわりされるようになったため、そうならずに早々と結婚・出産し身を落ち着けてしまうことを志向する流れです。<

またさらに、目先の私権充足に応える形で行われたバラマキ政索の遺産(親の金)をより所として、安心充足や安定基盤を求めた「親元収束」 (リンク)が強まります。
その他、目先のゆとり教育(2000年総合学習、2002年三割削減など)もとり入れられ、学校に行きやすくなりました。

この時期、既存の安定基盤、家庭、結婚、【いい学校】⇒【いい大学】というような私権価値に向かう事で、意識が統合されやすく、学校へ行く目的がぶれなかった為、子供達の不登校も漸減しました。

■2006年からの増加:

>しかし、子育て不安や児童犯罪etc今や崩壊寸前の核家族家庭が実際に安住できる“勝ち組”世界である筈もなく、早晩再び閉塞するのは明らかです。また逆に、仕事を続けている女の方も、社会参加と生殖課題という、ある意味どちらも女の本流とも言える課題の間で、一体どういう生き方ができるのか、深く葛藤しているのではないかと思います。
親子収束の再閉塞も同様で、家族や結婚といった身近な(or最終的な)、かつ人生に関わるところでの目先収束(と再閉塞)ほど、「行くも戻るも可能性がない」という立ち往生の思い=これまで潜在思念に隠れていた収束不全が顕在意識に上らざるを得ない状況< 

 (リンク)
 
再び、私権的な目標、学校に行く意味を見失って、再閉塞→不登校が増加し、‘07には過去最高水準になってきています。とりあえず目先の安定基盤に収束してきましたが、再閉塞を迎えたガタガタの家庭から多くの不登校児が生み出されている現状です。

 
「何で学校に行かなきゃいけないの?」そんな子供たちの素朴な問いかけに、学校に行く意味を伝えられない親は、現状の外圧の状況も伝えられていないのだと感じます。【いい学校】⇒【いい大学】・・・=幸せ!なんて古い図式はでは子供たちの活力は出なくなってしまっています。そんな私権観念に変わるものを大人は子供たちに伝えなくてはなりませんね。

次回は、このように目標を与えられないまま、より閉塞感を増している子供たちが、具体的にどのようにして不登校に陥っているのか?に迫ってみたいと思います。

投稿者 shijimi : 2008年11月03日 List   

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://web.kansya.jp.net/blog/2008/11/667.html/trackback

コメントしてください

*