学校ってどうなってるの?67(活力ある、評価を受けている学校や教師の事例) |
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2008年07月17日
楽しそう!(学生寮編)
みなさん、お久しぶりです。hajimeです。ここのところ、なかなか腰が落ち着かなくて…。
バタバタしている日常ですが、こんな記事を見つけました 。
【寮生活で協働、調整力】~読売教育ルネサンスより(6月10日)
(http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/renai/20080610-OYT8T00199.htm)
とある大学の紹介記事です。「協働・調整力」。学生のうちからこのような意識が身に付くなんて、うちの会社に来て欲しい…って感じですね。自己中な奴は、い・ら・ん!
っで、どんな大学で、どんな寮なんだろう???
気になる方は、↓↓↓。お願いね。
以下、記事を引用します。
共用の台所でカレーを作る東北公益文科大の寮生たち コミュニケーション能力をつけるため寮生活を奨励する大学がある。
東北公益文科大学(山形県酒田市)のキャンパス内には、コテージ風の小規模な20棟の建物が並ぶ。「ドミ」と呼ばれる学生研修寮だ。
5月中旬の夕刻、女子学生9人が暮らすA2棟からカレーの香りが漂ってきた。共同台所で、この時間にいた4人の1年生が仲良く調理をしていた。ニンジンをむく人、タマネギを切る人、水の量を量る人、使ったまな板を洗う人。各人が自然に自分の役割を見つけて、あっという間にカレーができた。
寮の住人は1棟8~9人。男子は14棟に120人、女子は6棟に52人で、177人の定員はほぼいっぱいだ。
研修寮と名を付けたことには訳がある。「親元を離れ、一人で自由に生活できるようになった大学1年生の時期にこそ、意識的に人とかかわる経験をさせたい」(伊藤真知子副学長)。数百人が一つの建物に住むような寮にしなかったのも、そのためだ。
◎
同大は「公益学」を学ぶ単科大学として2001年に開学した。それまで、山形県の庄内地方には4年制大学がなく、当時の周辺14市町村と県が出資して設置された公私協力方式の大学だ。
社会のために活動できる人材作りには、個々の利害が調整できるコミュニケーション能力を付けることはかかせない。そんな能力をはぐくむ場として1年生を優先的に入寮させてきた。開学当初は15棟だったが、希望者が多くて全員が入りきらなかったため増やした。今年度は1年生199人のうち、自宅通学生が55人、賃貸アパート暮らしが33人に対し、寮生が111人。
棟ごとの話し合いで、掃除もゴミ出しも食事作りもルールを決める。A2棟では、食事当番は定めず、夕食時に寮にいる学生が一緒に調理する。材料もみんなで買って割り勘。「安くあがっていい」と好評だ。別の棟では、ご飯を炊く当番だけを決めておいて、おかずは各自で準備する。全くバラバラに夕食を取る棟もあるが、費用は高くなる。光熱費の請求も棟ごと。生活費を抑えるため一丸となって節約に励む。
◎
夜中まで共同リビングで大笑いしながらゲームに興じる、ご飯当番を忘れてしまう、他人が電気をこまめに消しているのに自室でクーラーをつけっぱなしにする……。そんな寮でのトラブルも大学側は織り込み済みだ。大学事務局に相談があった場合も、解決のための話し合いを促している。
1年生の戸塚深智(みさと)さん(18)は「将来、NPOやNGOで活動をしたいが、そういう場では絶対に協働が必要になる。人とやっていくということを、寮で経験するのはきっと役に立つと思う」。
寮を出た後も、寮生同士で部屋を借りて暮らす上級生もいる。人とかかわる力は備わっているようだ。
大学の学生寮のイメージが、変わりました。なんか、楽しそうですよね。そして、同じ屋根の下、同じ釜の飯を食う(ちょっと古い?)なかで、自然に社会性が身に付いていく。きっと、生活全般に「共通の課題」があるので、自然に身についていくのだと思います。本当は、社会に出る前の若者達にとって、一番必要な教育なのではないでしょうか。
残念なのは、運営の問題か?1年生が優先で、上級生が少なくなってしまう。でも、寮を出た後でも、共同生活を送っている学生もいるようですね。頼もしいですね。
じゃあ、もっと早くから若者達が、このような環境で生活したらどうなんだろう?
高校じゃ無理?中学では?小学校では?
運営側の面倒の見方は、学齢によって変わってくるとは思いますが、きっとできるのだと思います。
言葉を超えて、体で覚える「社会性」。少しでも若いうちから身につけさせたいものですよね。でも、その壁になっているのは、他でもない「親」の意識???
参考(http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=600&t=6&k=0&m=88494)
投稿者 hajime : 2008年07月17日 TweetList
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コメント
投稿者 tekuteku
>研修寮と名を付けたことには訳がある。「親元を離れ、一人で自由に生活できるようになった大学1年生の時期にこそ、意識的に人とかかわる経験をさせたい」
大学一年の五月病ってありますよね。親元を離れ、自分で仲間を作れないと、ゴールデンウィークあたりから、ホームシックのようになって、最悪は、退学までしてしまうというもの。その対策ではないかと思いました。
投稿者 toya
この前、会社の女の子たちとカレーを作ってみんなに食べてもらったんですが、みんなで役割分担して作る過程も、食べてくれるだろう人たちのことを思い浮かべながら料理するのも楽しかったり、食べてる人たちもうれしそうだったりですごく楽しかったのを思い出しました☆
みんなで作って食べる機会があると、好き嫌いもなくなりそう!
みんなの中にいると自然と相手のことを考えて行動するようになり、規範も身に付くと思います。
投稿者 なつ
すごーい、楽しそうですね!
私も会社の女の子たちとたまにご飯を作ってみんなに食べてもらっていますが、みんなが喜んでくれるのがとても嬉しいです♪
それに、あの人は今日は忙しかったからおなかすいてるだろうな、とか、今は忙しそうだから後にした方がいいかな、などなど、自然と相手の状況を気にするようになるようです。
共同生活ってまさにそれが肉体化できる場なのかもしれないですね!
投稿者 春風
みなさん、いろんなコメントを、ありがとう。
私の学生の頃を思い起こすと、常に「自分のやりたいこと」が気持ちの中心にありました。
それはそれで、当時は楽しかった(^_^)v。(20年以上も前の事ですが…。)でも、もし今、当時の私が学生なら、5月病になっていたかも…(?_?)。
しかし、困ったのは就職してから(^^;)。仕事って、常に周りや相手がいる。自分のやりたいことなんて、2の次3の次なんですね。
このギャップは、大きかった。でも、仕事ってそういうものだし、また、そうすることで相手や周りに対し、働きかける事ができるし、役に立つこともできる。それが、社会人。
そういう意識が、少しでも早くから(充足体験を下敷きに)、身に付けられることは、幸せなことなのだと思います。
そのためには、小さい頃からの豊かな仲間体験が、重要なのではないでしょうか、と感じています。
投稿者 hajime
毎日友達と合宿してるみたいでおもしろそうですね~。
こんな寮なら入りたいです。
しかもそれで社会性もつくなんて最高!
でも小さいうちから寮に入っちゃうと親は寂しかったりするのかな?