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2008年07月05日

江戸時代に存在した教育本 「女大学」ってなに?

江戸時代から、女性に対する教育本があったようで、ベストセラー本 だったようです。

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その教育本の名前は「女大学」 😯

今回は、この女性の教育本である「女大学」が、どのようなものであったのか追及してみたいと思います。

女大学(おんなだいがく)は、江戸時代中期から女性の教育に用いられるようになった教訓書である。

(wikipediaより引用)

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「女大学」は、1716年(享和2年)に貝原益軒が著した「和俗童子訓」を元に作られたと見られています。

その内容は、

「女大学」十九ヵ条

先ず女を「女は陰性也、陰は夜にて暗し、故に女は男に比るに愚にて目前なる然るべきことをも知ら」ぬもの、という立て前において、さてそこから順々に女子の心得を書き連ねたものである。「女子は成長して他人の家へ行き姑に仕うるもの、夫に仕うるもの」であるからと、その心得がさとされてあるのだが、「婦人は別に主君なし夫を主人と思い敬い慎みて事うべし。(中略)女は夫を以て天とす返々も夫に逆らいて天の罰を受べからず」、女にとって夫は天とひとしい絶対の関係におかれている。

女が一旦嫁した家を去るなどということはあるまじきことと益軒はいましめながら、天である夫の側からは、自由に「七去」を行えることを認めている。

一 姑に順ざる女は去るべし。
二 子なき女は去るべし。是れ妻を娶るは子孫存続のためなれば也。然れども婦人の心正しく行儀能して妬心なくば去ずとも同姓の子を養うべし。或は妾に子あらば妻に子なくとも去に及ばず。
三 淫乱なれば去る。
四 悋気深ければ去る。
五 癩病などの悪き病あらば去る。
六 多言にて慎なく物いい過すは親類とも中悪く成り家乱るる物なれば去るべし。
七 物を盗む心有るは去る。

この時代での「女大学」の「七去」からは、夫には絶対従いなさいという教育本であったように思えますが、結構まとを得ていた条文もあったようで、十九条の中には、「子を育れども愛に溺れて習せ悪し」といった過保護の子育ては、よくないよといっている所もあり、子育てに関することにはほとんど触れていない中でも、子育てのポイントだけはしっかり抑えていたようです。 😆

ここで、注目すべきところは、江戸時代の女大学には、女性とはなんぞやみたいな存在定義が書かれていますが、母親の役割や子育てに関する教育のことは、あまり語られていないところです。

江戸時代には、女性の意識としては子育てよりも、夫に対する対応の仕方の方が重要視されていたのではないかと考えられます。

今の時代、女性の役割のひとつに子育てが挙げられますが、江戸時代には、夫に仕える役割の方が重要で、子育ての役割は、そこまでなかったように思えます。それは、子育てが、母親の役割ではなくみんな課題となっていたから、母親としての子育ての役割はそこまで重要視されてなかったのだと考えられます。 😯

「女大学」に記載されている過保護はダメよと教育している点では、江戸時代から過保護はいけないと考えられていたことは興味深いところです。これに関しては、現代の家庭において見習うべき点ではないかと思います。 :blush:

また、明治以降になって福沢諭吉や菊池寛よって新たに「新女大学」が発表されていますが、少々「女大学」とは内容が異なるようです。 🙄

今後、この点も踏まえて時代変化によって家族のあり方・母親の役割がどのように変化していったのか注目していきたいと思います。 :tikara:

以上、カネキチでした。

投稿者 kaneking : 2008年07月05日 List   

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コメント

江戸時代後期、だからでしょうか?
このような、女=個人に向けた規範書が出来たって言う事は、共同体的な意識が薄らいでいるのは。
又は、武家や、豪商に嫁ぐことを想定しての物なのでしょうかね?女大学は!

これを編纂した意図や、対象などもわかってくると面白そうですな。

投稿者 deen : 2008年7月7日 00:15

江戸時代。。。当然貧困の圧力があったはずですから、父親は外で一生懸命働いてたでしょうし、母親も家事だけでなく共同体なりの課題に向かってたことでしょう。

自分の子どもに決してべったりできるような環境はなく、当たり前のようにみんなで育てていくものだったのでしょうね。

投稿者 ノッチくん : 2008年7月8日 16:09

>deenさん
コメントありがとうございます!!

武家や、豪商に嫁ぐことを想定しての物⇒女=個人に向けた規範書

確かに、共同体にとっては、そもそも女の役割はみんなで共認していたはずだから、そんな本は要らないとも考えられますね。

今後、どうして女を個人して考える本が生まれたのか、もっと追求していきたいと思います。

>ノッチくん
コメントありがとうございます!!

確かに、今の時代母親の役割が子育てすることが、大切に思われていますが、そもそも、以前の時代では、共同体としての役割もあったはず。

今の時代は、ひとりの母親の役割だけをまっとうするのではなく、集団にとって必要な役割を認識することが大切なんだと思います。

投稿者 カネキチ : 2008年7月9日 15:25

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