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2007年10月18日

またか!Σ( ̄ロ ̄lll)10代 No.4~昭和初期(戦前)の事件~

前回昭和30年代の事例検証に続いて、今回はもう少し遡って、戦前の昭和元年から昭和20年代におこった“親殺し事件”について事例検証をしていきたいと思います。

前回匿名さんから有用なサイトをご紹介いただいたので、その『少年犯罪データベース 肉親に対する犯行』をベースに見ていきます :tikara:

詳しくは同サイトを見てください。 :shock:

戦前の親殺しの特徴は、

1.父親殺しが母親の3~4倍と圧倒的に多い。
2.その動機が酒乱、働かないことに対する困窮、妾・継母優遇・母親軽視、金銭(財産)奪取など。
3.一家のため、或いは家族の協力での父親殺害などもある。
4.カッとなっての殺人が多く、計画的なものもそこそこある。
5.ネコイラズ(殺鼠剤)などの毒殺も6~7件ある。
6.犯行後の自殺や自首も多く、逃亡も同程度多い。罪の意識があることがほとんど。
7.知能障害・精神症の場合も数例。

数例を以下 に添付しておきます。

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昭和2年(1927).1.30〔中3(満17~18歳)が父親殴り殺す〕
 茨城県真壁郡の自宅で深夜1時、中学3年生(19)が病気で寝ている母親に卵を食べさせようとすると、小学校校長の父親(46)が酔って怒ったのでカッとして鉄瓶を額に投げつけ全身を殴って、2.6に死亡させた。病死したと届けたが、2.8に逮捕。母親も同じ小学校の教師だった。
 父親が酒乱という事情を考慮されて一審で執行猶予判決が出て確定する予定だったが、3.15に同じ村で少年が父親を殺害してこの事件に影響を受けたと自供し、さらに6.11に隣村でも少年の父親殺しが起こったため控訴されて懲役3~5年の不定期刑となった。

昭和7年(1932).1.30〔工業学校1年(満19~20歳)が父親殺害〕
 愛知県名古屋市の自宅で深夜0時過ぎ、次男の名古屋高等工業学校1年生(21)が就寝中の父親(49)を殺害し、すぐに逮捕された。遊廓に入れ上げて金が必要になり、父親が死ねば財産が手にはいると、柔道初段の腕で締め上げたもの。

昭和10年(1935).6.19〔20歳(満18~19歳)ニートが働けと言われて父親殺し〕
 岐阜県安八郡の農家で、次男(20)が父親(56)の頭をナタで殴って殺害、逃走したが翌日愛知県で逮捕された。働かずにぶらぶらしていたので、父親に厳しく叱られたため復讐したもの。父親はふしだらな男で同居している兄嫁に言い寄り、おかしな噂を立てられている兄嫁に同情しているうちに愛情を抱くようになり、仕事も手に着かなくなって、一家の犠牲となる覚悟で父親を殺したと自供。4月にも働けと叱られて父親を殴ってケガを負わせている。

昭和15年(1940).3.24〔19歳女子(満17~18歳)が母親毒殺未遂〕
 兵庫県武庫郡の農家で、女中(19)が母親(39)を殺害しようとネコイラズ入りの紅白まんじゅうを「おばさん一人でおあがりください」という手紙と共に無記名で郵送、4女(12)と長男(9)が食べて腹痛を起こし、逮捕された。命に別状はない。神戸市の家に住み込んで働いているが、未亡人の母親に悪い噂があることを知って毒殺を計画したもの。

今後も、仲間が時代を追って、親殺しの特徴をまとめていきます :tikara:
乞うご期待

投稿者 sashow : 2007年10月18日 List   

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コメント

昔から親殺しってけっこうあったのですね。

よくオジサンオバサンが、
我々の若い頃は親を殺すなんてありえないとか
最近の若い人は怖い、すぐかっとなって殺すからとか
言うんだけど、そのオジサンオバサンたちの若い時とかの方がよっぽど凶暴だということがわかりました。

投稿者 羊駝 : 2007年10月20日 16:57

羊駝さん、コメントありがとうございます!

親殺し件数事態は昔も今もそんなに変わらないと思います。
(但し、これも検証が必要ですが・・・)
また、昔と今どちらが凶暴かということは、一概には判断できません。
(殺すという行為自体、残虐ですから・・・)

昔の事件を見て思うことは、酒乱の父親など動機が比較的“已むに已まれず・・”ということが多いのに対し、現代は“殺してみたかった”とか、“浮気している父親が嫌だった”、“勉強の成績に対する指摘が恐い”など・・「なんでそんな理由で簡単に人が殺せるの?!」という短絡的な事件が多いことがあげられると思います。

現代の事件の“なんで?”はもう少し他の時代の情報を待ってから分析を進めていきたいと思います。

是非また、ご意見くださいね。

投稿者 sashow : 2007年10月20日 18:20

やむにやまれずですか・・・
昔はやむにやまれず殺していたけれど、今は短絡的に殺していたということですか。

事例で上げられている事件の理由は、

父親が酒乱だから殺した。
遊廓に入れ上げて金が必要になったから殺した。
父親に厳しく叱られたため殺した。
未亡人の母親に悪い噂があったから殺そうとした。

とのことですが、これはやむにやまれず??

投稿者 羊駝 : 2007年10月20日 20:19

このシリーズ期待しています。
ずっと、分析したかった。

数字だけでは、読みとれない、原因、理由、社会背景等を分析して、はじめて生きた数字になるし、それらの具体的な根拠となる。

最終的には、グラフ化してもらうと解りやすいですね。(ちと気が早すぎ?!)

投稿者 にっしん : 2007年10月20日 22:46

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