子供は眠て育つ…自覚の無い親たち急増中! |
メイン
2007年08月09日
普通の人にもこころの歪みがある・・・
今日、とっても充足系 の20代後半の女性と話す機会がありました
彼女は私とほぼおなじ年齢なので、育ってきた外圧環境(社会背景)は同じ
親のしつけの仕方などもかなり似たものがあったので、「昔お母さんからこういう風に言われて育った~ 」などなど・・・話が盛り上がる盛り上がる
その中で出てきた言葉が わたしよく怒られたりしちゃって・・・自信が持てないんです 🙁
職場でのことや家庭のことや・・・悩みがあるみたい。
一見、普通の(むしろ笑顔の素敵な明るい )女性なのに、なにが原因なんだろう
真剣に、自分の現状と向き合いたい もっと活力だしたい っていうのが、ひしひし伝わってきたので
こっちも真剣に答えましたよ
といっても、わたしの経験だけじゃ心もとないので・・・いつも思考するときのヒントにしている
類ネットでぴったりの記事を発見しました
わかる~ って思うところ満載のこの記事
ぜひとも読んでみてください 😀
露店で性格診断を行いました。事前情報無しで、30分程度の時間で行うわけですから、全網羅的に状況を抑えようと思っても無理です。そこで、相手が知りたいことの核心部分を初期に発掘し、それに沿って展開していくことにしました。それに加えて、最初に類型の予測をし、その類型の一般例をこちらから出して、依頼者の方から具体例を自ら語りやすい状況を作り出すことに注意してみました。ダイレクトな質問で尋問風になるのを避けるためです。
20台と思われる独身風女性で感じのいい人でした。最初にA5カード4枚を買ってくれた後、軽い感じで性格診断して欲しいと言ってきました。一見明るく、問題を感じないタイプのように見える人。しかし、みんなが収束不全の時代を前提に、あえて面識(≒しがらみ)のない人に聞きたいという心境に同化してみました。そして、何らかの不全を自覚していて、自分の中では結構それが大きな問題と感じているという予測から入りました。
『いままで、性格診断にこられた方は、何か上手くいかないことで悩んでいるようなことが殆どなんですよね、そんなことありません?』
という風に、多くの人も同じなんだよ、いう雰囲気をつくりながら、話しました。そうすると、少し安心して具体事例を依頼者から話してくれました。
『そうなんですよ、私もね、人に”合わせる”ことがしんどくて、そのあと一人になるとしんどくなるんですよね。』
ここで、応望している様でも、期待応望の共認充足が少なく、刷り込まれた規範で応望しようする傾向があることから、母親の過期待から、期待に応えられずダメ観念、うつの系統と仮定し、すすめました。ここでも先にこちらから一般例を出すようにしました。
『気をつかって家に帰るとしんどくなる人は増えてきてますね、帰ったら立っていられないくらいの人もいるんですよね』
『私もそうなんです。』
『そうなんだ、でも寝ると次の日は大丈夫なのかな?』
『あんまり疲れが取れない日がある。』寝ても疲れが取れないのは、睡眠中に休んでいるはずの交感神経が、寝ている間も働き続ける場合におきること。こういう人は結構多くて、心療内科で薬をもらっている人も多いことを話す。そうすると、自分も薬を飲んでいることを打ち明けてくれた。ここで、この状況をなんとかしたいと、心療内科に行く決断ができる人と判断しました。
また、薬に頼っていることに対する罪悪感が有りそうだったので、ぐっすり寝て元気が出れば、どうするか考えやすくなるので、そのことには問題ないこと、問題はそのあとどうするかにあることを話しました。この辺で、かなり表情もよくなってきて、お互い同化出来そうな雰囲気になってきました。そして、最初の仮定はほぼ間違いないことを確信して、生い立ちをさかのぼるのと、方針を両方考えながら、会話をすすめました。そのときに、この方の素敵な表情から、そこそこの充足体験はあると感じたので、その辺を確認しました。
『さっき、人に”合わせる”っていったけど、相手が求めてていることに応えて、喜んでもらえたら嬉しいよね。』
『うん、嬉しい。』→やはり、いい表情している。
『相手の期待⇒応望⇒喜んでもらえる⇒嬉しい⇒元気が出る、というのが人間が元気が出るときの基本構造だよ』と白板に書いて基本方程式と説明しました。そして、その期待に応えることが、人に”合わせる”って感覚になるときがあるのが問題であること、 自分がこうしなきゃいけないって考えるとしんどくなるけど、素直に相手はどうしてほしいのかなって、考えて行動すれば、喜んでもらえて嬉しくなることを、対比して話しました。そうすると、
『うん、わかる』と気づきの様子。この辺で、信頼関係も出来てきたので、過去の家庭環境さかのぼる質問を交えた。母性より観念性の方が勝っている母親の可能性があるので、以下の質問をしました。
『お母さんは高学歴?』
『高学歴ではないけど、高キャリアで、大企業でがんがん働いていた。自分が就職するときも大企業に行きなさいと言っていた。』
『小さい頃お母さんは、ああしなさいこうしなさいって言ってなかった?』
『いつも厳しくいわれた。』
『言われたとおりに出来た?うまくできて嬉しいときと、うまくいかなくてつらい時とどちらが多かった?』
『う~ん、あんまり出来なかった。うまくいかなくてつらいことのほうが多かった。』ここで、子供にとって、親からいろいろ言われても(期待されても)は出来ないほうが多いこと。そればかり言われて育つと、相手の期待に応えて嬉しいという体験が少なくなり、自分はダメだと思うことが多くなることを話した。反対に、子供がやることを一緒になって考え、うまくいって誉めてくれる体験が多いと、自信をもって生きるようになり、壁にぶつかってもなんとかなると思い、頑張れるようになることを話しました。
そして、戦前までは共同体の中で育ち、どう育てるかという規範もしっかりしており、親もあれこれ考えずに、安心して子育てが出来たこと。戦後個人主義が導入されてから、子育ては個人の課題となり、間違えた育児書などの影響もあって、親も間違いに気づかないままで子育てするしかなかった状況を話した。そして、お母さんも良かれと思って一生懸命やっやのだから、わかってあげましょう、と話しました。そうすると、
『お母さんも、今は気づいたみたいで、あんなに細かいことをいって育てたのは間違いだった、といってくてました。』『だから、今は気持ちが楽になってます。』と笑顔だった。
過去を肯定的に捉えられたので、先に話した核心部分の、『自分発のこうしなくちゃいけない』という考えのもとになっている、自分がしっかりしなくっちゃも、お母さんの考えが刷り込まれたもの。本当は、自分なんて相手に応えていく中で出来ているのだから、相手の期待に応えるだけでいいこと。学校で教えられた、自我の確立や自分をしっかり持つというのも間違いであることを、赤ちゃんの話をしながら説明した。すると、
『すごく楽になりました、なんか涙が出てきそう。』『結婚するときも妻としてしっかりしなくちゃみたいな思いで押しつぶされそうだった』
などの実感を語ってくれました。最後に、星空の感謝と謝罪のトレーニングのカードを読み上げてプレゼントしました。彼女の笑顔をみて、こちらも本当に充たされました。今回、相手が話しやすくするために、先回りして一般事例として話を進めることが出来たことが、最大のポイントだったと思います。また、どんな人でも今は収束不全の時代ということも実感した一日でした。
この記事を一緒に読んでみました
すると、どんどん実感や親との関係などの話が出てきて・・・とてもこころに響いたようでした
どんな人にでもこころの歪みがきっとあって、それと向き合ってどうしたら充足できるのかを追求している姿勢にこっちが充足わけてもらった体験でした
投稿者 kado : 2007年08月09日 TweetList
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://web.kansya.jp.net/blog/2007/08/311.html/trackback
トラックバック(1)
赤ちゃん本舗 へようこそ!!
子供をキズつける「親の口癖」
赤ちゃん本舗 へようこそ!!子供をキズつける「親の口癖」皆さん、子供を大切にしましょう!!子供は宝物です(・∀・)つ大切なお子さんにかける何気ない言葉・・...
...[続きを読む]
トラックバック時刻: 2007年8月23日
コメント
投稿者 ふくしょー
ふくしょーさん、コメントありがとうございます☆
そうなんですよねー。「母親も良かれと思って一生懸命やってくれていたんだ」ってわかるには、社会背景などを知っておかなければ辿り着けない。あと、それなりに充足体験がなければ抜け出すのも難しいだろうな~と思います。
っていうのもあるし、それ以上に「まさかうまくいかない理由が、そんなところにあるなんて気付かない」んですよね・・・。私も「普通に育ってきたしー」とか思ってましたが、この記事読んでぴったり当てはまるところばかりでした。
投稿者 なっつん
>『多くの人も同じなんだよ』
>『子供にとって、親からいろいろ言われても(期待されても)は出来ないほうが多いこと。そればかり言われて育つと、相手の期待に応えて嬉しいという体験が少なくなり、自分はダメだと思うことが多くなる』
私も、こんなことで悩んでました。
自分を責めてましたねー。
最近は楽になりました。
でも親の小言は今も止まりません,
助けてくださ~い。。。(^_^;)
投稿者 やまだい
職場と分離された家庭、それも核家族には、母子の密着度が高すぎて、どうしても母親ひとりの反応=評価に、子どもの意識が左右されてしまう問題があるということですね。
そして、社会に出てからも、そのほんのごく一部でしかない(それも過去の)評価にいつまでも縛られてしまうということのようですね。