| メイン |

2007年05月21日

密室家庭の変遷⑥ 07年~集団を超えて、一気に社会へ!!

密室家庭の変遷を追って、現代まで遡って来ましたが、最先端の若者の意識潮流はどこへ向かっているのか?

前回のエントリーでは、都市化~密室家庭の成立基盤でもあった『私権追求の可能性』がついに崩壊を向かえ、人々がどこへ向かえばよいのか解らない=『収束不全』の状況が示されました。

実は、現代の大人達(概ね30~60代くらい)世代は、1970年~40年もの間、無思想・無関心と言われながら育ってきた中心世代であり、幼少期~現在まで、常に

「楽しけりゃい~や」 😆 😆

「なんとかなるっしょ」 😉 😉 😉

と、ある意味最もテキトーに生きてきた世代でもあるのかもしれません。

しかし、ここに来ていよいよ「テキトー」が通用しなくなってきたのではないでしょうか?

環境破壊にせよ、精神破壊・肉体破壊、そして財政問題、あらゆる社会問題が、どこで切っても誤魔化しの効かない状況である事は、少し考えれば誰にだって解ります。

ところが、「じゃあ、どーする?」と解決策を探ろうとすると、とたんに黙り込んでしまう(思考停止)。

ん~、どしたら良い?

答えはこちら

 にほんブログ村 子育てブログへ

確かに、真剣に考えなければ突破できない壁などあまり用意されておらず、普通に仕事してる振りをしていれば良かったバブル時代や、バブルが崩壊しても生活に困るほどの窮地に陥ったわけではないその後の10年など、考えてみれば極めて無圧力な社会を活きて来た我々大人世代は、イザという時に手も足も出せずに棒立ちしてしまう『不適応態』となってしまっているのかもしれません。

では、そんな大人達を尻目に今のこども達はどこに向かっているのでしょうか?

前置きが長くなってしまいましたが、まさに一直線に社会に向かっている

それが、現在の子ども達の最先端の意識潮流なのです。

何故、その様な潮流が顕在化したのか?

1.外圧をストレートに捉える素直な気持ち。
2.仲間収束 ⇒ みんな収束 = 社会収束
3.誤魔化しばかりの大人達(親・学校の先生・政治家・マスコミetc.)に対する期待放棄
4.社会収束を可能にする媒体の存在 = ネット
5.社会課題を土台とした、新たな『みんな期待』の再生

といった辺りが、考えられます。

例えば、巨大掲示板2ちゃんねるでは、書き込み主の大多数は小中学生だ、という話もあります。
掲示板の中身は誹謗中傷の嵐で、目も当てられないようなスレッドが多数を占めている事も事実ですが、最も活性化している掲示板のカテゴリーは、マスコミ・ニュース速報・社会版など。

さらに、その中でも「ウヨ」「サヨ」といった特定の思想を背景にした発言なども多く見られます。もちろん、否定からは何も生み出せない、という状況認識はあるにしても、既に小中学生の頃から政治的・社会的関心を元に、自らの思想的立場が明確に存在する、という事は大いに注目に値する傾向です。

また、当ブログにて子ども達のホンネとしてよく引用させて頂いている「類塾ネット」の投稿を見ても、社会問題に対するするどい突っ込みや、中には「この問題を解決していくのは俺らの世代や!」といった意思表明と取れるような内容まで見受けられます。

この様に、現代の大人達の意識をはるかに超えた社会収束のうねりが、今子ども達の間で見られるようになってきた事は、密室家庭から抜け出して一気に社会へと収束して行く流れとして、間違いなく社会そのものを大きく変えていく可能性を秘めていると考えられます。この子ども達が社会に出る5年後辺りが、とても楽しみですね。

(注)上記で示したように、社会収束している子ども達には最早「ゴマカシ 」は通用しません 。テキトーな事を言っているとすぐにソッポを向かれてしまいます。

既に社会を向いている子ども達の足枷にならないように、いや、羅針盤になれる存在として、大人達も今までの2倍も3倍も頑張らなければなりませんよ! :nihi: :nihi: :nihi: かわいでした

投稿者 kawait : 2007年05月21日 List   

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://web.kansya.jp.net/blog/2007/05/222.html/trackback

コメント

> 既に社会を向いている子ども達の足枷にならないように、いや、羅針盤になれる存在として、大人達も今までの2倍も3倍も頑張らなければなりませんよ!

同感!

投稿者 iwai : 2007年5月22日 15:18

コメントしてください