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2009年03月13日

学校ってどうなってるの?番外編-2~際限のない仕事:疲弊 心が折れた

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写真は下記記事から拝借しました 😀

記事は『先生:生徒指導は今』シリーズ第2弾です。

先生:生徒指導は今/2 際限のない仕事…失う余裕

以下引用

◇疲弊、重圧…心折れた
午前2時に起き、授業の資料を作り始める。夜明け前、近くのコンビニでコピーして午前7時に家を出る。放課後は部活動に職員会議。午後9時すぎに帰宅し、夕食と風呂を済ませ、家族と言葉を交わす間もなく、午後11時、倒れるように布団に入る。
 岐阜県内の市立中の女性教員(53)は07年3月、そんな生活に終止符を打った。定年まで残り8年。心が折れてしまった。
 26年間の小学校勤務の後、06年4月に中学校に赴任した。1年生を持ったが、授業中の私語は当たり前。席を立ちノートの切れ端を投げ合って遊び出す。
 女子生徒2人を呼び出した。「頭ごなしに怒っても効果はない」と、目を見つめ諭すように話しかけた。2人は顔を見合わせ、クスクス笑い始めた。「どうしたの」と尋ねても返事はない。何を言ってもこの子たちの心には響かない……。

 
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ご飯とみそ汁の味を感じなくなったのはそのころ。病院では風邪と言われたが、帰り道、涙がこみ上げてきた。「ここまで働く意味があるのか」。帰宅して家族に告げた。「もう辞めてもいいよね」

 

ベテラン教員が定年を前に学校を去っている。文部科学省の調査では06年度、50代の離職者が小中合計で約8360人と、定年の60歳の離職者(7383人)を上回っている。

 東京都教職員互助会などの調査によると、教員が強いストレスを感じる原因のトップは「仕事の量」で約6割が挙げた。サラリーマンの約2倍だ。教員評価の自己申告書や授業改善プランなど、事務作業が年々増える。無意味な作業も目立ち、「字の大きさやフォントなどを何度も書き直させるのはやめて」(都教職員組合が小中教員に行ったアンケート)など悲鳴が上がる。学習指導要領が変わり、09年度から授業時間も増える。

慣れない新任教員は一層苦しい。301人。07年度、全国で辞めた新任教員の数だ。10年前の7倍に上る。

 05年4月、埼玉県越谷市の市立小で赴任19日目の22歳の男性教員が始業前に図工室で首つり自殺した。遺書はなかったが、初めての授業参観と保護者会の日だった。「彼は採用試験でトップ合格し、期待されていた。プレッシャーもあったかも」。同市内のベテラン教員は声を落とす。

 1年目の教員は「条件付き採用」という不安定な立場だ。勤務成績が悪いと不採用もある。ベテラン教員も疲弊し、かつてのように寄り添う余裕がない。東京都内の小学校の20代の新任女性教員は「周りの先生に相談したくても、忙しそうな姿をみると遠慮してしまう」と明かす。

 西東京市の市立小で06年、1年目の25歳の女性教員がうつ病になった末、命を絶った。公務災害の申請理由書によると、研修で市教委幹部から「頑張りが足りないと3月31日で分限免職」と言われていた。保護者の対応を巡り、職員会議で全員の前で謝罪させられたこともあった。
 自殺を図る1週間前、福岡県に住む母の携帯電話に届いたメールには、こうあった。「こんな気分になるために一生懸命教師を目指したんやないんに…おかしいね」

投稿者 sashow : 2009年03月13日 List   

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コメント

この間の教師の疲弊というか教育会全体の疲弊を感じざるをえません。特に、教師の苦悩は、中間管理職のように、戦う武器を奪われ、捨て身で、現実に立ち向かっている方々には、相当な負担と労力が必要とされていると思います。

方や、仕事をしない教員や状況判断や全体判断を見失った関係者が多いのも確かです。

学校という集団を今、システム的に変えてゆかねばならない時代であると認識しています。

共感関係の結べない集団などありえない。自己中であれば、教師であれ、親であれ、生徒であれ、強く指導できる規範が必要であろうと思います。

その新しい取り組みは、現在、いろんなところで試されているように思います。そんな事例を見つけて行きたいですね。

投稿者 2310 : 2009年3月14日 12:57

2310さんコメントありがとうございますm(_~_)m

確かに、集団=組織の体をなしていないですね。
官僚体質の学校組織と孤立化する教師という関係だと思います。

この原因についてネットサロンで話し合ってみます。

また、新しい学校の取り組み。私も調べてみますね。

このシリーズ後1回あるので、また読んでください。

投稿者 sashow : 2009年3月14日 21:59

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