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学校ってどうなってるの?番外編-2~際限のない仕事:疲弊 心が折れた

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写真は下記記事から拝借しました 😀

記事は『先生:生徒指導は今』シリーズ第2弾です。

先生:生徒指導は今/2 際限のない仕事…失う余裕 [1]

以下引用

◇疲弊、重圧…心折れた
午前2時に起き、授業の資料を作り始める。夜明け前、近くのコンビニでコピーして午前7時に家を出る。放課後は部活動に職員会議。午後9時すぎに帰宅し、夕食と風呂を済ませ、家族と言葉を交わす間もなく、午後11時、倒れるように布団に入る。
 岐阜県内の市立中の女性教員(53)は07年3月、そんな生活に終止符を打った。定年まで残り8年。心が折れてしまった。
 26年間の小学校勤務の後、06年4月に中学校に赴任した。1年生を持ったが、授業中の私語は当たり前。席を立ちノートの切れ端を投げ合って遊び出す。
 女子生徒2人を呼び出した。「頭ごなしに怒っても効果はない」と、目を見つめ諭すように話しかけた。2人は顔を見合わせ、クスクス笑い始めた。「どうしたの」と尋ねても返事はない。何を言ってもこの子たちの心には響かない……。

 
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ご飯とみそ汁の味を感じなくなったのはそのころ。病院では風邪と言われたが、帰り道、涙がこみ上げてきた。「ここまで働く意味があるのか」。帰宅して家族に告げた。「もう辞めてもいいよね」

 

ベテラン教員が定年を前に学校を去っている。文部科学省の調査では06年度、50代の離職者が小中合計で約8360人と、定年の60歳の離職者(7383人)を上回っている。

 東京都教職員互助会などの調査によると、教員が強いストレスを感じる原因のトップは「仕事の量」で約6割が挙げた。サラリーマンの約2倍だ。教員評価の自己申告書や授業改善プランなど、事務作業が年々増える。無意味な作業も目立ち、「字の大きさやフォントなどを何度も書き直させるのはやめて」(都教職員組合が小中教員に行ったアンケート)など悲鳴が上がる。学習指導要領が変わり、09年度から授業時間も増える。

慣れない新任教員は一層苦しい。301人。07年度、全国で辞めた新任教員の数だ。10年前の7倍に上る。

 05年4月、埼玉県越谷市の市立小で赴任19日目の22歳の男性教員が始業前に図工室で首つり自殺した。遺書はなかったが、初めての授業参観と保護者会の日だった。「彼は採用試験でトップ合格し、期待されていた。プレッシャーもあったかも」。同市内のベテラン教員は声を落とす。

 1年目の教員は「条件付き採用」という不安定な立場だ。勤務成績が悪いと不採用もある。ベテラン教員も疲弊し、かつてのように寄り添う余裕がない。東京都内の小学校の20代の新任女性教員は「周りの先生に相談したくても、忙しそうな姿をみると遠慮してしまう」と明かす。

 西東京市の市立小で06年、1年目の25歳の女性教員がうつ病になった末、命を絶った。公務災害の申請理由書によると、研修で市教委幹部から「頑張りが足りないと3月31日で分限免職」と言われていた。保護者の対応を巡り、職員会議で全員の前で謝罪させられたこともあった。
 自殺を図る1週間前、福岡県に住む母の携帯電話に届いたメールには、こうあった。「こんな気分になるために一生懸命教師を目指したんやないんに…おかしいね」

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