教育の原点は、遊びや徒弟制度のようなものかもしれない。 |
メイン
2020年07月16日
こどもが外で遊ぶことの大切さ ~そっか2
ここに混じりたいです。
そう言えば、子供の頃、親戚が集まて、渓流で宴会をやったり、船を借りて魚釣りに行ったりしたのが楽しかったこととして、思い出に残っています。いかにも、子供を遊ばせるためにサービスしてます的なイベントはちっとも面白くなく、大人が本気で遊ぶのに付き合わされてるくらいの方がずっと楽しかったですね。
greenz さんより
さて、到着した海では、放課後の小学生とその妹・弟たちが集まり、SUPやサーフィンといったマリンスポーツをしたり、巨大な砂山をつくったり、思いのままに遊んでいます。
毎週開催されているこの「海の子ども会」は、予約不要、参加費無料。傍らで見守り、ときには本気で一緒に遊ぶたくさんの大人たちとともに、日が暮れるまで遊び続けます。
「黒門とびうおクラブ」の子どもたち。海のエキスパートであるコーチたちが見守る中、思いゆくままに海遊びを楽しんでいます。同じ頃、海から徒歩30分ほどにある八幡さんのお宅の庭では、30人以上のオヤジたちがみんなで集まってワイワイ。ごく普通の住宅街にあるごく普通の庭で、飼っている鶏を絞め、その場で“ワイルドバーベキュー”を味わっていました。野菜も魚も、全てご近所さんからのおすそ分けで、買ったのはビールだけ。食べ物は全て、地元・逗子産です。
自分の手で、鶏を絞める体験。参加者からは「俺も鶏を飼いたい」という声が次々にあがり、それなら旅行のときにも預けあえるし、絞めるときはまたみんなで集まろう、と“シェアチキンネットワーク”構想も生まれました。そして夜には、チャレンジ精神旺盛な子どもたちと大人たちが、すぐ身近にある桜山でナイトハイク。昼はみかけない虫との遭遇、火おこし体験、などなど、泥だらけになりながら、いつもとは少し違う姿を見せる自然を満喫して夜は更けていきました。
自分たちのまちで、みんなで集い、遊び、つくって、食べる。
一見、何の意味も目的もない、なんでもないまちの日常の風景ですが、現代の暮らしの中でこれほどまでに、地域の人々がつながり、楽しみをともにする機会はないのではないでしょうか。
「そっか」ではこのような営みを「人間活動」と呼び、日本に「“人間活動特区”をつくろう!」と、さまざまな仕掛けを企て中。
そこにどんな意味があるの?
“人間活動特区”って一体どんな場所?
どんな未来を見据えているの?そんな疑問にお応えすべく、ここからは、「そっか」のはじまりのストーリーや根底にある想い、今後の構想など、八幡さん、小野寺さんの原体験を交えたお話を聞いていきましょう。
雑談の中から生まれた“蠢き(うごめき)”
みんなが森・里・川・海で思い切り遊んでいたら、自然にまちがよくなるはず。
そんな想いを抱いていた共同代表4人の出会い、そして「そっか」の誕生は、とても自然な流
設立母体となったのは、「黒門とびうおクラブ」。約7年前より逗子海岸をフィールドに活動を始め、今では約70人ものメンバーを抱える海遊びの子どもクラブチームです。
代表を務める永井巧さんは、八幡さんとは幼稚園の“パパ友”の間柄で、小野寺さんは子ども同士が赤ちゃんのときからの幼なじみ。もうひとりの設立メンバーである内野加奈子さんも、昔からの仲間でした。
永井さんが、「これ以上とびうおのメンバーを広げるよりも、もっと小さい子どもから大人まで、海や自然を足がかりに思い切り遊ぶ場をつくりたい」という想いを抱き、八幡さん、内野さん、そして、メンバーの母親でもある小野寺されの中で起こったできごとでした。
んに声をかけたのが、今から1年前のこと。
小野寺さんは、以前より、メンバーの妹・弟もみんなで一緒に遊ぶ場をつくることを思い描いていたこともあり、意気投合。週に一度の「海の子ども会」(毎週金曜日)そして、「海のようちえん」(毎週水曜日)など、まずは海を誰でも参加できる遊び場へと変える活動を始めました。
まさしく全身で足下の自然を感じる「海のようちえん」一方、パーマカルチャーやエディブルスクールヤードについて学びを深めていた小野寺さんは、様々な人の協力を得ながら娘さんの小学校にて「つながる畑」を実現。同じ小学校の保護者である八幡さん、永井さんも、「つながる畑」と同時に、「井戸掘っちゃおう」「畑つくっちゃおう」「雨水タンクつくっちゃおう」「みんなで鶏を飼っちゃおう」と、まわりの人々を巻き込みながら、自分たちの “楽しい” をまちのいたるところで行動に移しはじめました。
「メンバーを集めたりしたわけではなくて、すべて雑談の中から生まれた」と、小野寺さん。
一方、「“そっか”は、何かをやっている、というより蠢き(うごめき)」と表現する八幡さん。
4人の“楽しい”を起点に、逗子のまちで同時多発的に起こった、あの取り組みも、このプロジェクトも、実は目指すところは同じ。現在共同代表の4人がそう気づいた時、点在する活動をゆるやかにつなげていく活動体の構想が生まれ、日本財団「海と日本PROJECT」の助成も受けるかたちで、2016年7月、一般社団法人「そっか」は誕生しました。
構想を発表するや否や、環境省の「つなげよう、支えよう、森里川海プロジェクト」のモデル都市としても声がかかるなど、行政をも巻き込む一大プロジェクトとして、広がりを見せはじめています。
投稿者 hoiku : 2020年07月16日 TweetList
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://web.kansya.jp.net/blog/2020/07/7586.html/trackback