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2008年07月23日
学校ってどうなってるの?64~四書五経・四書の「論語」~
四書五経・四書の「論語」とは・・・・「論語」
●「論語」
・上下20篇からなり、孔子の談話、弟子の質問に対する答、弟子同士の討論などが書かれています。
漢代には、魯国に伝わった『魯論』20篇と、斉国に伝わった『斉論』22篇、古文で書かれた論語『古論』21篇の三種類がありました。その後、漢代末に鄭玄が『魯論』を基礎として現在の20篇に集約したものが現在伝わっているものです。
『論語』は前漢初期に出現し、後漢末期に現在の形にまとめらました。春秋末期の語法を残しているとの分析もあるが、一説ではこれを戦国時代に作文されたものとするものもいます。中国の官僚制度「科挙」の出題科目にもなり、約2000年間学問の主要科目になっていたようです。日本には、応神天皇の代に百済の王仁と言う人物によって伝えられ、律令時代の官吏必読の書となったといわれています。
その内容は、下記です。
・学而第一・為政第二・八佾第三・里仁第四・公冶長第五
・雍也第六・述而第七・泰伯第八・子罕第九・郷党第十
・先進第十一・顔淵第十二・子路第十三・憲問第十四・衛霊公第十五
・季氏第十六・陽貨第十七・微子第十八・子張第十九・堯曰第二十
の20編です。
儒学は、一般に「修己治人(しゅうこちじん)(自分を修養して徳を積み、世を治めていくこと。自分の修養に励んで徳を積み、その徳で人々を感化して、世を正しく治めることをいい、儒教の根本思想。「己を修めて人を治む」)の学」と云われておりますが、その儒学の祖が孔子であり、儒学の基本書が論語。その当時のストレートな答えは書いていないが答えとなるヒント(道筋)=時代の構造認識が記載されていると考えてもいいでしょう。
何を指標にして生きるか?が、孔子と弟子の対話の中で、規範となって現れている書物だろうと思われます。2500年も読み継がれている書物。経典としては、有効なのかも知れません。
有名どころを続きに上げておきます。
こんなサイトもあります。参考にして下さい。
01】学びて時に之を習ふ。亦説ばしからずや。
02】吾十有五にして学に志す。三十にして立つ。四十にして惑わず。五十にして天命を知る。六十にして耳順う。七十にして心の欲する所に従えども矩を踰えず。【志学・而立・不惑・知命・耳順】
03】故きを温ねて新しきを知れば、以て師となるべし【温故知新】
04】一を聞きて以て十を知る
05】過ぎたるは猶ほ及ばざるがごとし
06】義を見て為さざるは勇無きなり
07】朋あり遠方より来る、亦楽しからずや。
08】過っては則ち改むるに憚ることなかれ。
09】学は及ばざるが如くして、猶之を失わんことを恐れよ。
10】知者は惑わず、仁者は憂えず、勇者は懼れず。
などなどです。今の私たちが使っている規範が、かなり論語由来であることが分かりますね。日本には、1600年前に伝わったという記録があります。その頃から規範にしてきたものですね。しかし、注意が必要なのは、この1600年間は、私権社会の時代の規範です。本源に近い部分もありますが、中国に春秋戦国時代の状況を考慮して、読み解くべきでしょう。
投稿者 2310 : 2008年07月23日 TweetList
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