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2017年08月01日

共同保育所の歴史と現在7~ごたごた園2~園の一日

次に保育所の実際の様子です。
共同保育所「ごたごた荘」はこんなところ

「共同保育所」とは、「保護者と保育者が協力し合って、自分たちで納得のいく保育園を作ろう」として始められたもの。
今回は、そのうちのひとつ「共同保育所 ごたごた荘」の様子をご紹介します。

共同保育所 ごたごた荘

「共同保育所 ごたごた荘」は、東京都練馬区にある、今年で開設22周年を迎える保育所です。
産休明けの0歳から就学前まで、定員17名に、保育者6名。
「保育所」というよりは、「大家族」のような、家庭的な雰囲気です。
そんな「ごたごた荘」に、ガイドが1日おじゃましてみました。

午前中は、公園で思いっきり遊ぶ!
おじゃました日は、あいにくの曇り空。今にも雨が降ってきそうな日です。
さあ、どんな1日になるかな?

ごたごた2

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午前10時半。
赤ちゃん組は、もうお散歩へ出発しました。
そろそろ、大きい子たちもお出かけの準備です。

「今日はどこの公園に行く?」
行き先は、保育者と子どもたちで話し合って決めます。

「ごたごた荘」では、「0~2歳の赤ちゃん」と「3歳児以上の大きい子」に分かれて活動します。
ガイドは、今日は「大きい子たち」の活動に参加。

今日は、さらに卒園したばかりの1年生もひとり、遊びに来てくれました。小学校が創立記念日でお休みなのです。
みんながそろうのを待っている間、大きい子たちの「♪あーした天気になーあれ♪」が始まりました。
おっと!脱げた靴が、お隣のおうちの塀の中に入ってしまいました。
「まめちゃん」と子どもたちで「すみませーん」。

「まめちゃん」とは、施設長でもある保育者のこと。
「ごたごた荘」では、「先生」とは呼びません。
今日の大きい子の担当の保育者は、「まめちゃん」と「さっちゃん」です。
近くの大きな公園に着きました。
池の浅いところで、生き物の観察。
「これ、ヤゴかなあ?」
「待ってー!」大きい子たちが、駆け出しました。
「ごたごた荘」の子どもたちは、本当によく歩きます。
3歳になったばかりの子でも、がんばっています。
池の反対側にある児童遊園まで来ました。
すべり台でなかなかすべろうとしない小さい子を、大きい子たちが待っています。
「さっちゃん」が、地面にマルをいくつも描いてくれました。
「ケン、ケン、パッ」は、意外と難しい!
夢中になって、繰り返し遊んでいます。
そのうち、誰かがしゃがみこみました。
「これ、なんて虫だっけ?」
みんな、一緒に座り込んで、じーっ。
気がつくと、もう12時を過ぎていました。
2人組になって、手をつないで帰ります。
小さい子はさすがに眠たそう。
でも、「抱っこ」せずに歩いて帰ることができました。

お昼ごはんのあとは、くつろいでからお昼寝へ
「ごたごた荘」へ帰り着いた頃には、もうお腹がペコペコ!
今日のお昼は、みんなの大好きなカレー。
自分の食べるぶんは、自分でよそいます。

このとき、赤ちゃん組はお昼ごはんを終えるころ。順番に、寝かしつけにかかります。

赤ちゃん組担当の「もんちゃん」が、なかなか寝ない子をおんぶする姿も。
今日の献立は、カレーライスに、キャベツのサラダ、レタスときのこのスープ。
食事は、保育者が交代で作ります。
作る人ごとの個性が出るので、バラエティ豊かとのこと。
食事の合間に、「まめちゃん」が昆虫図鑑を広げました。
「今日いた虫、これだったよね?」

食べ終わった子から、パジャマに着替えてひと遊び。
カレーがおいしくて、いつまでもおかわりしている子もいます。
全員食べ終えてお部屋が片付いたら、お昼寝前のひととき。
今日は「さっちゃん」が紙芝居を読んでくれました。

この後、午後2時くらいには、みんな寝付いて静かになりました。
3時半くらいまでがお昼寝タイムだそうです。
台所には、起きたときに食べるみんなのおやつがスタンバイしていました。

子どもたちがお昼寝している間、「ごたごた荘」施設長・「まめちゃん」にお話をうかがいました。

可愛らしい光景です。続きます。

 

投稿者 hoiku : 2017年08月01日 List   

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