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2008年02月17日
読解力向上への試み
お久しぶりです。hajimeです。
世間では、『子供達の読解力の向上』が話題ですが…。なかなか、その成果が上がっていない、というのが実情のようです。そんな中、頑張っている先生が…
『経済協力開発機構(OECD)の’06年学習到達度調査(PISA)で日本の読解力はさらに後退して15位になった。』文部科学省は、『読解力向上プログラム』なるものを作成し、向上を図ろうとしたようだが、なかなか効果は上がっていないようだ。(確かに、プログラム?の内容は抽象的で、現場では何をやったらいいか?きっと、よくわからないと思う。)
(http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/gakuryoku/siryo/05122201/014/005.pdf#search=’読解力向上プログラム’)
そんな中、成果が見え始めている、なかなか面白そうな試みが…。
続きが気になる方は
【「平家物語」の登場人物と一問一答 お茶の水女子大付属中の試みに成果】
(http://mainichi.jp/life/edu/mori/archive/news/2007/20071217ddm004100053000c.html)
-以下、引用-
物語の登場人物や作者にインタビューして、疑問に思ったことを尋ねてみる。お茶の水女子大付属中(東京都文京区)では、読解力をつける授業が国語の時間に行われ、一定の成果を上げている。
2年生のある授業で題材となったのは、平家物語の有名なシーン。源氏側の那須与一が、平家の海上の扇を射抜いた後、感心して舞を見せた平家の男をも射倒した場面だ。浜で見守る源氏側から、「あ、射たり」(よし、撃ったぞ)という称賛とともに、「情けなし」(こころないことだ)との非難の声も上がる。
「なぜ作者は、源氏側の反応を分かれさせたのかな?」「そこを作者に聞きたいね」と別の生徒が応じる。生徒たちはグループで物語を読み進め意見を出しながら、疑問点を煮詰めていく。
担当の宗我部義則教諭は一文ごとの解釈は行わない。代わりにインタビューを取り入れ、読み取った内容を「表現する」という別のゴールを設定した。生徒は、キーポイントになる文章を現代文に訳し、登場人物の心情や作者の思惑に思いをはせながら一問一答を作る。成果は皆の前で発表する。一連の作業で、読んだ内容を自分の言葉で表現できるようになるという。
この方法は宗我部教諭が、作者や登場人物が疑問に答える趣向を取り入れていたNHKの「まんがで読む古典」をヒントに考え出した。
宗我部教諭は「生徒は自分なりの解釈をして物語の意味を考えるようになった。記述式のテストでも解答欄に空白がない。読解力がついていると感じる」と話している。
【岡礼子】
この試みのポイントは、作者や登場人物への同化。そして、発表→評価の場。加えて、(恐らく)「学びあい」形式の授業形態。
きっと、このような課題を繰り返し行なう事により、自然に読解力がついてくるのだと思う。同化能力を再生し、強化していくことは、読解力向上→国語力向上に対する、一つの切り口だと思います。
※学び合い形式の授業を実践している先生を紹介します。
http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=600&t=6&k=0&m=168832
覗いてみてください。
投稿者 hajime : 2008年02月17日 TweetList
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