教育再生のいま…教員評価の方向大きな問題を孕んでいる |
メイン
2007年10月30日
今どきの習いごと事情~習い事をしている小学生は9割にも達している~
(上記写真は小野写真館よりUPさせていただきました。)
習い事をしている小学生は85%以上!
いまどきの「習い事」事情【速報】 【前編】 【後編】 より
アンケート期間 2007/1/30~2007/2/1 回答者数:505人
習い事をする割合は、小学校に入るとそれまでの39%から85%へと倍増します。そして、小学生の間はほぼ85%から90%で推移し、中学校に入ると60%程度に減っていきます。
近所の状況から「習い事に行っていない小学生が1割もいるなんて!」と驚いているお母さんもいる。
私は、逆に習い事をしているその数字の高さに驚きいた 😯 😯
やっぱり気になるのは、習い事を決めるのは、親?それとも本人?
習い事を決めるのは「母親」「本人」
「母親が薦めた」が最も多い40.9%、「子どもが習いたいと言った」が36.6%となりました。学年があがると子ども本人の意向が強くなる傾向にあります。
「子どもが習いたいと言った」というのは、真意を見ていく必要がありそうです。
私自身、小さい頃何も習い事をしなかったせいで常にコンプレックスがありました。大人になってからもこのコンプレックスに悩まされるとは思ってませんでした。幼稚園でのママさんたちとの交流で、皆さん字がお上手だったりピアノがひけたり運動がお得意だったり・。尋ねてみるとやはり小さい頃お稽古に通っていた方が圧倒的に多いんですよね。下手でも細々とでもいいので小さい頃の経験は自信をつけると思うので娘にはたくさんの経験をさせました。
と、正直に書かれている(自分発の)お母さんもいれば、
習い事に通う日数が週5回もあるので、少なくしたいのですが、子どもが続けたいと言うので仕方なく習わせています。習い事を絞らせるにはどうしたらよいのでしょうか?
と、習い事に熱心すぎる子供に悩むお母さんもいる。
保護者の習い事に対する不安や悩み事の多くは、「お金」「時間」「今の習い事を続けるべきか」だそうです。
そして、小学生高学年になると授業も増え学習塾に通ったりと、習い事とそれ以外の学習や遊び、部活動などとの両立について悩んでいる方が非常に多いようです。
この記事へのコメント欄を見させていただくと
子供の将来や可能性を考えると、子供のためなら何でもしてあげたいという熱心なお母様方の姿が浮かびます。
親が「あなたのためよ」と言って半無理やり行かせている例もあるが、概ね子供たちが楽しそうにしているから、又はやりたがっているから行かせているみたいです。
一見、何の問題も無いように思いますが、果たして本当に『習い事』は必要なのでしょうか?
続きを読む前にポちっとお願いします。
昔に比べて子供にお金をかけることが出来るようになった。子供に費やす時間が持てるようになった。という背景はあるものの、
一番は、親が『収束不全』状態にあると言えるのではないでしょうか?
地域との繋がりは薄れ、社会との接点も少なく、子育て=子供に対して「何かしてあげなければ」と思うものの何をどうしていいのか解らない。
「出来ることはしてあげたい。」そこで、プロに委ねる。それで、子供も喜んでいる。
「あなたの好きにすればいいのよ。」という一言は、子供の自主性を重んじているようでもあるが、子育て放棄のようにも思える。
改めて、
『習い事』を捉えてみると、
・指導者は、プロである。→ ・お金がかかる。
・(素人に比べて)レベルの高い指導が受けられる。
・『課題』や『達成度』が明確
・カリキュラムに基づいた指導がしっかりしている。
そして、将来の一流選手や演奏者になる可能性がないことはない。
しかし、大切なものを見落としているように思える。
●村落共同体では
子供に対する課題や役割は“みんな”が望んでいることで、そして、それに応えようとするまわり(みんな)の評価がある。
※習い事では、課題設定や評価は、子供⇔指導者、又は親との間で行われる。
●遊びでは
“みんな”が楽しめるような遊びにするにはどうしたらいい?と想いを馳せたり、創意工夫をしたりする。
※習い事では、対象は、子供⇔指導者、又は親である。そして、そこに創意工夫を凝らすということはない。
まとめると『習い事』は、
1、期待⇔応合の関係が、親⇔指導者、又は親に限定されている。
2、子供は、あくまで消費者でしかない。
と言えるのではないでしょうか?
投稿者 sodan : 2007年10月30日 TweetList
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://web.kansya.jp.net/blog/2007/10/380.html/trackback
コメント
投稿者 こん
今の子どもたちの習い事で、気になるのは、習い事が、子供の活動時間の大部分を占めることですかね。そういう意味では、
>1、期待⇔応合の関係が、親⇔指導者、又は親に限定されている。
は納得できますね。
投稿者 HOP
こんさん、HOPさん、コメントありがとうございます。
こんさんが書かれている、
>友達もやるから私もやるみたいな・・・充足基調のほうが強いと思いますよ。
私権の衰弱によって仲間収束・充足基調へ向かう傾向にあります。
だから、
子供の意識としては、たぶんそうだと思います。
でもそれは、一定の年齢になってからではないでしょうか?
就学前に既に39%に達している。ということは、最初のキッカケは、親なのではないでしょうか?
親は、なぜ、行かせようとするのか?
そして、なぜ、習い事なのか?
遊びや、友達同士でのスポーツでもいいと思うのです。
“場”がないというのありますが、親も子も、『課題』を創出する能力が劣ってきていて、『プロ』に任せておけば安心みたいところがあるように思います。そのためのお金もある・・・・。
るいネットより
http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&m=164691
>だからこそ、現代の子ども達は、ディズニーランドやカラオケなど、供給側から用意されたものに行くことしかできない。自分たちで遊びを企画する能力が既にない。<
と危惧するのです。
投稿者 sodan
うちも小学生の子供がいますが、子供が選択するということは少ないです。
娘は、ヒップホップ、幼稚園からの体操クラブ、お絵かき教室など、通っています。
また、最近、しまじろう、どらえもんなどのベネッセなどの通信教育を、幼稚園のころからやっている状況です。
やり始めは、幼稚園からの友達が一緒にやっているという理由もあり、仲のいい親同士の口コミで、はじめることがおおいようです。
子供にとっては、同級生がやっているということがやはり一番の楽しみのようですがその内、中身に入り込み、中身の楽しさと友達とやる楽しみが同居して、多くの習い事を行ってゆくようになるようです。
親と指導者の関係なのか?どうかわかりませんが、やはり、同級生が通わないといかないようです。(強制的に、習い事をさせている親は別ですが・・・・・)
親の収束不全もあるかもしれませんが、それよりも、遊び感覚で楽しむほうが、強いかもしれません。友達もやるから私もやるみたいな・・・充足基調のほうが強いと思いますよ。
他の人の意見も聴きたいですね。