| メイン |

2014年08月13日

【コラム☆感謝の杜】科学は業界によって捻じ曲げられる

「栄養学」とは、そもそもが根底に間違った思想を内包する学問です。cal計算をベースにおくことも、動物性たんぱくを高栄養とすることもおかしなことなのです。「栄養価が高い」ものを食べるから病気になる、とも言えます。 特にアメリカでは、成人病罹患率の多さから国を挙げて原因を追究した結果、アメリカ人の食事こそが原因であるというマクガバンリポートが提出されているにも関わらず、未だ「肉こそ食事」と信じられています。なぜなのか?

【健康と食に関する真実は、いかにして捻じ曲げられるのか!?~葬られた「第二のマクガバン報告」より~】 http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=600&t=6&k=0&m=273173  より

著者はこう云います。 >「食べ物」と「健康」の分野では、たいていの場合「金を持っている者が規則を作る」。この業界の経営は、「栄養と健康に関する情報」をコントロールすることで成り立っている。 >このシステム全体(政府、科学界、医学界、産業界、メディア)が、健康問題に関わりながら「利益」を、そして食物に関わりながら「テクノロジー」を、また「明瞭」を謳いながら「混乱」を促進している。・・・「科学界と産業界」「政府と科学界」「政府と産業界」といった区別は、ほぼ不可能である。

この著書で書かれていることは専らアメリカにおける話ですが、日本においても同様の構造があり得ると思います。

マクガバンリポートにおいて理想的とされた食事は玄米の和食なんです。

マクド

 にほんブログ村 子育てブログへ

●食品業界とつながった「栄養委員会」 ・アメリカの栄養委員会の最高峰「食品栄養委員会」(注:構成員は主に学者)は、肉・乳製品・卵といった業界と強いつながりがあり、肉食を否定するような学説は認めず、排除しようとする。リーダーのボブ・オルソンは朝のTV番組で「マクドナルドのハンバーガーは栄養的に申し分ない」とまで豪語している。

・著者が呼ばれた「公衆栄養情報委員会」という新組織も同様だった。会合の議題は、「野菜・果物の摂取の推奨、肉や高脂肪食品の抑制の提唱は、インチキ情報の流布と変わらない汚い手口」という見解を公表しよう、というもの。「動物性食品がガンの原因になる」という内容の『マクガバン報告』も「インチキ情報」として流布しようとした。 著者が異議を申し立てれば、委員長は激怒し、暴力的にすらなった。また、先輩は著者の研究活動への圧力も容赦なく行ってきた。 このように、権力を持った「栄養委員会」なる組織は、食品業界の単なる代弁者に過ぎない。

●「食生活とガンとの関係」の研究活動に対して、食品・製薬業界・医学界・政府から大きな圧力 ・著者が「肉・乳製品・卵の動物性食品がガンを招く」という趣旨の『食物・栄養とガン』を発表した際、利権を失う可能性のある敵がぞろぞろ出てきた。 まずは、酪農業の利益を守るロビー団体「農業科学技術審議会」。56人の専門家を使って、業界への悪影響を懸念する報告書を作成・公表、535人の国会議員の手に渡った。他にも、米国食肉協会、全米プロイラー協会、全国牛乳生産者連盟etc、10近くの団体も同様に非難した。 ・著者は「米国ガン研究協会」という非営利組織において研究活動をしていたが、これに対しても、政府・食品・医学・製薬業界から敵意に満ちた攻撃があった。 政府→郵政公社は、「米国ガン研究協会が、“価値のないジャンク情報”を広めるのに郵便を利用しているのは問題だ」として、研究情報の郵送を邪魔してきた。 特に、伝統ある医療機関で、「薬・放射線・手術」といったガン治療に力を注いでいた「米国ガン協会」は、激しい中傷の先鋒だった。彼らは、“(著者の属する)米国ガン研究協会はニセ医者たちのグループで、中には服役した人もいる”という根も葉もない噂をタレ流していた。 他にも、国立ガン研究所の広報部、ハーバード大学医学部etcも、「米国ガン研究協会」に非常に懐疑的で、完全に敵視している大学もあった。そこには確かに、「医学界」という目に見えない大きな組織が介在していることが明らかになってきた。 このように、利権・権力に都合の悪い研究に対しては、業界や政府から徹底的に圧力が掛けられる。

●「科学」は、「私的な利権」のための手段となる 著者は、「科学(者)」というものの現実に関して、以下のようにまとめている。

・科学者は、決して自由に研究を進めてはいない。なぜなら、業界にとって不適切な結論を広めようとすれば、組織ぐるみで粉砕され、科学者としてのキャリアは台無しになりうるからだ。また、科学者に与えられる数々の賞は、大手食品メーカー・製薬メーカーからの資金提供による、という面も大きい。大学にいる「科学のエキスパート」でさえ、実際の活動内容は、正しく行われるべき科学討論を圧力で押さえ込むことにあるのだ。 ・科学は、公共の利益以上に、金・権力・エゴといった「私的な利権」と関わるケースがあまりに多い。たとえ違法行為があったとしても、表に出てくるのはごく少数。これが、政界・科学界・産業界における日常的な出来事なのである。

VS

日本はまだ和食の伝統が多少のこっていますから、食事に関してはアメリカほど酷い状況にはありません。(つくづく民族の培った生活様式の大事さが認識されます。)が、科学が捻じ曲げられる状況というのは似たようなものだと思います。

最近、あらわになってきたのがアメリカ同様医学薬学業界であり、「医者にかかれば殺される」という認識が広がりつつあるとおもいます。厚生官僚、学識、医師、薬品メーカーがぐるになったマフィアです。科学が、薬や病院に頼らない治療方法を見つけると、全体で圧力をかけ潰しにかかります。故に、癌を抗がん剤に頼らない治療を実践するお医者さんは、細々と診療所で続けるしかありません。

食品においても、日本人の渇望が高い健康やダイエットを餌に、次々と食品効能が発表され商品が押し付けられます。

「誰かが儲かる」構造にある科学はほぼ信用しないこと、が自分を守る認識になっていくように思います。

投稿者 hoiku : 2014年08月13日 List   

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://web.kansya.jp.net/blog/2014/08/3442.html/trackback

コメントしてください