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2022年04月28日

子どものやる気アップは、大人と同じ。常に「どうする?」を考えること!

「どうしたらやる気を出してくれるのだろう。」「習い事をやらせるだけでいいのかしら。」「夢を持てと言っても現実的には・・・。」

子ども想う母親の気持ちは複雑。とにかく、子どもたちが活き活きと気持ちを高めて生きていけるようになってほしい。それだけでいい。とも思いますよね。

だから、何よりも子ども達が夢中になって、取り組みたい!と思える、その「欠乏」を高めることが大切です。そして、その「やりたい!」は、子どもの好きなこと、将来に繋がること、なんて深く考えなくても良いのです。子ども達は、まさに「今」を生きている。

今回の記事では、子どもの「やりたい」を引き出すための、ヒントを紹介したいと思います。

ある塾現場でのお話。

小学生を集めて、遊びの中でチーム力を育もうという企画が行われていた時のこと。

取り組んでいたのは、「新聞折りじゃんけん」。

チーム対抗で、じゃんけんに負けたチームは、新聞を半分に折って、その上に複数人が乗っていくゲーム。負ければ負けるほど、新聞は小さく折りたたまれるので、足の踏み場が無くなっていくといきます。

 

じゃんけんに負けたチームの中では、「おまえが負けたのが悪いんや!」など、仲間を責めてしまう子ども、「もういいから早く進めよう」としらけている子もいて、結束感がなく、意識もバラバラ状態。なんかつまらない。

その時、講師の先生から、「人を責めてる間は、相手チームには勝てへんで。ステップアップした新しい遊びも生み出せへんで。」と声をかけていました。

その一言で、生徒たちの空気がガラッと変わり、遊びに集中するように。

「いい感じ!○○君は、こういう体勢にして!」など、負けていても、前向きに「どうする?」を考えるようになりました。

その後、先生に声かけのポイントを聞くと、、、

「自分たちはチームを作っているんだ」と自覚させること。「チーム全体をいい方向にもっていくなら?」を、それぞれの子どもが考えて動けるようになること。と返ってきました。自分ひとりの好き勝手では通用しない、仲間からの期待。

押し付ける感じではなく、考えさせて行動させる。一方的に教えるのではなく、先生からの問いに子どもたちが答えていく中で、子供たちの気持ちが顕在化し、まとまっていく感じ^^

 

現代の子どもたちは、親や先生に、「あれしなさい、これしなさい」のオンパレードの中で生きています。もはや、与えられることが当たりまえの環境に、自らの「やりたい」に気づくことなく生きています。

子育ての場面では、好きなようにやらせることが正解でもなく、将来のために習い事をさせるのも正解ではないのかもしれません。もっと、「なりたい」、「やりたい」生起させるためには、仲間同士の期待。これを存分に感じ合う場や声かけを実践していってはいかがでしょうか。

この事例から学ぶことは、仲間の期待に対して、常に「どうする?」を考え抜くこと。それを楽しむこと。そして、子育ての場面で(母親ができること)は、そのきっかけを与えることです。それはつまり、子どもを解放してあげることなのかも知れません。

自分の気持ちに素直に、好きに向かうことが、新時代の天才を育てる

投稿者 oguma : 2022年04月28日 List   

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